上西議員の炎上騒動を裏で操るプロデューサー「笹原雄一」という人物を知っているか? 吉田豪ら語る
世間を騒がせた不倫温泉旅行疑惑や、サッカーチームに対するTwitterでの過激発言など、何かと話題が尽きない上西小百合衆議院議員。
これを受けて、久田将義さんと吉田豪さん、そしてゲストのターザン山本さんが『タブーなワイドショー』で「上西小百合騒動を読み解く」と題し、これまでの一連の騒動について語りました。
上西小百合をプロデュースする「笹原雄一」という人物
吉田:
ちょっと前に僕、「モーニングCROSS」というMXの番組でも話をしたんですけど、「上西小百合騒動」というものがあるじゃないですか? サッカー絡みで、ひどいことを言って、一連の流れで炎上して。
ターザン:
浦和レッズに?
吉田:
そうですね。で、更にひどいことを言ってを繰り返して。ただ、読み解き方がテレビでは間違っているなという話を。テレビはわかってないっていうか、この騒動って裏のプロデューサーを見なきゃわからないじゃないですか?
笹原雄一さん【※】という人が秘書で、その人が今メディアに出るようになっているけど、あの人の仕掛けだというところを見なければわからないのに、という話なんですよ。
※笹原雄一
演劇プロデューサー、イベントプロモーター。現在は国会議員秘書。
久田:
要するに上西小百合さんが出てくるだけで、ふざけるな、みたいになりますよね。Twitterでもなんでもいいんですけど。
吉田:
ここでも上西さんの名前は嫌だ。みたいな感じで。
久田:
まあ、よくわかるんですけど、もうちょっと裏側というか仕掛けの……。
吉田:
要は笹原さんがどういう人かと言うと、いろいろな世の中で失敗したような人で、ビジネスをする人なんですよ。
iPS細胞の森口尚史さんとか、LINEで女子中学生とトラブルを起こした、大阪府議の山本圭さんとか、そういう人たちをロフトプラスワンとかのイベントに引っ掛けてきてビジネスをしようとして、失敗してを繰り返したあの人が、初めてうまく世の中にハマったのが上西さんなんです。
ターザン:
(笑)。あの人は、有名な人というか名前のある人に近づいて、それでマネージャーをやりながら自分も有名になるというのか、その人で遊ぼうとしてるのか、よくわからないんですよ。
芸能でも自分のプロダクション起こして女の子を使って、ワチャワチャやったり、あるいは、有名なやつに喧嘩を売って、ネットでボロカスに言って怒らせるわけですよ。それで、近づいていったその瞬間に「どうぞよろしくお願いします」と、こう言うわけですよね。
吉田:
そうなんですよね。Twitterでも、だいたい喧嘩を売って……。
久田:
俺も売られたもん、ふざけるなと思ったよ。
ターザン:
人の心を逆撫でる天才ですね。
吉田:
僕も山本さん絡みで1回あったんですよ。あの人が吉田豪とターザン山本の関係についてなんか勝手なこと書いてたことがあったんですよ。吉田豪は親が離婚して父親がいないから、ターザン山本を父親のように慕っているみたいなことが書いてあって。ちょっと待てと。
ターザン:
あったあった。
吉田:
それは逆で、山本さんが「豪ちゃん、僕を子供にして~」みたいなことを言っていたような関係なんですよ、と説明したら「こうやってすぐ反応するのは図星だという証拠」とか返されて、あなたは1から10まで間違ってますという感じで、ちゃんと説明してという流れがあったんですよね。
久田:
上西さん騒動というか、それはやっぱり笹原さん込みで……。
ターザン:
笹原さん、唯一成功していたんだね。
吉田:
そうなんですよ。笹原さんが上西さんにいろいろ噛み付くように仕掛けているんだろうけど、上西さん自身もたぶん、そういう資質があったんですよ。で、うまくハマった。
ターザン:
似た者同士でしょ。
久田:
僕、1周回って面白いもん、上西さん。
ターザン:
もしかして笹原さん、テレビに顔出てんの?
吉田:
出てるんですよ。
ターザン:
ええーっ!? あれ出ちゃいけないでしょ!
吉田:
(笑)
ターザン:
出ちゃいけないよ、あれ!
久田:
出てましたよ。
吉田:
ガンガン出てるんですよ、ワイドショーとか。
ターザン:
犯罪だよ!
吉田:
また、テレビ側もそこを表に出そうとしてて。例えば上西さんが謝罪みたいなもので取材陣が来るじゃないですか? 謝罪しないんですよ。しなかったら秘書のはずの笹原さんが「そんな言い方じゃダメだろお前、ちゃんとここはやんなきゃ」みたいな感じでやり取りして、じゃあ「もう1回やり直します」みたいな。そのやり取りを全部流すんですよ。
ターザン:
ええーっ!?
吉田:
秘書があまりにも介入しているところを外に出そうとしてて。
久田:
でも、あれよく流すよな。
ターザン:
それ自体が笹原さんからしたら成功ですよ。
吉田:
まあ、俺の名前が上がった、顔が出たっていう、そういうことなんですよ。
久田:
まさに成功ですよ。あの人自身も一生懸命頑張ってるんですよ。週刊金曜日【※】に働きかけたり。僕にも働きかけてきましたしね。僕もTwitterで悪口を言われたんで。
※週刊金曜日
株式会社金曜日が発行する、主に政治・社会・環境問題を扱う週刊誌。
ターザン:
びっくりしたでしょ?
久田:
びっくりしたんですよ。「何、久田の野郎」とか言って「は? お前、知らないんだけど」と。でも「明大付属の先輩だし」「関係ないだろてめえ」と言ったんですけど。渋谷ロフトナインというところで。
吉田:
渋谷ロフトナインで乙武君と長谷川豊さんのイベントがあって、僕らふたりで観に行ったら上西さんが絡むつもりで来ていて、笹原さんもいたんですよ。そこで……。
久田:
ああ、この人かと思って。喧嘩になるよねと思ったら、すごく「あっ、暴言吐きましてーすみません。」みたいな感じだったから。
吉田:
会うとそうなるんですよね。
久田:
そうするとやっぱり「ははあ」と言いますよね。「おい、てめえか」と言えないじゃないですか?
ターザン:
メシを食おうと言うんですよ。
久田:
メシ食いましたよ、だから。
ターザン:
食った!?
吉田:
(笑)
ターザン:
何食った?
久田:
鶏鍋みたいなやつ。
ターザン:
(笑)
吉田:
笑われた(笑)。
ターザン:
ちょろいね、君も。
吉田:
(笑)
久田:
いや、だから仕事してないですから。
吉田:
そこからの距離ね、ちゃんと空いてますから。
久田:
だけど上西さんはみんな、あの辺からおかしいじゃん。写真集出したときからおかしいって言われてますが、あれ多分もう計算通りっていうかプラン通り。
吉田:
だからプロデュースというか、仕掛け人の仕掛けにうまく乗れる人なんですよね。
久田:
乗っているよね。
吉田:
今まで多分いろいろな人持ち上げようとしたけど、みんなが離れていったのが初めて噛み合った。
久田:
山本さんもだし、市議も。
ターザン:
奇跡だね。成功例だね。拍手しなきゃじゃないか。