SFC版『悪魔城ドラキュラ』を35分でクリアしたRTA！ 被ダメ加速に壁抜け、名ゴシックホラーアクションで魅せる数々のRTAテクに注目

　コナミを代表するホラーアクションゲームシリーズとして国内外で高い人気を誇る「悪魔城シリーズ」。

　1986年にリリースされたファミリーコンピュータ版『悪魔城ドラキュラ』は当時としては珍しいゴシックテイストの本格的なホラーアクションゲームであり、当時でも高い水準となるBGMや演出面が大きな魅力。

　海外では同作に影響を受けた「メトロイドヴァニア」と呼ばれるサブジャンルの作品が存在するほど同シリーズの人気が高く、主人公のシモン・ベルモンドが任天堂の『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』にファイターとして採用された際には非常に大きな反響があった。

　今回紹介するのはそんなコナミの名作『悪魔城ドラキュラ』でRTAに挑戦した動画。ストーンさんがニコニコ動画に投稿した『【RTA】悪魔城ドラキュラ Any% 35分57秒 Part1/2』だ。

　この動画は初代『悪魔城ドラキュラ』をリメイクしたスーパーファミコン版『悪魔城ドラキュラ』でAny％RTAに挑戦、その様子を走者自らが解説するというもの。

　今回はゴシックホラーアクションの名作として知られる『悪魔城ドラキュラ』を35分で攻略したRTA動画をご紹介する。

アクション大幅進化のSFC版『悪魔城ドラキュラ』で挑むAny％RTA

　今回紹介するのはスーパーファミコン版『悪魔城ドラキュラ』の1周目エンディングを目指すAny％RTAに挑んだ動画。

　前述したように初代『悪魔城ドラキュラ』のリメイク作となる本作はストーリーこそ初代をなぞっているものの、アクション面や演出面には大幅なアレンジが加えられ、全くの別物に仕上がっている。

　特にアクション面の進化は大きく、鞭での攻撃が8方向へ拡張されたほか、ジャンプ中に向きを変える空中制御も可能となりアクションの自由度が大幅に上昇。

　そのほかにも、鞭を使った防御やグラップル移動、サブウェポン使用の簡易化や階段などの移動面での利便性向上などスーパーファミコンの性能を活かした進化がみられ、シリーズでも根強い人気を誇る。

　そんなスーパーファミコン版『悪魔城ドラキュラ』で挑む今回のRTAはAny％RTA。

　同カテゴリは1周目エンディングを目標としたRTAで、海外記録サイトには約180名の記録が登録される同作では最も人気のカテゴリだ。

　投稿者のストーンさんは同RTAのタイムを段階的に短縮していく様子をニコニコ動画に投稿しており、本動画は35分57秒の記録を解説したものとなる。

　なお、ストーンさんは本記録の達成後もRTAを続けており、執筆時点ではより難しいチャートを採用した34分台の記録も達成している。

被ダメ加速にグリッチ、一方的なボス攻略も披露

　シリーズでも根強い人気を誇るスーパーファミコン版『悪魔城ドラキュラ』でAny％RTAに挑戦した本動画。本作RTAでは一番人気となる本RTAでストーンさんはどのようなプレイを披露したのか？

　前後編に分けられた本動画では序盤から細かなテクニックをはじめ、さまざまなタイム短縮のための攻略法を組み込んだRTAらしいプレイが披露されていた。

　例えば最序盤から頻繁に登場したのは被弾時のノックバックを活用し、背中側で被弾することで前方に加速する移動テクニック。

　体力に余裕がある状況限定となるものの、敵が現れる場面では比較的容易に使用できるテクニックということで、積極的に使用される様子が確認できた。

　ゲームの仕様を活かしたテクニックだけでなく、グリッチなどを活用した時短テクニックも披露されており、1面では見せ場として本来階段での移動が必要なエリアを、鞭によるスイング移動を使った壁抜けで突破。

　ステージ3ではスイング移動を活用したグリッチとして、鞭をひっかけた位置よりも上にぶら下がり、通常よりも高い位置にジャンプで移動するテクニックを披露していた。

　もちろん、ボス戦でもRTAらしいプレイが披露されており、多くのボス戦では出現に合わせて攻撃を始め出現早々に撃破するなどボスを一方的に倒す様子が確認できた。

　スーパーファミコン版『悪魔城ドラキュラ』のAny％RTAに挑戦し、その解説を行う本動画は執筆時点で完結済み。

　1986年から続く「悪魔城」シリーズでも屈指の人気を誇る本作を35分でクリアしたストーンさんがどのようなプレイを見せたのか？ぜひ動画でチェックしてみてほしい。

文／富士脇 水面

【RTA】悪魔城ドラキュラ Any% 35分57秒 Part1/2

https://www.nicovideo.jp/watch/sm43808466

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