どの写真アプリ使ってる? 【SNOW・BeautyPlus・Foodie】プロカメラマンがそれぞれの特徴とオススメの使い方を公開
本格的に撮影から加工までを実践してみよう
サトウキビ:
先生に撮り方のコツを教えていただこうと思います。
こいずみさくら:
簡単なテクニックを交えての撮り方を教えたいと思います。
サトウキビ:
ではまずユリコタイガーさんから。
こいずみさくら:
最初は携帯の標準のカメラ機能を使っていきたいと思います。ライトを自分の後ろにすると全体がふわっとなります。髪にも光のエッジが出てくるので、綺麗に見えますね。カメラ自体に光が入って、ふわっとなるので結構誤魔化せます。
上から撮ると顔がシュッと見えるのですが、そうすると後ろのライトが入らなくなるのでこのくらいがちょうどいい……。ちょっとあごを引くとバランスがよくなります。
サトウキビ:
続いて嶋村さんに撮っていただきましょう。
こいずみさくら:
プリクラと同じで顔全体にライトが当たると顔が白く見えます。こうすると目にキャッチライト【※】の光が入るので、いきいきとした感じになりますね。
※キャッチライト
人物の目に、もっとも強く光線を反射している部分が映っていること。
サトウキビ:
ほなちゃんも撮るの? 素材的にだめな人は資料いらないんじゃないの?
こいずみさくら:
フォトジェニックな素材になるので、ぜひやりましょう。最初の二つは光をベースにしたテクニックなのですが、今度は“ながら撮り”といって、何かをしながら撮ると、あざとさが出ないんです。
サトウキビ:
今回はほなちゃんには、恵方巻きを食べながら撮っていただきたいと思います。
こいずみさくら:
まずは、嶋村さんがSNOW使っていると仰っていたのでSNOWからいきましょう。さきほどの写真はちょっと暗いので、明るめにしましょう。いろいろなフィルターがありまして撮ったときのシチュエーションにもよるのですが、今回の写真だと裏に色味がないので、色味をつけてあげるフィルターをつけます。
コントラストが強いフィルターのほうが、より肌が白く見えます。あとは顔のバランスをバレない程度に加工するというのが、すごく効果的ですね。
嶋村:
あごがほっそりしました。
こいずみさくら:
基本的に上から撮ればあごは小さくなるのですが、アプリでバランスを整えてあげると全然印象が変わりますね。
サトウキビ:
続いていきましょう。
こいずみさくら:
続いてはFoodieで加工していきましょう。ユリコタイガーさんのお肌とか髪の色にもよるのですが、わりとコントラストが強いフィルターのほうがおしゃれっぽくなりますね。元々濃い顔系の人は色がはっきりしたメリハリをつけるフィルターのほうがよくて、日本人的なふんわりした感じだとオレンジ系が似合います。
ユリコタイガー:
クールに撮るときはオレンジ系のフィルターを使うことが多いです。かわいい系やイノセント系の写真のときはピンク系が多いですね。
こいずみさくら:
最後(ほなちゃんさん)はBeautyPlusでガッツリやりましょうか。
サトウキビ:
できますか(笑)?
こいずみさくら:
チャレンジ的なところになってくるのですが(笑)。ここから輪郭をキュッとやって、この場合は肌の割合が多いので、スマート美顔補正で全然いけます。
細かく直すよりも、筆の大きいもので大雑把にやってあげるのがいいですね。
ほなちゃん:
先生! あごが出てきました!
サトウキビ:
ちなみに男性とのツーショットの場合って、どこか気をつけるところとかってありますか。
こいずみさくら:
優しさの範囲なのですが、女性の顔が小さく見えるように女性が半歩くらい後ろに下がって撮るとか、そういう小技もありますね。