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身近に潜む危険生物『アニサキス』を紹介 その食中毒予防本当に大丈夫? 正しい予防方法も紹介!

 今回ご紹介するのはtuyukusaさんがニコニコ動画に投稿した『【VOICEROID解説】ゆかり先輩と見る危険生物【海編⑫】』です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

最後は少し悪ノリしましたが、おすすめなのでぜひ

VOICEROID解説のようでVOICEROID劇場のようでもあるゆるーい感じでやってくで
普段はスマブラ等のゲーム実況をしてます。良かったら見てや
「いいね」でアニサキスの豆知識


 生魚を食べるとき、運が悪いとあたってしまい数日苦しむことになるアニサキス。
 今回はそんなアニサキスの生態をご紹介していきます。

 世界中の海に生息しているアニサキス。なんと日本の食中毒の約97%はアニサキスが原因です。

 その生態はオキアミのような小型の生き物に寄生し、寄生された生き物を食べたサバやサンマなどにまた寄生する。
 これを繰り返しながら成長し終宿種である海洋哺乳類(イルカやクジラなど)へたどり着くことを目標にしています。

 当然成長するためには栄養を取る必要があり、これまでは宿主であるサバなどの内臓や肉を食べていると考えられていました。
 しかし、近年そのどちらも行っていないことが確認されつつあります。

 回遊魚であるサバなどを宿主にしている間はなにもせずに、終宿主であるクジラなどに寄生してから活動することがわかってきました。

 終宿主にたどり着き、成虫となると卵を産卵。終宿主の糞に混じって卵が海に帰り、また幼虫がオキアミに寄生する……。
 アニサキスたちはこのループを繰り返して種を存続させているのですね。食中毒の原因となる危険な生物ですがどこかロマンを感じてしまいます。

 また、なぜ回遊魚に寄生するかというと、遺伝子の多様性の維持をするためという説があるそうです。
 これが収斂進化の先にあったものだとすると生命の神秘を感じますね。
 ちなみに、なぜ遺伝子に多様性が必要かはハプスブルク家が滅亡した理由やセントサイモンの悲劇を調べるとわかりやすいです。

 さて、そんなアニサキスが人間の体に入ってしまった場合、アニサキスは数日で死んでしまうのですが、

 アニサキスが死ぬまで胃や腸を刺激されるので地獄の時間が続きます。ちなみに、アニサキスの激痛はアニサキスが刺さった事によるキズの痛みではなく、人の防御作用によるアレルギー反応によるものと考えられています。
 これがアニサキスによって食中毒にいたる理由です。

 アニサキスによる食中毒は日本がぶっちぎりで一位です。

 その数なんと95%。生食文化があるという事があってもいくら何でもこれは多すぎるのでは、と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 現にカルパッチョのような生食文化があるイタリアやその他の生食がある国ではそこまでの発生件数がありません。

 これには理由があり、日本の太平洋側にアニサキスが潜んでいる魚が多いことがあります。

 サバの例を出してみると、なんと日本海側と比べても圧倒的に多い75%のサバがアニサキスに寄生されています。

 そして、生息しているアニサキスの種類にも太平洋側で食中毒が起きやすい理由があります。

 日本海側に生息しているペグレフィは魚が生きているうちは身に移りにくいのですが、

 太平洋に住むシンプレックスは魚が生きているうちから身に移動します。
 内臓だけに潜んでいるのならば内臓を取り除けばいいですが、身にも潜んでいるとなるとアニサキスのサイズもあり見落としてしまいますよね。

 ただし、これはあくまでサバでの話なので、アニサキスがどこに潜んでいるかについては適宜確認する必要があります。

 そんなアニサキスによる食中毒予防方法については間違った知識も広がっているようです。

 魚を締めてすぐに内臓を取る、よく噛む、細切れにする、生姜やワサビのような薬味をつける。こういった対策はあまり効果がないそうです。

 よく噛むではアニサキスを噛み切ることすらできません。アニサキスはとても頑丈なのですね。
 しかも仮に半分に切れてもアタマがあれば生きて穿孔します。

 生姜やワサビ、酢などで効果が出るほどの量を使うとおいしく魚を食べることが困難になってしまうようです。

 では、どのように予防していけばいいか。こちらについても紹介していきます。

 これについては至極単純な方法で、冷凍するか加熱する。この二つなのです。
 冷凍してから解凍して刺身にすると鮮度が落ちてしまうので、生食の場合はリスクを取るか味を取るかという話になりますが、焼き魚の場合は問題ないですね。

 今回は身近に潜む危険生物アニサキスについてのご紹介でした。動画タイトルに海編⑫とついていることからもわかるようにtuyukusaさんはさまざまな危険生物についての解説をしています。この機会にあわせてご覧になってみてはいかがでしょうか。

視聴者コメント

・これその日捕れた新鮮な刺身出してる外食屋はどうしてるんだろう
・養殖モノはそもそもアニサキスに感染したオキアミを食うことがないから安全性もっと高いで
・ブラックライトでアニサキスの有無を確認するって手法が出てきたから、目視チェックしてどうぞ
・イカに切れ目を入れているかどうかで寿司屋のネタが冷凍かどうかわかるって記事読んだ
・今はサンマの刺し身とかまで出回ってるからなー


▼動画はこちらから視聴できます▼

【VOICEROID解説】ゆかり先輩と見る危険生物【海編⑫】

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