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『ポケモンスナップ』に登場する全ポケモンを23分で撮影したRTA RiJ参加者による“評価点”だけじゃなく”処理落ち”まで気にするガチすぎるプレイを紹介

 ゲーム開始からゲームクリアなどの目標達成までに要した時間を計測し、そのタイムの短さを競うRTA

 これまで多くのゲームプレイ動画の投稿や配信が行われてきたニコニコでも、非常に人気の高いジャンルのひとつであり、世界に輝くような記録も多く投稿されている。

 今回紹介するのもそんな人気のRTAに関する動画。キイ(aKaFuKu) さん投稿の『【ゆっくり解説】ポケモンスナップ100%RTA【23分45秒】』だ。

 この動画はNINTENDO64で発売された『ポケモンスナップ』に登場する全てのポケモンを撮影するまでのタイムを競うというもの。

 今回は国内最大級のRTAイベント「RTA in Japan」参加者による『ポケモンスナップ』100%RTA、そのプレイの様子を紹介する。

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全63種のポケモンを撮影し、EDを目指す100%RTA

 『ポケモンスナップ』と言えばリメイク作も発売されたポケモンシリーズの人気作品で、ポケモンを好みの構図で撮影したり、その写真の評価点を改善していったりと、さまざまな楽しみ方がある作品だ。

 特にポケモンを撮影した写真の評価点のシステムは奥が深く、世界中のプレイヤーがハイスコアを求めて構図の研究を進めるほどの、コアな人気を誇る。

 いわゆる“やり込み学会”と呼ばれるほどの深いやり込み要素を持つ作品で、今回キイ(aKaFuKu) さんが挑戦したのは前述の通り、『ポケモンスナップ』に登場する全てのポケモンを撮影するRTA。

 本RTAではビーチや火山、川や洞窟などのコースを駆け巡り、必要最低限の写真だけを撮影し、エンディングに到達する効率的なプレイが披露されている。

処理落ち回避に得点狙い、やり込み光るガチプレイ

 高い評価点を目指してポケモンの構図を研究するハイスコアを狙ったプレイとは異なり、必要な写真だけを撮影する本RTA。

 動画ではタイム短縮を狙った、さまざまなやり込みを感じさせるプレイが披露されている。

 特徴的だったのは序盤から披露されていた、「処理落ちを回避するためにポケモンの撮影時以外は地面や空を映す」という独特のテクニック。

 本作はポケモンの撮影を楽しむゲームながら、RTAでは処理落ちを避けるため不用意にポケモンを映してはいけないという。

 そのため、動画では地面や空を映しながら、ポケモンの声や背景を目印にポケモンを撮影する変わったプレイが頻繁に披露されていた。

 RTAということで必要な写真だけを撮影していく本プレイだが、先のようなRTA的なテクニックだけでなく、通常プレイ同様にある程度の評価点を狙った撮影も多数収録。

 特に中盤まではアイテム獲得などのため所定のタイミングまでに一定以上の点数を稼いでおく必要があるため、処理落ちを回避しながらも大きさ点やポーズ点を狙ったプレイが多く披露された。

 やり込みを感じさせるプレイを見せつけた本RTAは完走時点で世界4位、日本人プレイヤーでは最も早いタイムを記録。執筆時点でも後続に抜かれることなく海外記録サイトにその名を刻んでいる。

 なお、先述の通りキイ(aKaFuKu)さんは12月26日より開催予定の「RTA in Japan Winter 2022」でも『ポケモンスナップ』のAny%RTAを披露予定。本動画で興味を持った方は要チェックだ。

 また、動画では『ポケモンスナップ』のソフト裏面の刻印について情報提供を募っている。同作を所持している方は、そちらもチェックしてみてほしい。


 『ポケモンスナップ』に登場する全てのポケモンを可能な限り最速で撮影していく本RTA。国内最大級のRTA参加者による、効率的なプレイの様子をぜひご覧いただきたい。

文/富士脇 水面

【ゆっくり解説】ポケモンスナップ100%RTA【23分45秒】

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