THE BACK HORN Vo.山田将司が尾崎豊『十七歳の地図』を聴いていた中学時代を語る「自分が歌いたいと思ったのは尾崎さんの影響」
2018年に結成20周年を控え、10月18日にアルバム『BEST THE BACK HORN II』を発表したTHE BACK HORNのメンバーの山田将司さんと松田晋二さんが『WOWOWぷらすと』に登場しました。
番組内の自身のルーツとなった音楽アルバムを紹介するコーナーでは、THE YELLOW MONKEYの吉井和哉さんやMUSEのマシュー・ベラミーさんとの秘話をMCのピエール中野さんと大澤実音穂さんに明かしました。
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やみつきになるTHE YELLOW MONKEYの『SICKS』
大澤:
自身のルーツとなる9枚のアルバムを選んでもらい解説していただきます。
松田:
『BUST WASTE HIP』はバンドをやりたいと思うきっかけになった一枚です。
松田:
特に中学生の頃に聞いた歌詞のストレートさに、すごいなと思ったのですが、大人になってから聞くとその歌詞がものすごく深いんですよ。
スタッフ:
洗練されているよね。
松田:
NIRVANAの『NEVERMIND』を聞いて、サウンドでこんなにエネルギーを伝えられる曲があるんだとものすごい衝撃を受けました。テンポも速いわけでも遅いわけでもなく、隙間のあるロックです。
松田:
THE YELLOW MONKEYの『SICKS』というアルバムはヒリヒリしてるけどポップだし、ものすごくやみつきになって何度も聞きたくなりますね。
松田:
吉井さんがソロになられてから、フェスで一回だけ一緒になったことがあって、ものすごく自分を高めて「THE BACK HORNっていうバンドです」っていったら「ありがとう、知っているよ」っていわれた瞬間に腰が砕けました(笑)。
そのあとの打ち上げでもいらっしゃって、向こうから話しかけてくださって、そういう優しさがある人ですね。
メンバー全員が聴きまくったMUSEの『Showbiz』
松田:
THE BACK HORNを結成してから、洋楽はメンバー間で共通して聴く曲がなかったのですが、ちょうどその頃にMUSEがデビューをしたんです。
なんともいえない暗さと、様式美のマシュー・ベラミーの声が聞こえてきたときに「俺たち全員好きなのはこれかもしれない!」となった。
松田:
そして当時対バンしていたバンドが「俺たちすごいバンドを見つけた」と持ってきたのが、たまたまMUSEだった。俺の家でみんなでMUSEを聴きまくりましたね。
MUSEは同世代だし、スリーピースであれだけの壮大な楽曲を演奏できるのはACIDMANかMUSEしかいないと思って、メンバーでMUSEのコンサートとか見に行ったりしたんですよね。
そうしたら楽屋に入れてくれたんです。「ナイスライブ!」っていったら、マシューがケータリングについていたナイフを持ってきて「ナイスナイフ?」みたいな冗談をかましてきたんです。
松田:
それから「打ち上げに来ないか」といわれたのですが、実は俺らも次の日はライブがあったので「次の日ライブなので帰ります」って(笑)。
大澤:
めちゃめちゃ真面目(笑)。
松田:
今思えば「帰る!?」って思いますけれどね(笑)。次に紹介するテイラー・スウィフトは『Mine』という曲がすごく好きでした。
今はアメリカのポップアーティスト的な存在になっていますけれど、最初のカントリーシンガーの時代を見ると、実はこの『RED』がものすごくいいバランスで、両方が混ざっているんです。
松田:
進化途中のいい状態のテイラー・スウィフトが詰まっているんじゃないかと思います。それで実はテイラーは身長が180cmあるんです。
スタッフ:
コンプレックスなんだよね。
松田:
もうちょっと華奢に見えたほうがかわいいと思っているのか、ちょっと猫背になっているのがすごく親近感が湧きます。