“シャンプーのやりすぎ”が薄毛の原因? 江戸~明治までは月2回…シャンプーの回数の歴史的な変化から、薄毛についてちょっとマジメに考えてみた
今回紹介するのは、フクロウのゆっくり仮説住宅さんが投稿した『【ゆっくり解説】実は危険な朝シャン【ゆっくり仮説】』という動画です。
音声読み上げソフトを使用して、同人ゲーム『東方Project』の霧雨魔理沙(きりさめ まりさ)と河城にとり(かわしろにとり)のふたりのキャラクターが、女性の薄毛とシャンプーの因果関係について解説を行っています。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
薄毛が気になっている人必見です
シャンプー頻度が増えるにつれて薄毛の悩みも増加
魔理沙:
まずはこの画像を見て。
にとり:
月2回?そんなものでいいの?魔理沙:
だいたい江戸時代から昭和初期あたりまでは、月2回だったと言われている。それが戦後になると、こうなった。
にとり:
魔理沙:
いきなり減ったわね。
さらに高度経済成長期になると、5日に1回。そして1980年代、この時期は週に2、3回だったとされている。「朝シャン」という言葉が流行語になり、世間一般に浸透したのもこの時期。そして1990年以降……。
にとり:
ついに毎日になっちゃった。魔理沙:
まとめるとこんな感じ。
にとり:
戦後から急激に増えたのね。魔理沙:
当たり前だけど、みんなが毎日髪を洗ったら、それだけシャンプーの消費が増えて、シャンプーが売れる。商業主義というやつだね。にとり:
なるほど、人間社会も大変なのね。でもこれじゃ結局、何が言いたいのかわからないわ。魔理沙:
ということで、とっておきの画像を投下する。
にとり:
えっ、これは何?魔理沙:
見てのとおり、薄毛に悩む女性の推移だ。たった10年で8倍に増えている。このグラフを見る限り、昔は薄毛に悩む女性はほとんどいなかったことが見てとれる。何が言いたいか分かる?にとり:
シャンプーが原因だって言いたいの? でもその割には、毎日シャンプーが流行り出してから、10年以上開きがない?魔理沙:
別におかしくはない。だって毎日頭を洗ったからといって、すぐに薄毛になるわけじゃないし。影響が出はじめるまでの期間が10年以上と考えれば、ごく自然な結果と言える。
洗いすぎはNG? 頭皮の老化を招く紫外線ダメージ
魔理沙:
そして、ここからが本題なんだが、もうひとつ大事な要素がある。
にとり:
えっ? 詳しく説明して。魔理沙:
朝シャンが薄毛の原因とされている主な理由はふたつで、ひとつ目は朝は時間に追われることが多く、すすぎが中途半端になってしまうことが多い。その結果、薬品等が毛穴に残って、髪に悪影響を及ぼすという説。ただ個人的に、この説はあまり信用していない。
にとり:
それはなぜ?魔理沙:
薄毛の原因は毛穴ではなく、毛根にあると思っているから。洗い残し程度の薬液が、毛穴を通過して毛根まで到達できるのかどうか。到達できたとして、薄毛になるような悪影響を与えることができるのか。仮定の話が多くて、イマイチ論拠に欠ける。洗い残しが原因なら、朝だろうが夜だろうが、あまり関係ないし。
魔理沙:
というわけで、私が推しているのはもうひとつの説。紫外線が原因とする説。
魔理沙:
皮脂というと、体の汚れの代名詞みたいに思われがちだけど、実は紫外線等から体を守ってくれている側面もある。朝シャンをした直後に出歩くというのは、ノーガードで頭皮に紫外線を浴びることと同義。
魔理沙:
個人的には、こっちのほうが信憑性が高いと思っている。にとり:
それはどうして?魔理沙:
紫外線は老化の原因にもなるし、そして何より、毛根の深さと紫外線の影響範囲はピタリと一致する。
にとり:
なるほど。魔理沙:
他にも夜に洗わないことで、髪の成長の妨げになるとかいう話もあるけれど、それだと髪をほとんど洗わなかった時代に、女性の薄毛が問題にならなかったことへの説明がつかない。というわけで、薄毛が気になっている女性で、毎日朝シャンをしている人がいたら、直ちにやめることを推奨する。湯シャンなら、皮脂を落としすぎるということはないからオススメ。
なお投稿者は、「より正確な情報が知りたい人は、ご自身で調べてみることを推奨しています」と注意を呼びかけています。
シャンプーの回数を減らす、なるべく夜にシャンプーする、湯シャンにする、紫外線に気をつけて帽子をかぶる等であれば気軽にできそうなので、お悩みの方は試してみる価値はあるかもしれません。
▼動画をノーカットで楽しみたい方は
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