「背負っているものを、一度下ろしたい」独立を表明したビートたけし。浅草キッド・玉袋筋太郎が語るその真意「背負っていたものは俺たち“たけし軍団”だった」
ビートたけしさんが、2018年3月で所属事務所であるオフィス北野を退社し、独立することがわかりました。独立の理由については、たけしさんは「軍団を含め、これまで背負ってきたものを一旦下ろしたい。自分の時間を増やしたい」と話しているそうです。
これを受けて、「タブーなワイドショー」では、吉田豪さんと久田将義さんが、ゲストにオフィス北野に所属する浅草キッドの玉袋筋太郎さんを迎えて、ビートたけしさん引退に関する週刊誌の報道に言及しました。番組中では、玉袋さんが「下ろされた側としても頑張んなきゃいけない」とコメントする一幕も。
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玉袋さん「下ろされた側としても頑張んなきゃいけない」
吉田:
あれ、さっきまでのテンションと違いますよ?
玉袋:
一応、キヨシ軍団【※】の私としてはですね……。
※キヨシ軍団
東京スポーツで報じられた騒動で、ビートたけしの漫才時代のコンビ名「ツービート」を勝手に襲名したとして師匠・たけしに破門を言い渡された「浅草キッド」の水道橋博士と玉袋筋太郎が、たけしの元相棒のキヨシと合体し、「ツービート」のコンビ名をキヨシから譲り受け改めてキヨシ軍団入りを宣言したもの。
吉田:
ありましたよね、そのアングル(笑)。それとも、またターザン山本でも担ぎますか?
玉袋:
でもほら、師匠が独立するってことは、自由にやりたいってことですから。それは本当にお疲れ様でした。“背負ってたもの”って俺たちなんだから。
吉田:
背負ってましたよね。
玉袋:
背負われてたのが俺たちなんだから、それを「下ろす」って言われたら、じゃあ、下ろされた側としても頑張んなきゃいけないですよ。
吉田:
「俺たちが荷物だったのか」って?
玉袋:
もちろん荷物だと思いますよ。これ、俺はよく言ってんだけど、今回は、敏いとうとハッピー&ブルー【※】があって……。敏いとうさんですよ!? 腕っぷしも強くて、フランクシナトラのボディーガードをやって、その敏いとうさんが独立するってなったら、それは残ったハッピー&ブルーは「お疲れ様でした」っていうことで……。
※敏いとうとハッピー&ブルー
敏いとうをリーダーとする歌謡グループ。1971年にグループを結成し、リード・ヴォーカルに森本英世を迎えて1974年に「わたし祈ってます」がヒット。以降、「星降る街角」(1977年)、「よせばいいのに」(1979年)などの曲を世に送り出した。
吉田:
そうとしか言えないですよね。「俺達も連れてってください!」にはならないですよね?
玉袋:
ならないよ。それで残ったハッピー&ブルーが今後の人生が、ハッピーになるのかブルーになるのかっつうのは、ハッピー&ブルーのメンバーの自力次第。これで勘弁してくれませんかね。だから、安室奈美恵のいたSUPER MONKEY’S【※】で、安室奈美恵が抜けて、MAXになるんですよ。
※SUPER MONKEY’S
日本の女性ダンスアイドルグループ。安室奈美恵とMAXの源流のグループである。元々は「沖縄アクターズスクール」内における20人ほどのトップ選抜グループの総称であり、現kiroroの玉城千春も一時在籍していた。
久田:
MAXで、成功しましたからね。
玉袋:
トラトラトラ(ワレ奇襲ニ成功セリ)なんです。敏いとうとハッピー&ブルーの例えで言えば、残ったハッピー&ブルーが「よせばいいのに」ってならないように、私、祈ってます。
吉田:
客観的に見ていると、本当に最近の猪木さんに似てるなってすごくありますよね。自分が作った会社から離れて、自分の作った会社の金銭面とかを悲観して、新しい組織を新しい恋人と立ち上げたりとかして、みたいなね。
各週刊誌のビートたけし独立の報道
久田:
これほどの大事になるとは思わなかったな。新潮を読んでなかった【※】。新潮と文春は届くんですけど、驚きましたよ。それってそんな大事なの? って。ノーマークだったから。
※ビートたけし独立に関する週刊新潮の報道
「オフィス北野」を独立したビートたけしは、愛人と一緒に設立した新事務所に移ったという旨の報道を行った。
吉田:
マークしてくださいよ(笑)! 大変な事態ですよ?
久田:
円満なんだなあ、と思って……。
玉袋:
殿(ビートたけし)の独立は円満だと思いますよ。
吉田:
円満です。新潮は間違い(笑)。
久田:
ちなみに、あれですよ。今日(3月25日)の夕方頃には、テレ朝の番組で水道橋博士さんと一緒だったんですけど、コメントされてましたけど多分、色々とボツになるんだろうなって。
吉田:
この独立騒動の的なことを?
久田:
的なことでしょうね。多分、僕その時はそんなに知らなかったんで。
吉田:
意外とフライデーがきつく書いてて意外でしたね。
久田:
フライデーは……。
吉田:
また、殴り込みされても? みたいなぐらいのレベルで書いてましたけども。
玉袋:
メンバーみんな60歳だからね。若い頃だったら血気盛んだけど、それはないでしょう。
新潮とオフィス北野の意外な関係
久田:
新潮が書くのは、あれっ? と思ったんですけどね。新潮45で連載されてましたし。
吉田:
最近、サイゾーで新書を出したりとかね。サイゾーも繋がりが深いし、文春も小説を書いてヤバそうな所はうまく押さえてた。でも新潮がいたか! っていう。
久田:
でも、新潮は書くときは書くんだよね。
玉袋:
「週刊新潮は明日発売されます」って谷内六郎さんの絵【※】が出たっていうことで……。オフィス北野の社長の森さんの奥さんっていうのは谷内六郎さんの娘さんだからね。っていうことでどうでしょうか。
※谷内六郎さんの絵
谷内六郎は日本の画家。1956年、週刊新潮の創刊号から表紙絵を担当した。
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