池澤春菜、初主演作『レッツ&ゴー』豪役を20年経って振り返る。男の子役未経験でも抜擢された理由には“烈兄貴”渕崎ゆり子の存在が
「小学生お断り! コロコロ卒業生に贈る大人のコロコロ」がコンセプトの雑誌『コロコロアニキ』の情報をお届けする番組、『コロコロ生アニキ』。『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の新作ドラマCDのリリースに寄せて、烈役・渕崎ゆり子さん、豪役・池澤春菜さんに出演していただきました。
番組MCのなすなかにしの那須さん、中西さん、アシスタントのかえひろみさん、コロコロアニキ編集部記者の石井さんと共に、19年ぶりにキャストが集まり制作された新作ドラマCDのレコーディングの様子や、アニメ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』のアフレコをしていた当時のエピソードをお聞きしました。
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『レッツ&ゴー!!』キャストが役20年ぶりに集合
那須:
今回はいつぶりぐらいに『爆走兄弟レッツ&ゴー』の声優をされたんですか。
渕崎:
私と池澤さんの2人は『コロコロアニキ』のCMで声をあてているので、今回のドラマCDではそんなに久しぶりでもないですね。
池澤:
そうですね。2人だと、3ヶ月に1回とかは必ずCMを録っていて、つい先日も録りましたね。
那須:
そうなんですね。
渕崎:
でも『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』としては19年ぶりぐらいになりますね。
池澤:
ナレーションじゃなくてセリフで役を演じるのは、本当に久しぶりですね。
那須:
約20年ぶりなんですね。そんなに年数経っていてすぐに当時演じていたようにスイッチが入りましたか。
中西:
そうですよね。演じていたキャラクターとか忘れていたりとかしませんか。
池澤:
我々には、何を言ってるのかわからないですね(笑)。役は魂ですからね。私の中にいますから。
中西:
申し訳ありません(笑)。忘れることなんてないんですね。
那須:
じゃあ、時間が経っていてもすぐに切り替えられるんですね。
池澤:
私ひとりだったらうまくいかないかもしれないんですけど(笑)。渕崎さんの演じる烈兄貴がいてくれると、すぐにキャラクターの役に入れてしまうんですよ。
渕崎:
3年前に映画の上映会をしていただいた時に、イベントで久しぶりに池澤さんと会って、かけ合いで烈と豪をしたことがあるんです。その時はリハーサルもほとんどしないで出来ましたね。
池澤:
その時、セリフも自分たちで考えて演じたのですが、烈も豪もセリフがすぐ出てきてちゃんとそのまま2人が話しているのような感じになりました。
かえひろみ:
それはすごいです!
ドラマCDの配役は人気順だったので“あのキャラ”は外されることに…
那須:
今回のドラマCDはどういった内容なんですか。
渕崎:
これは凄かったよね(笑)。語りだしたら大変なことになりますよ。
池澤:
凄かったですね(笑)。アンケートハガキのファン投票で登場人物が上位から決まっていったので、悲しいことも起きてしまって……。数字は残酷だなっていうか、みんな正直だなっていうか。
渕崎:
人数が限られているので、どうしてもあの彼がね。我らが、藤吉くんが登場していなくてね。
池澤:
でもファン投票って聞いて、薄々みんなそんな予感はしてたんですよね(笑)。
那須:
コメントにも「藤吉……」って流れてますね(笑)。
かえひろみ:
切ないですね(笑)。
渕崎:
でもコロコロアニキのCMで、おぼっちゃまくんと烈と豪はやっているんですよ。
池澤:
おぼっちゃまくんと藤吉は同じ神代知衣さんが声を当てているので、CMで来た時に最後に役者陣で勝手にアドリブで一言だけ藤吉で喋ってもらいましたね。
渕崎:
CMでは、藤吉くんのゲスっていう語尾が聞けたんですよね(笑)。今回のドラマCDでは、人気のあるミハエルくんが入ってきますからね。
那須:
他の役者の方々とは久々でしたか。
渕崎:
全員で会ったのは久々でしたね。
池澤:
それぞれとは別のお仕事で会うんですが、全員集合は当時以来でした。
かえひろみ:
全員集まると、どんな感じでしたか。
渕崎:
みんなやる気モリモリで(笑)。お久しぶりとかは言うんですけど、なんの不自然さもなく、リハーサルがまわった途端にみんなスイッチが入って、当時のまんまでした。豪の声は聞いているんですけど、ミハエル、J、リョウ、あとファイターの声とか久しぶりに聞いたのに、20年近く前にすぐ戻れました。
池澤:
当時のみんながそこに居ましたね。