3年前に“ある歌手”が注目していたカープ若手選手が見事に優勝の立役者になっていた件
2017年9月29日に最終回を迎える『ニコラジ』。フィナーレに向けて、「ビッグダディ」「ハライチ岩井」「しみけん」など豪華ゲストが連日出演中ですが、ニコニコニュースでは過去放送分から選りすぐりの内容をピックアップ。
今回お届けするのは、男性ツインボーカルグループ『CHEMISTRY』の堂珍嘉邦さんの出演回(2014年8月27日放送分)。番組はMCのやまだひさしさんを相手に、堂珍さんが広島カープを語り尽くすという内容です。
一番好きな選手は炎のストッパー・津田恒美さんで、カープが好きすぎて「タダで野球が見れるから」という理由で球場でアルバイトをしていたと語る“ガチカープファン”の堂珍さんが、放送当時に注目していたカープの若手選手4人を本人とのエピソードを交えながら写真付きで紹介します。
カープ堂林選手とのコラボ曲が誕生していた
やまだ:
カープの堂林翔太選手の入場曲『Fly Away』【※】を書き下ろされたということですが、堂林選手とはどういう繋がりがあるんでしょうか。
※堂林選手の入場曲
『Fly Away』は2014年のみ使われた。2017年現在の入場曲はいきものがかりの『いこう』。
堂珍:
スポーツ新聞で月一でがっつりカープのコラムを書いているんです。そこで「対談とかやってみたらおもしろいんじゃないかな」という話から、堂林選手にお願いしました。
やまだ:
堂林選手の魅力は何でしょうか。
堂珍:
やっぱり華ですね。右に大きいのが打てる打者ですからね。
堂林選手が出てくるまで、カープの選手はキャーキャー言われる選手がいなかったんですよ。渋い感じの選手が多かった。
やまだ:
野球職人みたいな選手が多いんですよね。でも野球に興味がなかった人でも、堂珍さんの歌がきっかけで「見に行こう」とかなりますからね。
こういうコラボって大事ですよね。堂珍さんと堂林選手と名前も似てますし。
堂珍:
それも実はあって、名前に「堂」がつく人は気になっちゃいますね。
スタッフ:
堂珍さんは堂林選手を甲子園のときから注目されていたんですよね。
堂珍:
そうです。
スタッフ:
愛知の選手ですよね。
堂珍:
ドラフト2位で入ったとき激熱でしたよ。そのときは僕一人で「おぉ~!」って言ってました(笑)。
スタッフ:
ドラフト会議もずっとご覧になっていたんですか。
堂珍:
録画して見ました。我がカープに誰が入るのか気になってしょうがないんです。
やまだ:
音楽活動より気になってないですか(笑)。
堂珍:
若干なってますね(笑)。
2014年当時の注目若手選手は「堂林」「丸」「菊池」「一岡」
やまだ:
そんな堂珍さんに広島カープで注目する選手は誰なのか、ベスト3をあげてもらいました。
堂珍:
まずは堂林翔太選手【※】。『Fly Away』を聞いて頑張ってほしいなと思います。
※堂林翔太選手
2017年現在は選手層の厚さから出場機会は減少。
堂珍:
すごくナイスガイなんですよ。爽やかだし、曲も爽やかにしたいと思って。
スタッフ:
やっぱり背が高いですね。
やまだ:
堂林選手以外で注目の選手を教えてもらいましょう。
堂珍:
丸佳浩選手【※】です。今年に限らず今後もトリプルスリーの可能性がある選手です。入団したときから結構活躍していたんだけど、怪我も多くてなかなか一軍に定着できなかった。
※丸佳浩選手
走攻守ともにトップクラスの能力を誇る。2017年現在も優勝に貢献。
堂珍:
やっぱり出塁率が高いのがいい。ヒット一本とフォアボール一個は一緒ですからね。
スタッフ:
そして注目する選手の三人目は?
堂珍:
みなさん知っていると思うけれど菊池涼介選手【※】。守備がまるで忍者のようだと言われています。メジャーに行ったら「Amazing」言われまくりますよ。
※菊池涼介選手
鉄壁の守備には定評がある。2017年現在も丸選手とともにチームの優勝に貢献。
スタッフ:
メジャーに行きますかね。
堂珍:
個人としての夢というのは尊重しないといけない部分がありますし、カープファンはそこは慣れていますから(笑)。
スタッフ:
そして実は、もう一人追加になりました。
やまだ:
誰?
堂珍:
一岡(いちおか)竜司選手【※】です。
※一岡竜司選手
2017年現在も貴重な中継ぎピッチャーとして活躍。
堂珍:
FAで巨人に行った大竹寛選手の人的保証でカープに来た選手です。すごい嬉しかったのが、僕が始球式をやった日に球団の人から「一岡が堂珍さんのファンなので挨拶してもいいですか」という話があったんです。ぜひぜひ、ということでお会いした。
巨人から来た選手で、学生時代はコンピュータ学院でエンジニアを目指してたというところまでは知ってて。
やまだ:
知りすぎだよ(笑)。
堂珍:
お会いしたときに一岡選手から帽子の裏に「何か一言書いてください」って言われたんです。僕が先輩のミュージシャンに「恥を捨ててでも、泥臭くても、小さいところからやれる感じでいかなきゃいけないよな」「40、50歳になって恥をかくんじゃなくて、いまのうちに恥をかけ」と言われたことを思い出したんです。
一岡選手にそのことを説明して、「恥をかけ」って書いたんです。
やまだ:
失敗なんか恐れるな、と。
堂珍:
後日、野球の試合をテレビで見てたんです。そうしたら一岡選手が出てきて、投球前に帽子を取って僕が書いたメッセージを見て深呼吸してるんです。それで投げて抑えてたんですよ。それを見たときに、めちゃくちゃ胸熱になっちゃって。すごく嬉しかったです。