新作発売までに知っておきたい『キングダムハーツ』解説&考察 「キーブレード戦争はなぜ起きた?」「”χブレード”と”キーブレード”の違いは?」
今回ご紹介するのは、BLEACHISTさんが投稿した『KHシリーズのメインストーリーをある程度解説【キーブレード戦争編】』という動画です。
2019年1月25日に待望の続編『キングダムハーツ3』が発売となる『キングダムハーツ』シリーズ。
本記事では、そんな新作が待たれるシリーズに登場する武器「キーブレード」の正体や、それを発端として起こった「キーブレード戦争」について、BLEACHISTさんが解説・考察をした動画をご紹介します。
キングダムハーツを呼び出す「χブレード」の存在
『キングダムハーツ』シリーズは様々なタイトルが展開され、それぞれのストーリーがつながっていますが、この動画では「キーブレード戦争」と言われている話の解説が行われております。
ゆっくり:
かつて世界を隔てる壁はなく、世界中に光があふれていました。この光は、目に見えない“キングダムハーツ”の恩恵だと信じられていました。そして、それと対の存在である「χ(キー)ブレード」がありました。
この“キングダムハーツ”とは、「全ての心が集約されたキングダムハーツ」と言われています。いわゆる真、あるいは本物のキングダムハーツということです。
なら、キングダムハーツとは何なのかという話になりますが、これはまだ作中では明確には語られておらず、詳細は不明です。作中では「世界の中心」「大いなる心」「王国の心」とも呼ばれる「心の集合体」、またあるキャラは「世界の心がつながり、全ての心が帰る場所」と推測しています。
キングダムハーツと対を成す存在であるχブレードは、キングダムハーツを呼び出す事、開ける事ができます。これは恐らく世界に1本しかありません。そしてこの時、χブレードはキングダムハーツを守っていました。
また、このχブレードは目に見えないキングダムハーツとは違い、「目に見える存在だった」と考えられます。なぜなら後に人々は、このχブレードを元に「キーブレード」というコピーを造るからです。また、キングダムハーツを呼び出す機能があるので、目に見えなければ扱うことは非常に困難であると思われます。
では、いったい誰がχブレードを使って、キングダムハーツを守っていたのかのでしょうか。推測ですが、恐らくχブレードは誰にも使われることはなく、自律していたと思われます。
なぜなら、『キングダムハーツ2』で、ソラが“ファイナルフォーム”になった時、(ソラの意思が関係するものの)キーブレードは自律して攻撃するからです。
そして、やがて人々はキングダムハーツが欲しくなりました。しかし、キングダムハーツは目に見えず、どこにあるかもわからないため「呼び出し機能のあるχブレードを手に入れればいいんだ」となり、χブレードを巡る争いが起きます。
これが、後に語り継がれる「キーブレード戦争」です。
なぜ「χブレード」ではなく「キーブレード」戦争なのか
では、なぜ「χブレード戦争」ではなく「キーブレード戦争」なのでしょうか。前述したように、人々の手によって、χブレードを元にキーブレードが造られます。製造方法は不明です。3Dプリンターで造ったのかもしれません。
χブレードとキーブレード、この2つは別物です。キーブレードはただのコピーであり、コピーというのは得てしてオリジナルの性能は発揮できません。
しかし、人々はこれを「武器」として戦うのです。
「人々はキングダムハーツが欲しくなった」と説明しましたが、厳密には「隔たりのない世界同士で、奪い合いが始まった」と、あるキャラは語っています。例えるなら「誰のものでもない土地を巡って、国同士が戦争をした」という感じでしょうか。
しかし、χブレードは名の通り「剣」なので、1人が手にできる程度の大きさのものです。1つの“国”が手に入れれば、今度は“個人”がそれを欲しがってもおかしくありません。
さらに、この戦いには、「光を守ろうとする者、闇に加担する者、光と闇を調和させようとする者、単なる私欲によって力を得ようとする者、様々な思惑を持った人たちが参加した」と語られています。
やがて人々の心の中に闇が生まれ、争いに参加していなかった世界も巻き込み、全ての世界が闇に覆われてしまいました。多くのキーブレード使いが命を落とし、ただでさえ目に見えないキングダムハーツは闇に飲まれ、その恩恵によって光であふれていた世界は闇に覆われ、キングダムハーツを守護するχブレードはバラバラに砕け散りました。