最果ての地の霊場「恐山」へ行ってきた! 異界を感じる景色のあとは、奇岩が織りなす「仏ヶ浦」やホテルのようなフェリーと旅路を最後まで楽しみ尽くす
今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『【東北】ちょっと旅に行ってみた、最果ての地、恐山で異界を体験!』というすもびさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
昔の人ってすごいですよね、よくこの地に寺を建てたものだ。 大自然を満喫したいので東北でアウトドアしてきます。

東北を旅した投稿者のすもびさん。目指すは日本三大霊場の1つ「恐山」と秘境「仏ヶ浦」です。恐山は荒涼とした火山性の大地と硫黄の香りが、まるであの世に見える絶景だとか。

まずは三途の川に到着。太鼓橋は通行禁止でした。


隣にある鉄筋コンクリート製の橋を渡ります。周囲は硫黄の匂いがしていて、この手前には硫黄が噴出している立ち入り禁止の場所もあったそうです。


少し歩いて恐山菩提寺に到着しました。


比叡山や高野山と共に日本三大霊場に数えられる恐山の山門はとても重厚です。すもびさんは芥川龍之介の『羅生門』を連想したのだとか。

重厚な門をくぐるのは、別世界に来たような感覚になって好きだそうです。


お寺の中には温泉が4つあり、入山料だけで入浴できるとのこと。参拝するときにはタオルと飲み物を持って行くといいそうです。泉質は硫黄泉でとても気持ち良かったとすもびさん。


「熊に注意」の看板を確認して恐山の中へと入ります。



荒涼とした景色を進んでいると硫黄の匂いが少しするとのこと。カラカラと回っている風車は線香や生け花の代わりに供えられているのだそうです。火山ガスにより火気厳禁なのですね。

供養として積まれている積み石には、火山ガスを効率よく空気と馴染ませるためという説もあるのだとか。


どこかから湧いている硫黄泉。普段見られない色彩が恐山の独特な風景を作っています。

極楽浜に到着しました。ここはあたり一面が白いです。

近くには鮮やかなグリーンの池があります。



すごい熱量を持った火山ガスが噴き出す重罪地獄など、いくつもの地獄をめぐりお寺に戻ってきたすもびさんは「生きているって感じがしてちょっとホッとした」のだそう。


続いては仏ヶ浦へ。ここも熊に注意のようです。

駐車場から仏ヶ浦までは、行きは下りで帰りは上り。標高は120mと中々の厳しさです。


野ネズミのガサガサ音に熊かと怯えながら進むと、長い階段が現れました。ここまでで目的地まで半分とのこと。

階段を下りに下って仏ヶ浦に到着。奥に見えるのは船の発着場だそうです。


辺りには白や淡い緑色をした奇岩がそびえたっています。これらの岩石は火山灰でできているため脆く、波や雨水で浸食されやすいとのことです。



それゆえに現在進行形の、今ここにしかない自然のアートが広がっています。


岩の迫力は凄いものでしたが、海は穏やかで澄んでいました。

大自然があみだした巨岩のアートを堪能した帰路には……

そびえる階段が待ち構えていました。1歩ずつじっくり帰ったそうです。

キャンプ場で1泊したすもびさんは仙台フェリー乗り場へ。太平洋フェリーの「いしかり」で帰ります。フェリーに車で乗る際は、行き先が書かれたシートを掲示しなければならないとのこと。



船に乗り込むと、数多くの係員さんによる案内が。

車を降りたらエレベーターの扉に描かれたこの場所を覚えておかないといけません。

今回は1等客室に泊まるとのことで、ワクワクで部屋へ向かうすもびさん。シングル2名室おひとり様12700円とのこと。


1等客室は照明までリッチでした。



スリッパが付いていたり、冷蔵庫や湯沸かし器付きなことに感激するすもびさんです。

部屋のチェックのあとは、「エーゲ海の輝き」をコンセプトにきらめく青い空と海・白壁の家々をイメージしたという船内の散策へと繰り出します。
硫黄の匂いのする荒涼とした景色を味わう恐山、自然の力を感じた仏ヶ浦、まるでホテルのようなフェリーの様子と、それぞれ異なる楽しさのある動画です。興味を持たれた方はどうぞすもびさんの旅路をご視聴ください。ご紹介した以外にも迫力ある風景が収められています。
視聴者のコメント
・りっぱな柱
・そうか線香は引火するのか
・崩れそう
・行きはよいよい帰りは怖い
・ビジホみたいだちょっとしたホテルだね
・おつでしたー
▼動画はこちらから視聴できます▼
『【東北】ちょっと旅に行ってみた、最果ての地、恐山で異界を体験!』
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