『ゲゲゲの鬼太郎』歴代“目玉のおやじ”の違い 作品ごとに微妙に異なった性格と見た目を詳細に解説
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する、鬼太郎の正真正銘の父親である目玉親父。
手のひらに収まってしまうサイズで、目玉に手足が生えている、という珍妙な姿が特徴の周囲から慕われるキャラクターです。アニメ、パチンコ、映画に登場した10人の目玉親父がそれぞれ見た目や性格などが違うのはご存知でしょうか。
今回紹介する471さんが投稿した『何気無く、目玉親父を解説してみました。』という動画では、音声読み上げソフトを使用して、アイルー雪風とアイルー武蔵のふたりのキャラクターがアニメの墓場、1期~6期、パチンコ2作品、映画妖怪ウォッチ(2017)に登場した10人の目玉親父について紹介・解説を行います。
■『墓場鬼太郎』に登場した目玉親父は、自殺未遂をしたことがある!?
雪風:
確か『墓場鬼太郎』に登場した目玉親父は、最初は目玉の姿ではなかったんですよね。
武蔵:
雪風の言うとおり、墓場の目玉親父は1話ではミイラ男のような姿で登場したんだ。鬼太郎が誕生する前は「溶ける病(不治の病)」を患っていたそうだ。病気を治すために危険を承知で夫婦で人間界にやってきたが、結局病気は完治せず夫婦共々死んでしまうが、鬼太郎誕生後、自身の遺体の左目に魂を宿し復活したんだ。
武蔵:
「目玉親父(墓場)」。鬼太郎の父親で、眼球に体が付いたような姿をしており、前述でも言ったが鬼太郎を案じて自らの遺体の眼球に魂を宿らせ生き返り、上記の姿となったんだ。
雪風:
鬼太郎同様原作初期の超アナーキーな性格で、「ゲゲゲ」と比べ口調が超乱雑な面があるんですよね。
武蔵:
生命力も強く、潰れても平気で、他人の体内に入ってその人を操ることも出来るようで、更に鬼太郎がピンチに陥ると自ら奮闘することもあるそうだ。ついでに鬼太郎を物凄い剣幕で怒ったり、ねずみ男に口汚く啖呵を切ったりしたこともあるんだ。
雪風:
5話(アニメ墓場)では恋に現を抜かして大切なちゃんちゃんこを偽物にすり替えられ、幽霊族としての自覚に欠ける鬼太郎の不甲斐なさを嘆いて、自殺未遂をしたことがあるんですよね。
武蔵:
ちゃんちゃんこは幽霊族の誇りの象徴でもあり、家宝でもあるからな。
■目玉親父のスペック
武蔵:
ゲゲゲに登場する目玉親父は、鬼太郎が誕生する前は世界中を放浪してたため、世界中の妖怪の事は何でも知っており、妖怪の性質にも詳しいことから戦いの時は司令塔の役割を担ってるそうだ。身長は9.9㎝で、体重は33.25gと体はとても小さいが、重要な戦力でもあるんだ。
鬼太郎同様生命力が高く、踏みつぶされたり大火傷をしても、暫くすれば元に戻るそうで、しかも飲まず食わずで10年も活動が出来るそうだ。趣味は「茶碗風呂」で、茶碗を浴槽にしてゆったり浸かるのが日課で、湯の質と温度には強い拘りをもっているそうだ。
雪風:
茶碗以外に風呂のバリエーションが増えて、ワンカップ風呂、湯のみ風呂、紅茶風呂、コーヒー風呂、砂風呂、酒風呂、泡風呂、皿風呂、鍋風呂、カキ氷風呂……苺パックを使った炭酸水プール等があるんですよね。更に人の家にお邪魔した時に飲み物として出されたお茶に浸かることもあるそうで、入る理由は涙を隠す為だそうですね。
武蔵:
そして、目玉にはまぶたがあるようで、寝るときなどは目の瞳孔部分がまぶたのように動くそうだ。口はあるそうだが非常に小さく、唇を突き出したような形で眼球の前下方にあり、出したり引っ込めたりできるそうだが、原作やアニメでは曖昧にされてるそうだ。
雪風:
歯はないようですが、好物は桜桃と梅で、朝食には朝露を飲むそうですね。
■1期と2期の目玉親父は、親馬鹿
武蔵:
歴代の目玉親父9人をそれぞれ簡単に紹介・解説していくぞ。まずは同一人物の1期と2期の目玉親父だが、1期・2期の目玉親父は親心が強く、鬼太郎を頻繁に褒めるそうで、子煩悩を通り越す程、超親馬鹿だ。
2期からはレギュラーとなった猫娘の世話になる場面が増えて、鬼太郎のピンチを猫娘と二人で救う等の活躍が多くなり、更に仲間妖怪達の精神的支柱の役割を担うようになったそうだ。
雪風:
ついでに2期の目玉親父は若い頃はレンジャー部隊に憧れていたそうですね。
■3期の目玉親父だけ、鬼太郎と人間の交際を応援していた
武蔵:
次は3期の目玉親父。瞳孔が大きく目玉の比率も大きくなり、コミカルな印象が増し、胴体はややスマートになり、親馬鹿な面が少なくなった。
雪風:
調子に乗る鬼太郎を戒める事が多くなり、煙草を吸ったりもしてたそうですね。他にも将棋や百人一首に興じたり、更に宇宙にも興味があったようで、天体望遠鏡で月を観察してた事もあるそうですね。
武蔵:
ついでに3期の目玉親父は、鬼太郎と人間のヒロイン「天童夢子」の交際を応援してた。
雪風:
余談ですが、他のアニメシリーズの目玉親父は、鬼太郎と人間の少女との交際は反対してたそうですね。
■表情が豊かになった4期の目玉親父
武蔵:
お次は4期の目玉親父。見た目はシンプルになり、表情は豊かになり、転ぶ・逃げる・焦るといった行動はアクティブになり、コミカルな部分が増えた。
雪風:
過去作以上に親馬鹿な面が増し、鬼太郎が食べられたりすると、愕然として涙を流すことが多くなり、しかも歴代のシリーズの中では最も鬼太郎との親子の絆が強いんですよね。
武蔵:
月見などの風流が好きなようで、新聞を読んだり、前述でも言ったが、人の家で出されたお茶に浸かったりしたそうで、更に結膜炎にかかったことがあるそうだ。
雪風:
他にも4期の目玉親父は、温泉に入ると必ず水泳をするようで、更に夜の遊園地でジェットコースターに乗ったこともある。
■5期の目玉親父は、悪い予感がすると肌の張りが悪くなる!?
武蔵:
続いて5期の目玉親父。非常に俗っぽく「親父」らしい面が多く、超アクティブで駄洒落が大好きで、流行に割と敏感で、ミーハーな一面がある。
雪風:
大天狗とは飲み友達で、鬼太郎にプレゼントを買うためにこっそりアルバイトをしたり、レジャーを楽しんだり、消防士のドラマにハマったりしたことがあるそうですね。
武蔵:
他にも妖怪大運動会の前日にはコーチ役に就任したり、沖縄ではサーフィンに興じたり、さらには「ちょい悪親父」になった事もあるそうだぞ。ちなみに5期の目玉親父は、悪い予感がするときは肌の張りが悪くなるそうだ。
雪風:
そういえば、2話(TV5期)では目玉親父は、猫娘を鬼太郎の嫁にするみたいな発言をしてましたね。
武蔵:
一応、猫娘を鬼太郎の嫁にする事自体は無理強いするつもりはないらしいが、どこまで真剣なのかは疑わしいんだよな。
■パチンコや映画の目玉親父は、アニメ5期に近い見た目と性格
武蔵:
次は、パチンコ版(2作品)の『ゲゲゲの鬼太郎』に登場した目玉親父について軽く紹介・解説するぞ。まずは「地獄からの使者」に登場した目玉親父だが、見た目と性格は5期と略同じだそうだ。
雪風:
演出では茸を食べて痺れたり、妖怪王に捕まり人質になったりしてましたね。
武蔵:
余談だが、「地獄からの使者」に登場する鬼太郎は、一人称で自分の事は「俺」と呼んでるそうだ。
武蔵:
お次は「ブラック鬼太郎の野望」に登場した目玉親父だが、こっちの目玉親父も5期とそんなに変わりはないが、ややぽっちゃりしたような体型をしているんだ。
雪風:
演出ではゲゲゲハウスで茶碗風呂に浸かってましたが、この時鬼太郎は寝てましたね。
武蔵:
「ブラック鬼太郎の野望」に登場する目玉親父は、結構行動力のある父親って感じだったな。
武蔵:
次は映画『妖怪ウォッチ(2017)』に登場した目玉親父についてざっくり解説するぞ。これがその目玉親父で、『妖怪ウォッチ』の世界では「ポカポカ族」に属しているらしいぞ。
雪風:
見た目は何か、歴代で一番シンプルな目玉親父って感じですね。
武蔵:
一応、『妖怪ウォッチ』の世界でも、目玉親父は妖怪に詳しく、茶碗風呂に入るのが日課だそうだぞ。
雪風:
この目玉親父からは、何か新鮮な雰囲気(?)みたいなものを感じるんですが、気のせいでしょうか?
■スマホに興味を示す、好奇心旺盛なアニメ6期の目玉親父
武蔵:
ラストは6期目の目玉親父。デザインと設定等は過去作と変わりはないそうで、鬼太郎の身を案じたり、涙を流す等の親馬鹿な所は変わってないそうだ。
雪風:
ドライで閉鎖的な性格の鬼太郎とは対照的で、好奇心旺盛でスマホに興味を示す等、人間世界に興味をもってるんですよね。
武蔵:
2話(TV6期)では窮地を救ってくれた人間のヒロイン「犬山まな」に対し、素っ気ない態度の鬼太郎を叱ってきちんと礼を言わせる等、躾に厳しい面があったな。
雪風:
声優が野沢雅子さんというだけであって、6期の目玉親父は全体的に見て、全く新しい目玉親父って感じがしますね。
武蔵:
野沢雅子さんは「鬼太郎が父親になったつもりで演じる」と言ってたそうだぞ。
雪風:
まだストーリーは少ないけど、6期の目玉親父は5期の目玉親父が持ってた「七つの最強伝説」みたいな技とか持ってるのかな?
武蔵:
たぶん持ってるとは思うけど、今後のストーリーでそのうち披露されるんじゃないかな?
武蔵:
歴代10人の目玉親父を簡単に解説したが、どうだった?
雪風:
目玉親父と鬼太郎の親子の絆の素晴らしさみたいなのがわかって、とても面白かったです!
歴代10人、それぞれに特徴がありました。視聴者からは、「こうして見ると全然違うな」「なるほどなぁ・・・・」といったコメントが寄せられました。
歴代10人の目玉親父の解説をノーカットで楽しみたい方はぜひ動画を視聴してみてださい。
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