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【全文書き起こし】東京都知事選挙の候補者7名によるネット討論会【出演:山本太郎、小池百合子、宇都宮健児、小野泰輔、服部修、立花孝志、齊藤健一郎】

■他の候補者との違いは何か?

正生雄大:
 ありがとうございました。お互いに意見、質問等していただくことで、候補者同士で他の候補者がどう見えているのか、政策がどう違うのか知ることができたと思います。

 それでは最後の設問になるんですけども、今回の討論会を行うにあたって、事前に視聴者の皆様から質問を募集しております。
 その中から3問厳選しましたので、どの質問を候補者に聞きたいっていうのを只今より視聴者アンケートをとりたいと思います。では質問はこちらでございます。

1、「政策を実現するための財源は何か?」
2、「首都直下型地震への対策は何か?」
3、「他の候補者との違いは何か?」

 結構ジャンルが違う質問かなと思います。財源の話、直下型地震の話、候補者の違いは何かということで、結構今日議論になった話もありますね。

 例えば、財源については債権の発行が可能なのかみたいなところに対するスタンスの違いであったりとか、あるいは新型コロナウイルスの影響で税収が減ってしまうのではないかという議論。そこの心配とかも関わってくるかなと思います。

 首都直下型地震に関しては結構もうそのままかなと思います。いつかくるかくるかと言われている中で、どういうふうに災害のインフラを整えていくのか、どういうふうに都市の計画を作っていくのかというところ。大事な話になってくるかなと思います。

 3つ目、他の候補者との違いは何か。この中では一番抽象的な質問になるのかなと思うんですけども結構政策が似てきている中で、自分だったらこれができるよとか、あるいは他の候補者にはない自分の一番のポイントはなんだろうと。そういったことをこの質問が選ばれた場合にはぜひぜひお話いただければと思うんですけども。

 結果が出ました。「他の候補者との違いは何か?」というところですね。これが最も票数が多いところで41.7%の回答をいただいております。こちらを聞ければと思います。

 それではまた一つずらしまして、小野泰輔さんから他の候補者との違いで特に何が違うかっていうところを1分でお願いします。

小野泰輔:
 私が他の皆様と違うところはもう実務経験です。熊本の副知事として8年間、そして熊本県政も12年間やってきました。その中で熊本地震の2度の震度7が起こった。この地震にも対応して、今、復旧復興も道筋がだいぶついて来ています。

 そしてくまモン。皆さんもご存知だと思いますが、このキャラクターの著作権をフリーにして、県内企業に今まで累計で8100億円の売上をあげるような大きなキャラクターに育てあげた。そして海外戦略も展開したということで、元々民間にもいましたので、民間の発想、知恵も働かせてそして東京をですね大きく成長させていく。

 そして今の苦難も色んな工夫をして乗り越えていける。そういうような知恵と経験があります。そして若さがあるというふうに思っています。

正生雄大:
 ありがとうございました。服部さん、1分でお願いします。

服部修
 はい、今回、コロナ騒ぎに乗じてこの国を世界をあらぬ方向へ引っ張ろうとしている他の候補者との違いは、まず僕はイルミナティをぶっ壊す! はい、イルミナティぶっ壊しまーす。

 それと内閣府が発表していますね、ムーンショット計画【※】をぶっ壊しまーす! ムーンショット計画ぶっ壊しますよー! はい次、SDGsですね、SDGsをぶっ壊す! SDGsぶっ壊しますよー!

 今回、このコロナ騒ぎに乗じて一体この世界を、国民を、どこに導こうとしているのか。インターネットの諸君! 君たちならわかるな! これが答えだ! あと、何壊そうかな、全人類マイクロチップ計画をぶっ壊す! コロナワクチンをぶっ壊す! コロナ自粛をぶっ壊す!

※ムーンショット計画
日本発の破壊的イノベーションの創出を目指し、従来の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発を、総合科学技術・イノベーション会議の下、関係省庁が一体となって推進するべく平成30年度に創設された制度。

正生雄大:
 ありがとうございました。立花孝志さん、お願いします。

立花孝志:
 他の候補者との違い。私はNHK職員を20年近く、そしてその後、心の病を患い、パチプロとして7年間、そして国会議員になりました。

 能力が違います。全くもって他の候補者とのポテンシャルが違います。私は織田信長のような能力があると思っています。正義感、責任感、使命感があります。リーダーシップをとる能力があります。そして人から嫌われることについて恐れません。有事の時の政治家というのは、こういうものです。

 私以外の候補者がまだ政治をできる時代ですが、まもなく世の中が私を必要とする時がくる可能性が非常に高いです。その時は私は人に嫌われてでもリーダーシップを発揮します。以上です。

正生雄大:
 ありがとうございました。齋藤健一郎さん、1分でよろしくお願いします。

齊藤健一郎:
 これ、僕が一番説明いらなかったところだと思うんですけれども、とりあえず元気ですね。
 そして僕、なによりもここに並ばれている方々よりも、やはり一番一般市民目線に近くて、今の現状の政治というものに一切の忖度をしなくてもいいと思います。現職の方であるとかっていうのはやはり色んなものを抱えたりとかすごく大変だと思うんですけども、素人だからこそできる。真っ白だからこそできるということもやはりすごくあるんじゃないかな。

 僕はもう普段からホリエモン自体にも堀江さん自体にも忖度せずに、マネージャーという立場でもうずっと車の中も一緒だし、ゴルフも一緒だし、だけれどもそこでも忖度せずに言いたいことを言いますし、やりたいことをやる。
 しっかりできるんですけれども、やっぱりなんせ元気に明るくやっていくってところが、やっぱり誰よりも違う。やっぱりこの場を少しでも明るく元気にできるっていうのが僕と他の方との違いかなと思っております。

正生雄大:
 ありがとうございました。山本太郎さん、1分でよろしくお願いします。

山本太郎:
 ありがとうございます。
 他の候補者の方との違いは何かってことなんですけど、やはり財源が一番違うと思います。国からもらえるお金とかそういうことに頼ってちゃもうやっていけないですね。今この大胆に2月から6月までの損失を補填するということをしなきゃ第二波に備えられない。その後悲惨なことになっちゃいます。

 それだけじゃなく他の方々と何が違うか。やはり100年に1度の危機というふうに安倍総理もおっしゃってましたけど、そのように捉えられているかということですね。本来ならばやらなければならなかったのが災害指定。自然災害と同じようにこのコロナを指定させること。国がやらないんだったら、東京都としてそれをオリジナルとしてやらせていただく。これは東京都として災害指定をする。コロナに。

 これホントは小池さんが国に対して強烈に毎日テレビ出る間に、言ってくだされば世の中動いたかもしれないんですけどもそうはならなかった。第二波に向けてこれを確かなものにしていかないと多くの方々が傷つきます。だから私が先頭に立ってやりたいと思っています。

正生雄大:
 ありがとうございました。小池百合子さん、1分でお願いたします。

小池百合子:
 はい。ありがとうございます。まず他の候補者との違いは何かというご質問でございますが、長年の行政の経験がございます。

 現在、都庁の知事として都政の知事として17万人の職員のリーダーでございます。かつて防衛大臣として26万人の職員がおりましたけれども、そのトップに立って。またさらには環境省でこれまで世界を動かすそのような先頭に立って参りました。

 そして都政の継続。このことが最大のポイントになるかと思います。先程ご質問があって、副知事になる想定はあるかということですが、私はこの戦いに勝つつもりで立候補いたしておりますので、想定にはないということでございます。

 あとプラスすれば国際性でございます。世界の中の東京、首都東京。しっかりとしていきたいと思います。

正生雄大:
 ありがとうございました。では、宇都宮健児さん、1分でお願いします。

宇都宮健児:
 まずあのコロナ対策では、あの検査体制を抜本的に強化すということと同時に、小池都政とちょっと違うのは、この間保健所が相当数が少なくなって人員が削減されてきているんですね。感染症対策の拠点として保健所を充実強化する必要があると思っております。
 都立病院と公社病院についても独立行政法人化するってことは実質的に民営化の方向だと思っております。
今7割くらいの感染者を受け入れているのが都立公社病院ですので、ここを抜本的に強化する。それをやらないと第二波に備えられないと思っております。

 それから私自身は弁護士として、社会的経済的、困難を抱える人への支援を行って参りましたので、今まさにコロナ災害の中でそういう方が増えている。そのコロナ災害で傷ついている人の支援に取り組みたいと思っております。

■最後に各候補者からのアピール

正生雄大:
 ありがとうございました。私たちから用意させていただいた質問はこちらで以上になります。

 最後に皆様が付け足したかったこと、設問にならなかったことで、お話したかったことを伺う時間、これを最後の設問としてお話いただきます。時間はお一人2分で最後の説明、最後のアピールをお願いしたいと思います。

 ではまた一個ずらしまして、服部修さんから2分でアピールを最後の時間をよろしくお願いいたします。

服部修
 はい、先程申しましたけれども、イルミナティをぶっ壊す、SDGsをぶっ壊すとかですね、色々ぶっ壊さなきゃいけないものは山ほどあるんですけども、もちろんNHKもぶっ壊さなければなりません。
 それで、そういう毎日毎日コロナコロナコロナコロナコロナコロナコロナコロナ言われて、感染感染感染感染感染感染感染感染言われてもう頭いっぱいなんです。マスクマスクマスクで、マスクをしなければテナントに入れないとか、そう言ったもう差別が始まっております。

 そして、COCOA【※】というアプリが開発されてそれぞれの携帯にインストールされます。そしてあとから家に帰って今日接触した方がコロナ感染者だよと差別アプリがもう起動しようとしてますね。
 もうここにいる人達皆分かっているはずなんですけど、皆黙っているから、インターネットの良い子の皆さん騙されちゃ駄目ですよ。

 そういうわけで、本当にあらぬ方向に引っ張られております。あらぬ方向に引っ張られております。嘘の、先程立花党首もおっしゃっておりましたけれど、嘘ばっかり。
 環境問題も嘘ばっかりです。石油がなくなるなんて話僕ガキの頃聞きましたが、石油は今でもじゃぶじゃぶじゃぶじゃぶありますね。はい、学校でもう嘘ばっかり教えてこられました。僕らの頃酸性雨なんていうデタラメ話もありましたし、デタラメです。本当に地球が温暖化している、嘘です。そういう非科学的なことを、本気で信じて行政が突き進んでは、SDGsのようなゴールは死を選ぶ権利と訳のわからない方向にひきずられております。

 こんなものがまことしやかに水面下でどんどんどんどん進んでいると。それを行政がやっている、それを止めるには国の力ではまず無理です。東京都が変われば日本が変わる。そういうわけで、インターネットをご覧の皆さん、こういう人いますからね。

※COCOA
COVID-19 Contact-Confirming Application.新型コロナウイルス接触確認アプリ。

正生雄大:
 ありがとうございました。では立花孝志さん、2分でお願いいたします。

立花孝志:
 はい。今日はありがとうございました。
 先程、私は小池都知事に医療崩壊をしたらどうされますか、という質問をさせていただきましたが、都知事からは残念ながら医療崩壊をさせないようにするという具体的なお話しかいただけませんでした。これがこの国の今の政治家の姿勢です。

 質問に対して明確な回答をせずはぐらかす。国会でも都議会でもそうです。コロナというのはアメリカを見てればわかる通り、そんな医療崩壊をしないという前提で考えてはいけないものです。
 これから冬がやってきて、そういう医療崩壊をする可能性が十分あるんだから、選挙の前に医療崩壊をした場合にはどういう政策を採るのかについて明確にする必要性があると私は考えます。

 そこで私は冒頭申し上げた通り、やはりコロナの感染によって医療崩壊をされて人工呼吸器を付けれない人が出てきたとしても、私は経済を止めません。コロナで亡くなる方については、これはもう寿命であるということを、これはもう嫌われてでもやります。しっかりと国民の、都民の仕事をする権利、自殺をしない東京都。これを私は今の段階でお誓いをさせていただきます。

 今回直ちに私が都知事に選ばれることはまずないでしょうが、次の東京都知事選挙は半年後かもわかりません、来年の春かもしれません。私はその時にその準備、コロナの対策ができる準備をこれから始めて参りたいと考えております。以上です。

正生雄大:
 続いて、齊藤健一郎さん、2分でお願いします。

齊藤健一郎:
 はい、この場にきて、あの本気で都知事やってみたいなと、この場で思いました。こんな方々、素晴らしい方々と僕、選挙戦10日間戦ってきましたけど、一番都知事になりたいと今思いました。そしてあの皆と一緒にやりたいです。

 あの小池さん先程答えていただきました。負ける気ありません、そして私は経験が違いますと。僕にその経験ちょっと力貸して欲しいです。太郎さんの言われていることも素晴らしい、宇都宮さん言われていることも小野さん言われていること皆さん言われていることすごいんです。だからこんな元気で明るくて若い僕が先導に立って僕に力を貸して欲しい。なんかそんな夢のある都政でもできたら、なんかちょっと変わるんじゃないかなっていうふうな最後の思いがあります。

 そして、何より私、こんな元気なので堀江貴文と一緒にいてすごく遊びの時間が必要だ、これから余暇の時間が必要だ、僕、今回都知事になることはできません。でも国政にいきたいんです。で、国政にいって、もっと遊びを広めるような大臣、そんな大臣を目指してなんかちょっとやっていきたいなと思うので、その時はすごいいいきっかけをいただいたので、ここの皆さんの力を借りて一緒にやっていく。

 そして東京にはまだまだ面白い場所もたくさんあります。奥多摩の地域であったりとか、東京の資産ってすごいあると思うんです。その資産を活かして皆様と一緒にやっていく、一人では多分できないんです、東京都知事と言えども、もちろん総理大臣もそうです。

 だから皆様の知恵を借りて、チームワークとしていがみ合い喧嘩するんじゃなくて、政治って結構仲良くやってるよね、そんな姿をちょっと見せれてチームワークいいよね、っていう日本で東京を少しでも先導してやっていけるようなそんなリーダーにちょっとなりたいなと思いましたので、ちょっと4年後のチャンスがあるならば、もう1回出てもいいかなと思っています。ということでいってらっしゃい。以上です。

正生雄大:
 山本太郎さん、2分でお願いします。

山本太郎:
 はい、ありがとうございます。
 第二波がくると言われてます。まずこの時にやらなきゃいけないことは何か。第一波で傷つくというそういう方々の手当が必要、私はそう言いました。
 それだけじゃなく先程も言いました。国に災害指定をさせる、これ非常に重要なんです。どうしてか。家失ったっていうかたでも、収入が減って家賃が払えませんという人でも、国がこれ災害救助法の4条を転用すればみなし仮説住宅という形で国が家賃を持つことにもなるんですよ、家を確保することになるんですよ。
 で、会社が傾きそうだ従業員首切る、そういう時にもこれ雇用保険法の特例というようなものが使われて、みなしで失業しているという形、要は会社とは契約関係、雇用関係にあるけども、そのような給付を受けられることができる。言えばどの会社も潰さない誰も失業させない、そして誰も飢えさせないということをやらなきゃいけないということが国の仕事。
 でも国がそれをやらない。だからどうしたらいいか、都がやるしかないんですよ。どうして都がやらなかったんですか、小池さん。おかしいでしょだって。

 国に対して激しく求めました? この災害対策基本法の2条の中にこれ含まれる余地あるって十分ありますよ。異常な自然現象にあたるじゃないですかコロナウイルス。どうして都民の生活守ろうとしなかったんですか。国と本気で対峙したくなかったからじゃないですか。
 考えてみてくださいよ、だって。それで都民の未来守れるんですかってことですよ。第二波もくるんですよ。人々がどんなことがあっても、住まいを失わず仕事を失わず収入を失わないという国からの約束を取り付ける。
 これ東京都のトップの当たり前の仕事ですよ。なぜそれをやらなかったかということにすごく憤りを感じています。

 色んな街で出会った、今日行き場をなくしたという大勢の人たち、そういう人たちの声を聞いてきた。だから私、立候補しているんですよ。小池さんテレビの討論とかぜひ皆でやりましょうよ。やっぱり議論深めるべきですよ。
 やっぱりこれから何をしていくかということに対して皆さんにちゃんとお示しする必要があると思います。ありがとうございました。

正生雄大:
 では小池百合子さん、2分でお願いいたします。

小池百合子:
 私は喫緊の課題としてコロナ対策に真剣に取り組んで参りたいと思います。今日も5月4日以降最大の数値が出ました。陽性者60名という数字でございます。これは6月の21日から、大体1週間、増加している傾向が続いております。
 で、特にいわゆる夜の街関連がおよそ4割、そして20代30代が7割を占めているということであります。逆に言えば、若い方から、その高齢者、基礎疾患を持った方に伝染る場合の危険ということでございますけれども、積極的な疫学的調査として検査を受けられている方が多いということは一つ軽症で済む可能性はあるということでございます。

 そしてこの病床ですけども、先程も申し上げましたように現在のレベルでも1000床を確保しております。現在入院している方が200名ということで、重症者数は100床用意しておりますが20名を切っているということであります。

 調査中の中にもあり、まさに調査しているんだけれども、わかっている方々も含まれている、確認がとれないということだけでございますけれども。いずれにしましてもやはり、コロナ対策をしっかりやる。そして都民の命を守り稼ぐ東京実現をしていく。そして人が輝く東京を確保していく、確立していく。

 更には、都民ファーストとしての視点での行財政改革、構造改革を行って、そして都民の皆様方の幸福感を更に高めていくように努めて参りたいと思います。
 都政の継続、小池百合子、これからも頑張って参りたいと存じます。よろしくお願いいたします。

正生雄大:
 宇都宮健児さん、2分でお願いします。

宇都宮健児:
 はい、今日感染者は60人ということです。東京アラート解除の後の方が感染者がどんどん増えてます。だから東京アラートの解除の基準が何だったのか、もう1回検証すべきだと思っております。そして都の感染者対策、果たして良かったのかどうか問われるべきじゃないかと思っております。

 それからその間のコロナ災害による休業要請に関して、都の方は休業要請に応えた事業者に対する協力金を支給してますけど、これは東京都内の全事業者の3分の1にすぎないわけですね。ライブハウスの経営者とかそういうところには協力金は支給されておりません。さらに個人の非正規労働者や、フリーランス。こういう職を失った人にも支給はされておりません。

 もちろんこれは国がやるべきことですけど、東京都も積極的に仕事を失ったり住まいを失ったり営業継続が困難になった人に対してしっかり補償をやるべきだと思っております。その補償の基金としては、先程お話しましたけど、他の特定目的基金を条例を変えてコロナ対策基金にする1兆円。それから大規模な道路建設等を見直して財源に充てる1兆円。それから公共施設の立て替えのための地方債を利用して1兆円。それの支出に充てた分をコロナ対策に充てて3兆円位の基金を作って対策を取りたいと思っております。

 もちろんコロナ対策のためにはPCR検査体制のための抜本的な強化、保健所の充実強化、都立公社病院の独立行政法人化が重要だと思っております。

正生雄大:
 ありがとうございました。小野泰輔さん、2分でお願いいたします。

小野泰輔:
 はい、私がたった一人でこの都知事選挙に臨んだのは、それは小池さんの都政がこのままでいいのかという問題意識です。

 例えば公約が7つのゼロも一つしか達成していない。そして、 都の計画、25%くらいの達成率。いうことで私も行政の現場としてやっていた、その中からすれば非常に都民の期待にまだ応えられていないというふうに思うんですね。

 そしてそれをやっている都庁の職員さんとの信頼関係が本当に大事だというふうに思っております。都政新報の今年1月のアンケートで小池さんの実績評価、一期目の評価をしている人が46%。半分を切っている。そして再選出馬することに賛成する人が21%、反対の人が42%。こういうような状態で本当に二期目が、ちゃんと職員さんが信頼をしていい仕事ができるのか。

 私は自分自身も職員さんとの信頼関係を一番大事にして、もちろん県民とも向き合って、知事と一緒に熊本県副知事をやってきました。ですけども、都民のためにいい仕事をするためには職員さんの絶対的な信頼がトップに対して必要なんです。そのことをどういうふうに小池さんが考えているのか本当は質問したかったですが、今日は齊藤さんに遮られてしまって質問できなかったんですが、ただこのことは本当に重要なんです。

 ですから、小池さんももちろんキャリアのある政治家でいらっしゃいますが、職員さんとどのように信頼関係を結んで、そしてやっていくのか。そして私はそれを都民の皆さん、そして職員の皆さんとしっかりと一対一で向き合いながら仕事をしていきたい。それを今まで通りしっかりやっていきたいというふうに思ってます。その信念を元にこれからも戦っていきたいと思います。

正生雄大:
 皆様ありがとうございました。以上を持ちまして全ての質問を終了させていただきます。

 視聴者の皆様、今回の討論会が投票先を選ぶ一助、もしくは何かその投票先を選ぶ上でも根拠を持つ一助になりましたでしょうか。
 もちろん目先の投票もそうなんですけども、他の候補者の方、あるいは他の選挙活動とかを含めて都知事になる方が何を語ったのか。これをしっかりとこの4年間留めておくということも東京都のより良い民主主義について一歩進めることになるんじゃないかなと思っております。

 この立候補者の方が東京都をどう思うかはもちろんなんですけども、私たちも一人の当事者として、東京をどう作っていくのかどういうふうに意思をするのかということを考える会をやりますので、良かったらスクリーンショットを撮っていただいてQRコードから詳細等をご覧いただければ嬉しいなと思います。

 以上で進行を司会の方にお戻しいたします。

珍田汐花:
 ありがとうございます。本日は2020年度東京都知事選挙ネット討論会をご視聴いただきましてありがとうございました。候補者の皆様も選挙戦のお忙しい中ありがとうございました。

 今回の討論会にあたり候補者の皆様には事前に質問票をお送りし、視聴者の皆様が政策を比較できるように一覧にしております。番組説明文にリンクがありますのでぜひご覧ください。

候補者の政策一覧
https://tokyo-jc.or.jp/wp-content/uploads/seisaku_hikaku.pdf

 また、閉会後に今回のネット討論会のアンケート【※】のQRコードを画面内に表示いたします。今後討論会をどのように行っていくかなど私たちの活動の参考にさせてください。番組説明文にもリンクがありますのでぜひお答えいただきますようお願いいたします。

※ネット討論会のアンケートは既に終了

 東京都知事選挙は7月5日日曜日投開票です。このネット討論会を皆様が投票する際の参考にしていただければ幸いです。それではこれを持ちまして2020年東京都知事選挙ネット討論会を終了いたします。

珍田汐花・正生雄大:
 ありがとうございました。

▼記事化した生放送は下記から視聴できます▼

 

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