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上田慎一郎監督は「わかりやすく言うと、痛い人」

上田慎一郎監督。
(画像は上田慎一郎監督のTwitterより)

吉田:
 上田監督が持ってるなと思ったのが、これの報道がされた日の、その直後の初取材が僕だったんですよね。その後が『5時に夢中!』の生放送っていうね。事前に言われたのが、「ちょっとその件はまだちょっとゴタゴタしているので触れないでくれ」と言われて。

 「全然僕は糾弾しに来たんじゃないですから」って言って。触れはしますよっていう、糾弾はしないけれどっていう。「いや~、持ってますね~」から入って(笑)。「こんなタイミングでなかなかないですよ、これ」って言って。

能町:
 すごい長い付き合いですもんね、実際。

吉田:
 付き合ってはいないですけれどね。はじめて会っただけで、12年前にmixi上で接点があっただけです。

久田:
 サンクチュアリ出版の高橋歩っていう。

吉田:
 僕が苦手な人に影響を受けて。

久田:
 僕も苦手ですけれどね(笑)。

吉田:
 わかりやすく言うと、痛い人なんですよ。高橋歩に影響を受けた後が、ホリエモンに影響を受けたりとか、勝間和代に影響を受けたりとか。

能町:
 影響を与えたくなっている人に全員(笑)。

吉田:
 そうそう(笑)。

能町:
 与えたい系の影響を全部受けて(笑)。

久田:
 そうですよね、勝間和代なんか絶対に与えたいだろうと(笑)。高橋さんという人も、世界放浪して、なんか出版社作ろうぜみたいな感じで。

吉田:
 本当に苦手でしたね。

久田:
 僕も。

能町:
 なんでヴィレッジヴァンガードにあんなに売っているんですかね。

吉田:
 表紙がおしゃれだからですよ。

能町:
 (コメントを見て)「はあちゅうには影響受けてないのかな?」って(笑)。確かに影響与えたい系の人ですよね。

吉田:
 よくできているのが、舞台の人が影響を受けがちなタイプみたいで、幻冬舎の箕輪さんだっけ。

能町:
 箕輪厚介さん。

吉田:
 あの人も今、なんだっけ。

能町:
 ゼミに入っていて。

吉田:
 ゼミに入っていて、本当にTwitterが幻冬舎の箕輪さんと、キングコング西野さんと、ダイノジ大谷さんのリツイートしかない。

能町:
 みんな影響を与えたい系の人(笑)。

吉田:
 とにかく熱がある人で、世界にうって出るんだ! みたいな。

“だめさ”を受け入れて結婚した妻の存在

吉田: 
 上田監督は昔、痛い人だったのは、本人にこの前インタビューしたら、結婚したことで嫁がかなりストップしてくれるって。

能町:
 それ、すごい思います。

吉田:
 ここ3、4年くらい結婚後はベースは残っているんだけれど、痛いことをしなくなっているんですよ。

能町:
 ちょっと冷静なコメントとかしていましたよね。

吉田:
 それに比べると、劇団のほうの人は現在進行系で痛い感じの人なんだろうなっていう。

能町:
 私もこの間、本当に仕事に飽きた時に上田監督の似顔絵とか描いていたんですけれど。

能町氏が描いた上田監督のイラスト。
(画像は能町みね子氏のTwitterより)

吉田:
 すごい似てるって本人がリツイートしてた。

能町:
 ありがとうございます。本人もツイートしていましたか。

 私、そのリツイートか何かをしてくれた奥さんのほうを見つけたんですけれど、奥さんがすごい上田監督のイメージとはちょっと違う、おしゃれな感じの映像をやっている、アイコンとかも自分で描いたイラストっぽいやつで、すごいおしゃれそうなしっとりとした感じの文章を書く人で、「この人と結婚したんだったらちょうどいい具合になりそうだな」とは思ったんですよ。

吉田:
 この前、上田監督のインタビューをした時に言っていたのは、上田監督は今だったら確実にYouTuberになっていたような痛い人で、今もブログの消し方がわからないから残っているブログって、本当にやばいものが山ほど残っていて。

 有名になって、Wikipediaとかにも書いてある。中学生の時かな。琵琶湖を手作りのいかだで渡ろうとして、乗り気じゃない仲間まで巻き込んで、仲間がビビってやめようとしているのも「てめえ、やめんじゃねえぞ!」って言って、案の定遭難して。レスキュー隊を呼んで新聞にまで載ったんだけれど、本人は一切反省しないで、新聞に載った! って喜んで。

 お父さんもノリノリで、痛痛のブログで丸々上げていてちょっと問題になっていたりしていたブログがまだ残っているんですけれど、いい話が、嫁が結婚を決意したきっかけというのがこの琵琶湖のブログを読んで、この人いいと思ったっていう。上田監督のだめさを受け入れている人なんですよ。

能町:
 そこまで広い包容力のある奥さんなんですね。

吉田:
 それがありながら、やばいところを抑えているという。

能町:
 奥さんが私の描いた似顔絵を見て、昔私がブログを書いていたくらいの……私がブログを書いていたのが12年くらい前なんですけれど、そのくらいに見ていた能町さんにこんな主人の似顔絵を描いてもらえるなんてって書いているから、私のブログをそんな昔に見ていた人って……。

吉田:
 『オカマだけどOLやってます。』

能町:
 そう、その時代に見ていた人っていうのは、ちょっと上田監督とはイメージがまた別の人だから、バランスがいいんだなって思いましたね。

吉田:
 僕が12年前の話をした時も嫁がすぐにツイートしていて、未だに主人はそんな感じなんですか? みたいな(笑)。私が抑えています、みたいな。

久田:
 まだ若いですもんね。35もいっていないですよね。

吉田:
 34とかかな。12年前が22とかだったので、痛いのはわかるんですよ。

久田:
 しょうがないですよね。

吉田:
 (コメントを見ながら)「久田さんは違う映画を観たんじゃないの?」って。久田さんは事件がありましたからね。

能町:
 そんなことがあったんですか。

久田:
 あったんですよ。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観に行こうと思って、観に行ったわけですけれど。TOHOシネマズなんですけれど、3Dになっているんですよ。僕、『マッドマックス』は1と2が好きなんですけれど、『マッドマックス』じゃなくて機械っぽいなと思って。どんどん観ているうちに、アーノルド・シュワルツェネッガーが出てきたんですよ。

一同:
 (笑)

久田:
 これ、『ターミネーター』じゃん! と思って(笑)。めちゃめちゃバシバシ撃っていて。

吉田:
 昭和ならまだわかるじゃないですか。今って相当間違いにくいシステムで、できないと思うんですよ。

久田:
 そろそろオーストラリア的な感じになるのかなって、全然(笑)。間違えた! と思って。

能町:
 何分くらい観ていたんですか。

久田:
 5分くらい……アーノルド・シュワルツェネッガーが出るまでの何分間ですよ(笑)。そこで、あれ? って。間違えましたね。

吉田:
 本当に昭和ならわかるんですよ、映画館の中にどこに入ってもいいようなシステムだった時代だったり。今は間違えようがないじゃないですか。

能町:
 チケットに書いてあるじゃないですか。

吉田:
 書いてあるし、チェックも厳しいし。

久田:
 いや……でも本当にガチで『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観ようと思って、『ターミネーター』をちょっと観ちゃった。

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