千花は本当にラブ探偵なのか? 『かぐや様は告らせたい』白銀会長とかぐやの勝敗結果から千花の活躍を調査してみた
現在、大好評放送中のTVアニメ『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』。
本作は、名門校・秀知院学園の生徒会を舞台に、主人公の白銀御行と、ヒロインの四宮かぐやが、両想いの状態で“どちらが先に告らせるか”をめぐる駆け引きを描いた物語となっている。
頭脳戦と言っても、張り合っていたと思ったら急に胸キュンな展開になったり、書記の藤原千花、会計の石上優も交えてワチャワチャとした展開になったり、対決はいつも右斜め上の結果となることばかり。
とくに、ラブ探偵を自称するほどの“恋愛脳”かつド天然な千花は、勝負の発端を作ったり勝敗を決める要因になったりと、ふたりの恋愛頭脳戦を見るうえで重要なキーパーソンとなっている。
そこで今回は、アニメ1話~10話を対象に白銀とかぐやのそれぞれの勝敗結果をまとめ、そのふたりの勝負に千花がどのような影響を及ぼしているのか調査してみた。
かぐやと白銀のこれまでの勝敗結果
かぐやの勝利回数:12回
白銀の勝利回数:11回
ノーカウント:7回
10話までのふたりの勝負は全30戦。勝敗はかぐやが12勝、白銀が11勝でかぐやがギリギリ勝ち越している結果に。
両者勝利の円満ENDやその場にいた千花のひとり勝ちのケース、勝者が明言されないパターンが7回あり、これらはノーカウントとしてしてる。
まずは、かぐや、白銀、それぞれの視点においての勝敗エピソードを見ていこう。
四宮かぐやの勝敗エピソード
勝ち越しているかぐやではあるが、数多く仕掛けているのにも関わらずその成果はあまり得られていないのが現状だ。
かぐや勝利エピソード:第6話「かぐや様は気づかれたい」
メイドの早坂に勧められ、ネイルをしてみたかぐや。それを白銀にアピールするも、なかなか褒めてもらえず。
意気消沈して帰宅しようとした直前、いきなり現れて「その爪……」とだけ言い残し去っていく白銀。最後まではいかずとも、白銀に気が付いてもらえてかぐやの勝利。
かぐや敗北エピソード:第3話「白銀御行はまだしてない」
話題は雑誌にあった初体験の年齢のアンケートについて。ここでかぐやは「経験がある」と上級者アピールをする。
しかし、話しているうちに初体験の意味をキスと勘違いしていることがバレてしまう。千花からその意味を聞かされ、顔を真っ赤にして敗北。
失敗にもめげない恋愛乙女
あの手この手で白銀から告白やデートの誘いをさせようとするかぐや。しかし、プライドの高さ、お嬢様気質などが敗因となり自爆してしまう展開が多め。
その行動の原動力は白銀への想いに他ならない。そのため“かぐやが勝利=ふたりの関係が進展する”という展開も多い。今後もかぐやが勝利できれば、ふたりのニヤニヤ展開が再び訪れるかもしれない。
しかし、かぐやが負ける展開でも、いじけたり、恥ずかしがたり、可愛らしい彼女を見ることができる。かぐや推しにとっては、勝ってほしいし負けてほしい、という究極の二択を迫られる状態だろう。
白銀御行の勝敗エピソード
かぐやの仕掛けるトラップを潜り抜けてきた白銀だったが、残念ながら敗北数のほうが多く負け越してしまっている。
白銀勝利エピソード:第3話「かぐや様は当てられたい」
自分への理解度を試すべく、かぐやは白銀に“20の質問”を挑む。かぐやは「それを好きか?」という質問に、ほほを染めながら「YES」と答える。
「自分のこと…?」と思った白銀だったが、答える直前にかぐやの性格を思い出し、罠に引っかからずに正解を言い当て勝利。
白銀敗北エピソード:第8話「かぐや様は呼ばせたい」
白銀の妹、白銀圭が生徒会を訪れる。かぐやは家族ぐるみの付き合いを目指し圭にアピールを重ねるが、千花、石上の面々に阻まれてうまくいかず。
しかし、最後には一緒に出掛ける約束を立ててかぐや勝利。一方、生徒会室に姿を見せなかった白銀は、後で圭に今日のことを尋ねるも「うっさい!」と一蹴されて、何があったのか知らないまま敗北。
数々のトラップを乗り越えるハイスペック男子
敗北数の目立つ白銀だが、上記エピソードのようにかぐやが勝利するため、その流れで必然的に敗北数を重ねているという傾向が見られる。
一方、かぐやの仕掛けに引っかかりそのまま敗北、という展開は少ない。つまり、フェアな一騎打ちで恋愛頭脳戦を行えば、白銀が有利なのではないだろうか?
勝利する際は、勝手にかぐやが自爆orスペックの高さが影響することが多い。前者はさておき、後者に関しては、頭の良さ、危機察知の能力の高さなど、天才たちの恋愛頭脳戦というタイトルに相応しい活躍を見せている。