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『ストリートファイター』ベガの秘められた設定が面白かった件「嫌いなものは無能な部下」「サイコパワーは師匠から盗んだ」

 今回紹介するのは、hachi-manさんが投稿した『【格ゲーキャラ設定解説】THE HISTORY OF FIGHTERS Vol.14』という動画。再生数は7.2万回を超え、「ゲーム」カテゴリランキングで最高で5位を記録しました。

 音声読み上げソフトを使用して、同人ゲーム『東方Project』の霧雨魔理沙(きりさめ まりさ)博麗霊夢(はくれい れいむ)のふたりのキャラクターが、格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズに登場する「ベガ」について、画像を交えつつ解説を行います。


【【格ゲーキャラ設定解説】THE HISTORY OF FIGHTERS Vol.14】


初出作品は『ストリートファイターII』

霊夢:
 ベガの初出作品は『ストリートファイターII』。前作ラスボスのサガットを倒した先で姿を現す“闇の格闘王”として登場します。

霊夢:
 悪の秘密組織「シャドルー」の総帥。

魔理沙:
 『II』の舞台はシャドルー主催の「世界格闘大会」なんですよね。

魔理沙:
 そもそも「シャドルー」とはどんな組織なんだっけ?

霊夢:
 兵器の密売や麻薬の取引など、様々な不正行為で利益を貪る、一国に匹敵する力を持った大規模犯罪シンジケート。それが「シャドルー」です。

霊夢:
 そして、シャドルーは本格的な世界征服に乗り出すための尖兵となる格闘家の確保、および敵対者の抹殺のため、世界格闘大会を開催します。

ベガの元ネタと「サイコパワー」

霊夢:
 ベガ個人の設定としては、「サイコパワー」と呼ばれる一種の超能力を駆使して闘います。

霊夢:
 ですが、当初はそんなに重要でもなく、“青い炎を出せる”程度の話で。元ネタが超能力者であった名残でそうなった、という感じが…。

魔理沙:
 やっぱり元ネタがあるんですね。

霊夢:
 荒俣宏の初の長編小説『帝都物語』が元ネタです。日本文学史上、初めて陰陽道や風水を能力バトルに採り入れたこの小説は、SFやファンタジー好きな、いわゆる「オタク層」からの絶大な支持を集めます。

霊夢:
 1988年にはこれが実写映画化。ベガの大元である、謎の魔人「加藤保憲」が登場し、

霊夢:
 その加藤保憲をモチーフに、ビジネスジャンプ『力王 RIKI-OH』で登場する、人類滅亡をもくろむ悪の組織の拠点であった収容所を統括する「鷲崎」というキャラクターが、ベガの元ネタとされています。

霊夢:
 並べるとこうなります。

魔理沙:
 荒俣先生、これってトリビアになりませんか?


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