『ガルパン』学園艦の大きさを考察してみた 浸水面積は東京ドーム641個分、排水量は米空母の12000倍…巨大艦船の全貌が明らかに
浸水面積、空気抵抗以外の全抵抗を計算してみよう
ケンチン:
まずはひとつずつ潰していきましょう。まずは浸水面積を求めます。浸水面積とは全体と水が接している総面積のことです。今回は浸水面積をオルゼンの式とノルマンドの式で求め、足して割った平均を使用します。
ケンチン:
計算結果、浸水面積834万3280平方メートル。東京ドーム641個分。
あまりにも巨大な学園艦の詳細が徐々に明らかになってきました。「もう島を動かしてるレベルだよなぁ~」「しかも大洗は学園艦としては小さいほうという」というコメントが寄せられました。
巡航に1231万3703馬力、スクリューへの伝達馬力は1754万887馬力必要
ケンチン:
次に推進効率を求めるのですが、その前に学園艦が何軸船なのかを知る必要があります。これはOVA第3話に登場する学園艦の模型です。よく見ると4軸船なのがわかります。
ケンチン:
多軸線の実験研究報告から、4軸船の伴流係数を0.1と仮定し、1-伴流係数を0.9とします。さらに水産海洋研究会の報告より、1-スラスト減少係数を0.95とします。次にプロペラ単独効率とプロペラ効率比ですが、これは推進性能に関する実験的研究の報告から、それぞれ0.7と0.95と仮定します。これで推進効率が約70.2%とわかりました。やっと全ての値が揃いました。早速有効馬力を求めます。有効馬力の計算結果、1231万3703馬力。
ケンチン:
さらにこれを推進効率で割って伝達馬力を求めます。結果、1754万877馬力。ソビエトの航空母艦ヴァリャーグの220倍。もうこれ、船じゃなくてもいいんじゃない? こんなトンデモ馬力艦が停まるなんて、公式絶対適当だろ!
ケンチン:
しかし驚くなかれ、この学園艦はまだ小さいほう。聖グロリアーナ女学院はもっと大きい学園艦を持っているということになる。
アニメとはいえ、大きすぎるサイズに「なんということでしょうwwww」「ここで海岸の縮尺がおかしいだろ」と視聴者も困惑の様子。
以上をもって検証は終了となり、投稿者のケンチンさんによると、「今回算出した値はざっくりとした値なので、かなり誤差があると思います。正確な数字を求めるためには、それこそ学園艦の模型を作り、水槽実験するしかありません」とのこと。検証結果に「ようやったw」「とりあえず……2次元関係につっこんだら負けって改めてわかたwww」というコメントが寄せられました。
解説をノーカットで聞きたい方はぜひ動画を視聴してみてください。