『機動戦士ガンダム』ジオン軍の型式番号の法則を解読 MSM-02ジオングetc…番号からわかるモビルスーツの機体仕様
今回紹介するのは、シラヌイさんが投稿した『[ゆっくり解説]ゆっくり霊夢と学ぶガンダムMS開発史講座 外伝part2』という動画。ニコニコ動画講座カテゴリで過去最高3位を記録しました。
音声読み上げソフトを使用して、同人ゲーム『東方Project』の博麗霊夢(はくれい れいむ)と霧雨魔理沙(きりさめ まりさ)のふたりのキャラクターが、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場するジオン公国軍のモビルスーツなどの型式番号について解説を行いました。
■ジオン公国軍の型式番号はすごくシンプル
霊夢:
RX-78-02【※】とかの型式番号?※ガンダムの型式番号。
魔理沙:
型式番号は、アルファベット、数字、記号を組み合わせて表記され、ザクⅡF型の「MS-06F」ならMSの部分がモビルスーツを意味し、06の部分が6番目の機体と意味し、Fの部分が汎用機であるF型と意味しているんだぜ。霊夢:
つまりザクⅡF型は、6番目に開発されたMSでF型仕様の機体って事だね。
「Fの部分が汎用機であるF型と意味している」という解説に、「F型って汎用型の統一コードなのか、初めて知った」「普通のFかな」といったコメントが付きました。
型式番号から機体の仕様を識別してみよう
魔理沙:
ジオン公国軍では、ZEONIC社のZI-XA3に与えられたMS-01が初めての型式番号なんだ。そして、MA(モビルアーマー)が開発されると、MSと同様の方式の型式番号がMAにも与えられるんだ。ジオン公国軍では、兵器種別を表すアルファベット、開発番号の数字2桁、タイプを表すアルファベットや数字から付けられている。霊夢:
すごくシンプルだね。魔理沙:
だが、機動兵器の基本型から仕様まで判別できるんだぜ。
魔理沙:
存在しない型式番号なんだが、初めのYは試作機を表している。次のMSは、モビルスーツという事を表しているんだぜ。次の00は何番目に開発された機体であるかという開発番号を表している。最後のAは仕様やバリエーションを表しているんだぜ。
魔理沙:
次は、水陸両用・ニュータイプ用MSを見ていこう。霊夢:
その2つは、通常のMSと別の型式番号が与えられたんだね。
魔理沙:
初めのMSがモビルスーツという事を表しているんだぜ。次のMが水陸両用という事を表しているんだぜ。このMがZになるとニュータイプ専用という意味になるんだぜ。00が開発番号、Aは仕様・バリエーションを表すんだぜ。
霊夢:
これはMAの型式番号?魔理沙:
MAであることを示すMAの表示を除けば、MSと同じ法則で型式番号がつけられたんだぜ。霊夢:
ということは、初めのMAがモビルアーマーという意味で、次のMがMSと一緒なら水中用MAで、Zになるとニュータイプ用MAでいいんだよね?魔理沙:
半分正解で半分間違い。霊夢:
え?魔理沙:
Mが水中用というのはあっているんだが、ニュータイプ用はNなんだぜ。霊夢:
そうなんだ。最後の00は開発番号だよね。
■4つの特殊な型式番号
魔理沙:
主な型式番号はこんだけなんだが、特殊な型式番号があるんだぜ。霊夢:
特殊な型式番号?魔理沙:
例えば、1つが型式番号を変更された例。機動兵器の中には、型式番号が変更された例があるんだぜ。例えばゲルググの場合、開発中にMS-11だったがMS-14に変更された。他にもMS-16XからMSM-02に変更されたジオングやMS-06MからMSM-01に変更された水中用ザクなどがある。
魔理沙:
2つ目が同じ型式番号を持つ例。2つの機動兵器が、同じ型式番号を持つ例があるんだぜ。ジオングとパーフェクト・ジオングがMSM-02と同じ……。
魔理沙:
他にもザク・デザートタイプと……。
魔理沙:
戦後改修機であるディザートザクがMS-06Dと同じ型式番号なんだ。3つ目モビルポッドの型式番号。オッゴはMSともMAとも異なる簡易機動兵器でボールに近くて……。
魔理沙:
新たにモビルポッドという兵器種別とMPと2桁の数字を組み合わせた型式番号が与えられたんだぜ。最後は、モビルタンクの型式番号。MAの実用化以前から開発されていた機動兵器で、独自の型式番号を与えられたんだぜ。型式番号は、兵器種別を表すMTと2桁の開発番号を組み合わせたものなんだぜ。ジオン公国軍の型式番号はこれで終わるんだぜ。
霊夢:
知っているようで案外知らなかったよ。魔理沙:
でも、知っている人には退屈だったかもな。
知っているようで知らなかったジオン公国軍の型式番号の解説に、「でも確認できると助かる」「丁寧な作り、誇っても良いのよ?」「丁寧な動画作成おつ」といった感想のコメントが寄せられました。
二人の解説をノーカットで聞きたい方はぜひ動画を視聴してみてください。
『[ゆっくり解説]ゆっくり霊夢と学ぶガンダムMS開発史講座 外伝part2』
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