ダイソーとニトリとカインズと老舗メーカ―の「スキレット」を使い比べて検証! お値段550円から3960円の4種から選び方を考えてみた
今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『これを選ぶべし。スキレットの魅力と選び方』というホルモンしま田さんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
みなさんはスキレット持っていますか? キャンプやバーベキューで活躍するスキレットですが、 各メーカーから値段や大きさ、形など様々なものが売られていますが、 実際どれを選べば良いのか? プロの料理人が教えちゃいます! それでは早速やっていきましょう!

投稿者のホルモンしま田さんがお値段様々なスキレットを4種購入しました。

スキレットとは元はイギリスの伝統的な小ぶりの鍋で、脚と長いハンドルが付いたものを指します。

その後イギリス人がアメリカに渡って、現在のような鋳鉄製のスキレットが作られるようになったのだとか。こうしたアメリカ流のスキレットは「cast iron skillet」といい、イギリス流の伝統のスキレットと呼び分けているのですが、日本には単に「スキレット」としてアメリカ流のものが伝わったのだそうです。


今回ホルモンしま田さんが購入したのは向かって左のカインズホーム、ニトリ、ダイソー、スキレットの老舗メーカーのロッジのもの。このうちニトリのみ直径19cmで他は20cmです。材質は全て鋳鉄とのこと。

値段はカインズが980円、ニトリ790円、ダイソー550円に対しロッジ3960円です。最安のダイソーとロッジの価格差は7倍以上あります。


外見的な特徴としては、カインズとニトリは底面に特に何もありませんが、ダイソーは550円ながら細かな溝が彫られ、ロッジにはメーカー名が書かれていました。ロッジは厚みもあり、1番ずっしりしているそうです。

持ち手も長さや形が違いますね。
フライパンは様々な加工が施されていたりしますが、スキレットは特に加工はされていません。そのため高温での使用が可能で、オーブンに入れたり炭などに直接乗せて使ったりできます。手入れをすれば長く使えるのもスキレットのメリットです。デメリットは、通常のフライパンより重いこと。

そこで重さを量ってみたところ、カインズ1037g、ニトリ1189g、ダイソー1154g、ロッジ1523gでした。圧倒的にロッジが重いです。



続いてはシーズニング。洗って水気を拭いたスキレットを火にかけ、油を塗って煙が出るまで熱して冷ます作業を3回行いました。
1個をシーズニングするだけでも手間がかかりますが、4個やるのは想像以上に手間だったそうです。それでもこの作業をしないとスキレットは簡単にサビてしまうとホルモンしま田さん。実際にダイソーのスキレットは販売時にサビが見えていたのだとか。

次は温度変化について。どれもおよそ27度のスキレットを2分加熱して温度を測り、火からおろして5分経ったときの温度がどうなったかを比べます。


まずはカインズのスキレット。火にかけて2分後の温度が224度、火からおろして5分後が145度でした。
同様にニトリは2分加熱後が205度で5分冷まして145度、ダイソーは2分加熱後が238度で5分冷まして141度、ロッジは2分加熱後が205度で5分冷まして136度。ロッジは分厚い分加熱に時間がかかり、温まるのに時間がかかるのかもしれません。
今回は1度の計測でしたが、何度か同じ検証をすると精度が上がりそうとのことでした。

最後は実際に料理を作っての検証。ベーコンと目玉焼きを作ります。加熱時間での温度の変化からわかるように、全てを同じ時間と同じ温度で調理するのは難しいそうです。調整しながらの調理になるとか。


食べてみたホルモンしま田さんは「大きな差は感じません」。スキレットが温まりにくいなどの違いはあっても、ちょっとした加減でどうにでもなる範囲だそうです。
分厚いお肉を焼いたり余熱で調理する場合などはロッジのような分厚めのスキレットが温度が下がりにくいので良さそうです。しかし普通のフライパンに比べたらどれも温度が下がりにくいので、気にするほどの差ではないかもしれないとのこと。
そう考えるとスキレットを選ぶ基準は自分の好みで決まるのではとホルモンしま田さん。そして、メンテナンスが苦手な人にはスキレットのような鋳鉄製の調理器具は個人的にはオススメしないとのことでした。
スキレット選びの参考になりそうな今回の動画。ホルモンしま田さんの解説や感想の詳細に興味を持たれた方はどうぞ動画をご視聴ください。
視聴者のコメント
・スキレットで料理すると楽しいよね
・足生えてたんだ…
・管理が面倒で無理です・・・
・日本人はワビ・サビが好きだから…
・組み合わせられる蓋の有無とか
・ダイソーの値段の割に結構頑張ってるなぁ
▼動画はこちらから視聴できます▼
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