ボカロP・じんが描くまっすぐなギターロック楽曲『BLUE BACK』初音ミクの熱唱に「カッコ良すぎだろ」「調声最高だ」の声
ボカロPのじんが、2月19日に12年ぶりとなるボーカロイドフルアルバム『BLUE BACK』をリリースした。
文/村上麗奈

「Worlders」をはじめ、「未だ、青い」や「Newton」などを収録した今作。青空や青い海を背景に、可能性に満ちた青春の景色や高揚を、ある曲ではキラキラと爽やかに、ある曲では迸る熱さで描いている。

表題曲となる「BLUE BACK」は、アルバムの中でもひときわ熱い、まっすぐなギターロックだ。

<一生消えない傷は 消せないなら 誇っちまえよ><愛の流行らない地獄なんて 今、蹴とばして君と 何処までも酷い旅 続けていくんだぜ>。
想いをふり絞るようにかき鳴らされるギターとともに、初音ミクが叫ぶように届ける歌詞は、どれも前向きで泥臭い。
傷を抱えながらもギラギラとした目線で前を見据える、逆境や批判などものともしない等身大の姿が、躍動感たっぷりに映し出される。

MVでは、石川カヲリによる生き生きとした筆致の漫画が、楽曲をドラマチックに演出する。何かに向かって燃え上がる情熱を思い返させてくれる、すべての人にとってのアンセムとなり得る楽曲だ。
■アルバム「BLUE BACK」 配信情報

■information
「The VOCALOID Collection」 公式サイト
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