N高校の作家を目指す生徒へ向けた「ラノベ作家授業」は大賞受賞者が質問に答えたりと内容が激アツだった
小説を書くために一番必要なもの
三木:
ではここからはネットサイン会のコーナーです。サインをしながらみなさんからの質疑に応答をしていただこうと思います。では読みます。キャラクターを作るときに気をつけていることを教えてください。
駱駝:
自分の中で「キャラクターの、ここが好き」というのを三つ作るようにしています。それを踏まえてキャラを作るようにしています。たとえば主人公のジョーロ君だと、友情、努力、勝利ですよね。クズ野郎なんですが……私としてはちょっと憎めないクズというものを意識して作りました。
クズクズしい発言をしながらも、結構真面目なんです。あとは、とにかく友情に厚いやつにしようと。パンジーさんだったら、毒舌だったり、好きと主人公に言うところとか、健気なところとかですかね。
三木:
次の質問です。ライトノベルというジャンルを書くうえで、他のジャンルと違うところはどこでしょうか。
駱駝:
難しいですよね。ラノベって何? って聞くと、人それぞれ違うと思うんです。個人的な意見で言うと、ライト=軽いという、気軽に読める小説というものを意識しています。私はJ・K・ローリングさんを意識しているんですが、あの人が書くのは児童小説じゃないですか。
だからそれを意識して小学生でもわかる内容にしようと意識しています。どの世代が読んでも面白い内容にしています。
三木:
先生はどのキャラが一番自分に似ていると思いますか。
駱駝:
いないと思います(笑)。自分に似たキャラを出さないようにしようと常日頃、意識しています。
三木:
なるほど。小説を書く上で一番必要なものは何ですか。
駱駝:
目標だと思いますよ。ラノベ作家になりたいと相談を受けたんですが、基本的にラノベ作家になりたい方は、ラノベ作家になりたいという目標は持たないほうがいいと思います。目標って達成しちゃうと満足しちゃうんです。だから達成できないくらい高い目標をやってやったほうがいいと思います。
駱駝:
ラノベ作家を目指すなら、作家になって『ソードアート・オンライン』より売れたい! くらいの目標を持たないと難しいですよね。高校野球でたとえると、甲子園出場を目指している学校と甲子園優勝を目指している学校だとどちらが強い? という話です。
精神論ですが実際に出てくる問題だと思います。
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