これまでのあらすじが5分くらいでわかる! TVアニメ『とある魔術の禁書目録Ⅲ』1クール目まとめ
『とあるⅡ』の放映よりおよそ7年の空白期間を経て、2018年秋より放映中のTVアニメ『とある魔術の禁書目録Ⅲ』。
この記事では、「おもしろそうだけど途中から見ようとしても話がわからんのだが???」という方に向けて、これまでのストーリーをまとめて紹介。
本作は現在放映中の『とあるⅢ』までに48話ものTV放映がされている息の長い作品のため、まずは『とあるⅢ』までの話はざっくり駆け足で紹介、その後に1クール目のあらすじを振り返っていく。
★5行でわかる『とあるⅢ』1クール目まとめ
・フランスでさく裂!上条パンチ!
・血みどろの暗部抗争勃発!
・一方通行大暴れ!さよなら垣根くん!
・強すぎ!後方のアックア!
・イギリスで大規模テロが発生!戦争秒読み!?
これまでの上条さん
まずは本作の主人公・上条さんこと上条当麻のこれまでの軌跡をざっくりと紹介していく。
科学が異常発達する街、学園都市で暮らす高校生の上条当麻は、少年少女の脳を『開発』することで超能力の行使すら可能にしたこの街において、彼は能力を持たない無能力者(レベル0)と判定されていた。
しかし、彼の右手にはすべての異能力を打ち消す謎の力である『幻想殺し』(イマジンブレイカー)が宿っていた。幻想殺しはあくまで異能力に対するジョーカー的な機能であり、学園都市の能力基準では測れない代物だったのだ。
そんな上条さんのもとに、ある日突然修道服のシスター・禁書目録(インデックス)が現れることから本作はスタートする。
インデックスを狙う宗教組織(イギリス清教)の追手から彼女を守ったことを皮切りに、科学の街に生きる上条さんは魔術の世界に巻き込まれていく。
ちなみに、インデックスを巡るイギリス清教との一件をひとまず解決した上条さんだったが、その際に強烈な魔術を受けたせいでそれまでの記憶が消し飛んでしまっている。
記憶を失った後も困っている人を放っておけない性分から、能力者、魔術師どちらの問題にも次々と巻き込まれていく上条さん。しかし彼はそのすべてを持ち前の話術(説教)と右手のパンチだけで潜り抜け、その漢気あふれる背中に所属を問わず多くの人物が魅せられていく。
しかし、科学サイド、魔術サイド双方に上条ファンボーイたちが発生してしまったことで、彼の意思とは関係なく『上条勢力』は危険視されるようになる。
十字教最大派閥のローマ正教にとってもそれは同様で、ローマ正教の頂点に君臨する4名からなる組織・『神の右席』の前方のヴェントも上条さんを抹殺せんと学園都市に単身乗り込んでくるが、紆余曲折の末いつものパンチですっきりKO!
そんなこんなで世界最大派閥の宗教組織となんだか気まずいかんじになったところから『とあるⅢ』のストーリーは始まる。
フランスでさく裂!上条パンチ!
★ストーリーの流れ
フランスで五和と再会
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左方のテッラと戦闘
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上条パンチがさく裂!
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テッラ逃れるもアックアからのお仕置きで死
殴り飛ばして気絶させたヴェントを神の右席・後方のアックアが回収し、立ち去ってから数日後(現実時間では7年以上経っているが)、行き過ぎた科学力を持つ学園都市へのパッシングは日に日に強まり、世界情勢の雲行きが怪しくなっていくなか、上条さんは学園都市の最高機関・統括理事会のひとりである親船最中の要請によって急遽フランスへ飛ぶことになる。
フランス・アビニョンに到着直後、かつて共闘した魔術集団『天草式』の五和(いつわ)と偶然再会した上条さんは、ローマ正教徒に対してローマ教皇の発言を正しいと信じさせる魔術霊装・『C文書』の発動によって学園都市と世界の対立が目論まれていることを知る。
C文書の発動を阻止すべく五和と共闘する上条さん。そこに神の右席・左方のテッラが現れ交戦。
万物の優先順位を自在に変更する術式・『光の処刑』を操るテッラだが、「人体より優先順位を高くした小麦粉ならば人体を切断できるものの、人体に到達する前に無機物などが挟まった場合、それを切断できずに止まってしまう」という術式の穴をついてあっさり目にKO。
殴られてなお幻想殺しについて思わせぶりな態度を取るテッラを詰めようとするが、デモ鎮圧の名目で現れた学園都市の爆撃機によりテッラが爆撃されたのでうやむやに。
爆撃されたテッラはその能力を駆使し無傷だったが、本拠地のバチカンに帰還後、観光客や子供を術式の調整に使っていたことをアックアに明かしたことが原因で彼にお仕置きされてしまった。
血みどろの暗部抗争勃発!
★ストーリーの流れ
学園都市の暗部組織が激突
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第4位の麦野がブチ切れてフレンダ真っ二つ
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浜面が男女平等パンチで麦野をKO
上条さんがフランスで歯がギザギザのおじさんを殴っていたのとほぼ同時期に、学園都市に暗躍する闇の組織が抗争を開始する。
この話には上条さんは登場せず、彼の友人であり、魔術、科学両者の二重スパイとして暗躍する土御門元春や、学園都市最強の超能力者・一方通行(アクセラレータ)が所属する暗部組織・『グループ』をはじめ、学園都市第2位の超能力者・垣根帝督率いる『スクール』、第4位の能力者・麦野沈利率いる『アイテム』、そのほか『メンバー』、『ブロック』といった組織が登場する。
学園都市総括理事長・アレイスター=クロウリーとの交渉権を求めて活動する『スクール』は垣根帝督のマンパワーもあり、妨害に現れた『アイテム』と麦野を一蹴。
垣根帝督に軽くヒネられた麦野はブチギレモードに突入し、彼に情報を売った仲間のフレンダを惨殺すると、同じく仲間の滝壺理后の能力、『能力追跡』(どこにいても対象の追跡が可能)による垣根帝督の追跡を強要する。
しかし、滝壺は能力の発動に強烈な副作用のある体晶を使う必要があり、『アイテム』の下っ端に加わっていた『とあるⅡ』の終わりのほうで上条さんに殴られた人(浜面仕上)がこれに反発。
阿修羅のごとくブチ切れた麦野は浜面をブチ殺そうとするが、上条さんから譲り受けた浜面の男女平等パンチをモロに食らって逆KO!
麦野は第2位の垣根帝督のみならず、完全無能力の浜面にすら負けるなんともな結果になってしまった。
ちなみに、スター選手のいない『メンバー』と『ブロック』は特に見せ場がないままひっそりと壊滅した。
なお、この話はアニメではかなり駆け足で進むので雰囲気重視で観るのがおすすめ。詳細が気になったら原作のライトノベル15巻を読んでみるといい。