「まず、みんな前髪上げてくれる?」『Wake Up, Girls! 新章』新ユニット“Run Girls, Run!”キャストオーディションの様子が明らかに
オーディションを勝ち抜けた3人がいい関係なのが微笑ましい
広川:
今回、3キャラクターを選ぶということで、最後にキャラクターごとに2人ずつぐらい候補を最終的に残してそこから選ぶっていう形になったんですけど、そこからもだいぶ議論を選考メンバーで重ねて、こっちの人はこういうところがいいねとか、こっちの人は、こういうところがもっと秀でているみたいな。そういう話合いをした中で選ばれた3人なので、きっと我々の期待に応えてくれるんじゃないかと思っております。
安野:
そんな、みんなの期待が集まった3人ですけど、オーディションの時はどうでしたか。
林:
そうですね、あんまり緊張しすぎていて、よく覚えてないんですけど、みんな意識がすごく高くて、控え室でずっと歌って踊って。
厚木:
すごかったんですよ。
林:
掛け合いのセリフだったっていうお話があったと思うんですけど、何人かで「ちょっと◯◯役やって」みたいな感じでずっと練習してて、すごかったよね。
厚木:
本当に私、ずっとオーディション中どうしようどうしようばかりだったので。
林:
そうだね、うん。
厚木:
でも良かったです、今日ここに来れて。
安野:
そんな切磋琢磨の空間で選ばれて、じゃあ自分が絶対受かってやるぞみたいな心持ちではいられなかったっていうことなのかな?
厚木:
本当に緊張ばっかりで正直不安が大きかったです。
安野:
この3人に決まってから今日までに、一緒にレッスンしたりみたいな機会はあったんですか。
森嶋:
ありましたね。毎週末に3人で東京に集まって。
安野:
みんな今は、全員東京にいるわけじゃないんだ?
林・厚木・森嶋:
そうなんです。
森嶋:
バラバラなんです、3人が。
安野:
そっか、3人で練習をしたんですね。楽屋で仲良さそうに話してるんですよ。まだアニメの収録も始まってはいないんですけれども、それでもこれだけ打ち解けあってそんな切磋琢磨のオーディションを勝ち抜けた3人が今すごくいい関係なのが微笑ましいなっていうふうに思いまして。私、昨日の夜に『Wake Up, Girls!』のまゆしぃ先輩からLINEをもらったんですよ。「うちの後輩たちをよろしくお願いします」とのことでした。
林:
うわあ、かっこいい!
厚木:
そんなふうに言ってくださってたんですね!
安野:
すごいイケメンなLINEが飛んできて、「わかったー!」って返したんだけど。先輩たちもみんなのこと楽しみにしてくれているので安心して『Wake Up, Girls!』に仲間入りしてほしいなと思います。
『Run Girls, Run!』の楽曲について
安野:
そしてこの新ユニット、『Run Girls, Run!』の曲をMONACAさんが再び作られると伺っています。こちらはどなたが作っていただけるんでしょうか。
神前:
僕が担当させていただきます。
安野:
どのような楽曲イメージをお持ちですか。
神前:
非常にフレッシュで元気な3人なので、元気でアップテンポな、名前も『Run Girls, Run!』といって疾走感のある感じなのでそういうロック系のサウンドにしようかなと。ちょっと、まだ今作っているところで。……頑張ります。
安野:
なるほど、今絶賛作成中ということでよろしくお願いします。とっても楽しみですね。ではユニット曲の話になりましたので、ここで3人の歌声を聞いてみたいななどとは思いませんか?
(会場拍手)
安野:
ありがとうございます。聞きたいですよね。2013年の『Wake Up, Girls!』の発表のときにはまだ彼女たちの楽曲はありませんでしたが、今回はWUGちゃんたちの名曲がたくさんあります。ということでここからはフレッシュな3人にステージをお預けしたいと思います。よろしくお願いします。
林・厚木・森嶋:
お願いしまーす!
林・厚木・森嶋:
ありがとうございました!
厚木:
皆さん、いかがだったでしょうか。
(会場拍手)
厚木:
ありがとうございます。
林:
いま、聞いてもらいました、『16歳のアガペー』。私、まだ15歳なので「16歳になってないアガペー」だったんですけど(笑)。16歳になったらこんな感じだろうなっていうことを思い浮かべながらやらせていただきました。
厚木:
ありがとうございました。初ステージなんですけれども、ステージ上がこんなに暑いとは思わなくて。ブレザーっていうのもあるんですけどね。
さあ、それではぜひ次が最後の1曲なので盛り上がっていただけたらうれしいです!
林:
それでは聞いてください。『タチアガレ!』。
厚木:
ありがとうございまーす!
林:
ありがとうございました! リボン取れちゃった(笑)。
初々しさとか初心みたいなものって、洗練されていくほど失われていく
安野:
ファーストライブとは思えない貫禄でしたよね。どうでしたか皆さん、裏側で聞いていらっしゃって。
田中:
初々しさとか初心みたいなものって、どんどん洗練されていけばいくほど失われていくというか。技術とか、後からどんどんついてくるものだと思うんですけど、今日見させていただいたような、ああいう初々しさは、たぶん今だけのものなんだろうなと思って。それをすごく垣間見れたというか、いいものを見させていただいたなというふうに思いました。
広川:
すごいですね。もう頬染めて笑わずにはいられなかったですね、裏で。
安野:
裏で頬を染めてニヤリとしていらっしゃったということで。ありがとうございます。
田中:
1曲目終わった後、やっぱりちょっとこう息切れというかMC中息切れる感じとかを見て……。なんか逆に、それが彼女たちの良さでもあるし、逆にWUGがすごい成長したんだなということも改めて感じたりしました。
安野:
ありがとうございます。今度はMONACAの皆さんがね『Run Girls, Run!』のために新しい曲も作っていただけるということなんですけども、さっきちょっとロックみたいなキーワードは出てきたんですけど、どんな曲になって欲しいなみたいな、こんな曲かもなみたいなのってありますか。
森嶋:
やっぱり『Run Girls, Run!』という、名前らしく疾走感のある曲とか、いいよね。
林:
こうパーッってか、パーンって感じ(笑)。
神前:
じゃあパーン入れておきます。
厚木:
本当ですか!
安野:
なんか振りの中でもね、曲の振りが結構激しいと思ってるんですけど、もっと激しい、全力ダッシュみたいな振り入ってきちゃったら、息が上がりそう。
厚木:
そうですね、でも全力ダッシュとかだったら皆さんと一緒にできる気もしなくはないので(笑)。
安野:
ライブとかだとね、皆さんの近くの花道の方でわーって行っちゃったりとかして、ライブが楽しみになってきましたね。
気になる新章のストーリーは!?
安野:
ここからは、その他の最新情報を公開していきたいと思います。まずはこれまで公開されていなかったストーリーについてです。板垣監督、今回のアニメのストーリーを簡単にお伺いできますでしょうか。
板垣:
おおむね読んでください(笑)。
安野:
じゃあ私読みますね(笑)。『仙台の弱小芸能プロダクション「グリーンリーヴス・エンタテインメント」に所属するWUGは、数多の挫折を経験しながらも、国民的アイドルグループ「I-1club」を「アイドルの祭典」で破り、優勝した。一躍トップアイドルに……と思ったのもつかの間、「アイドル経済状況」が叫ばれてきたこのご時世、現実は甘くない。7人は地道なアイドル活動に追われる日々が続いていた』シビアですね。
安野:
『一方、仙台市の中学に通う速志歩・守島音芽・阿津木いつかの3人は、次第にアイドルに憧れを持つようになり……』とのことですが、オーディションで先ほど、そのかいつまんだシーンを演じるパートがあったと言ってましたよね?
林:
なんかWUGちゃんのことが大好き、みたいな感じでした。
安野:
演じたパートは、WUGちゃんへの思いが詰まったパートだったということですね。これを見ると、「I-1club」というものは出てくるのでしょうか。監督、私、気になります!
板垣:
大丈夫です。一応話は続きなので、出ます。
安野:
じゃあ、福岡の方に志保が、ネクストストームをやっている世界線なんですね。続きが楽しみですね。
板垣:
なんか、いいですよね、説明しなくてね。
安野:
いや、監督の口から言っていいことがあれば、皆さん聞きたいと思いますよ。
板垣:
最初、後輩の方を作るっていうアイディアを、プロデューサーから頂いた時に、視点がばらけるからあんまり良くないんじゃない? と最初に言ったんですよ。こういう風に言っといてあれなんですけど。だけどでも、今シナリオでうまくしっくりはまってるし、3人見ていたらこれでよかったなと思ったので。あとは、うまく演じてください。
林・森嶋・厚木:
頑張ります!