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『メタルギアソリッド3』のワニキャップを3Dプリンターで作ってみた! 実際に装着して川で移動する姿に「ここまで再現するとはw」「いいセンスだ」の声

 今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『【MGS3】ワニキャップ作って潜入してみた。【MGSΔ】』というkagerou works.さんの動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

3Dプリンターを使ってMGS3のネタアイテム「ワニキャップ」を作ってみました。
これで水に入ってワニに擬態すれば有利に潜入できますね。


 3Dステルスゲームの「メタルギアソリッド」シリーズ。敵から隠れるために、段ボール箱など様々なステルスアイテムが登場します。
 今回は、MGS3に登場する「ワニキャップ」をkagerou works.さんが3Dプリンターを使って制作します。

MGS3といえばワニキャップ

 初めに、ソフトを使ってワニキャップをモデリングします。画面には人物も表示されていますが、これは装着した際にサイズ感が分かりやすいようにわざと配置しています。

 完成したデータを出力したのがコチラ。分割されているので分かりにくいのですが、この時点で重さは約6kgと頭に乗せるにはかなりの重量となっています。
 また、これとは別にワニの牙部分も出力します。

 先ほど出力したものを組み立てますが出力した際、ノズル詰まりで積層間に隙間が出来ているので、その部分をゼリータイプの接着剤で補強します。

後頭部にレジンを流し込んで重量が+2kg

 今回作っているワニキャップは形状の関係で、前側に重心がありそのまま被るとどうしても不安定になってしまいます。なので、後頭部側にカウンターウェイトを仕込んで重心を調整します。

 カウンターウェイトを仕込んだら、各パーツを接着します。

段差部分はPLAフィラメントを溶かしこみながらならす

 接着した部分はプラウェルダーという器具でならしていきます。

 接着が終わったら、スプレーなどを使って塗装を行ないます。

 目や牙など細かな装飾部分を取り付ければワニ部分は完成です。

 最後にストラップと、そのまま被ると頭頂部が痛いのでスポンジを貼り付けます。これでワニキャップは完成です。

 完成したのがコチラ。ゲーム本編で見たワニキャップが出来上がりました!

 ここから、ワニキャップを使った潜入映像をご紹介します。

 川のほとりに兵士が1人。その兵士が川に何かを見つけたようです!

これはまさしくワニそのもの

 視線を向けた先には、何の変哲もないワニが1匹。違和感を感じなかったのか、兵士は「ワニだったか……」とつぶやき、スルーしました。

 その隙に!

 見事、兵士を倒すことに成功しました!

 そんなワニキャップを使って潜入映像でした。

 ワニキャップを被ってみての感想ですが「とにかく重い」とのこと。総重量8.2kg。「重心が頭の上に来ているので止まっていれば安定しているが、動いたり首を振ったりすると惰性で首を持っていかれる。撮影中30分くらい被っていたが、首の凝りがひどかった」そうです。

 また、もう一つの問題点が「浮力」とのこと。

 水中にもぐろうとすると、後頭部側の浮力で前方に首が曲がり、かつ足が浮かんでワニに宙吊り状態になり、とても大変だそうです。今回の撮影では、潜るのではなくお辞儀をして顔を水につけるようにして対策したそうです。

 最後に、ワニキャップのそのものとは関係ないのですが、撮影時期が1月前半で寒すぎたとのこと。外気温5度水温8度での撮影でウェットスーツを中に着込んでるが、それでも水につけた顔や指先は痛かったそうです。
 そんなスネークの気持ちがたっぷり味わえるワニキャップの活躍シーンを映像で楽しみたい方は、ぜひ動画をご視聴ください。

視聴者のコメント

なんだワニか…
ここまで再現するとはw
体はってるなぁ
いいセンスだ
8キロ超えは首の負担ヤバそう


▼動画はこちらから視聴できます▼

『【MGS3】ワニキャップ作って潜入してみた。【MGSΔ】』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44585772

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