藤井聡太四段の心に残る先輩棋士の言葉「藤井君の年齢で三段というのは、将棋界ではすごく早いけれど…」
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■藤井四段の心に残る森下九段の言葉
吉川:
さて、仲の良い棋士はどなたですか?
藤井:
仲の良い? どうですかね? もちろん師匠(杉本昌隆七段)を大切には思っているんですけど、仲の良いというのは違いますね。
永瀬拓矢七段とはVS【※】をやっていまして、VSが終わって僕が愛知に帰るときに、毎回お弁当を買って下さるんですけど、本当にすごく優しい先生だと思います。
※VS
一対一で行う練習将棋
吉川:
もしおありになれば、先輩の棋士から言われて一番印象に残っていらっしゃる言葉を教えてください。
藤井:
そうですね。森下先生(森下卓九段)にはすごく激励の言葉をいただいて、僕が三段のときだったと思うんですけども、森下先生が「藤井君の年齢で三段というのは、将棋界ではすごく早いけれど、中国韓国の囲碁界にはそのくらいのレベルはたくさんいる。もっと上を目指して、頑張って欲しい」と。
吉川:
わかりました。そのことが励みになって、やはりもっと頑張ろうと。
藤井:
そうですね。
吉川:
それでは藤井先生、新年のご挨拶をファンの方にお願いします。
藤井:
ニコニコ動画をご覧のみなさま、あけましておめでとうございます。今年はタイトルに向けて、少しでも強くなれるよう、一歩一歩、頑張っていきたいというふうに思っています。
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