「メガドライブ ミニ」の発表を受け名越稔洋が”CDが入りそうなデザイン”を振り返る「開くのかなと思ったら、挿すっていう(笑)」
4月14日に開催された「セガフェス2018」で、「メガドライブ ミニ(仮称)」(以下、メガドライブ ミニ)の発売が発表されました。メガドライブは1988年にセガ・エンタープライゼス(現、株式会社セガゲームス)から発売された16ビットの家庭用ゲーム機で、海外ではジェネシスという名称で多くのゲームユーザーから愛されました。
『龍が如く』シリーズの総合監督として知られる名越稔洋さん、タレントの椿彩菜さんが出演するゲーム情報バラエティ番組「セガなま~セガゲームクリエイター名越稔洋の生でカンパイ~」の中で、視聴者からメガドライブに対する思い入れや思い出を聞かれた名越さんは「とにかく難しい」「アナーキーなデザイン」など、当時を振り返りながら語りました。
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ソフトはディスクかと思いきや……メガドライブのデザインを振り返る
椿:
(質問を読む)「メガドライブ ミニの発売が発表されました。当時小学生でしたが、メガドライブはたくさん遊んでいたので嬉しい限りです。名越さん的にメガドライブに対する思い入れや、思い出などはありますか」という質問です。
名越:
セガに入社したので一応買ったんですよね。何本かプレイしたけど、とにかく難しい(笑)。
椿:
当時は難しいゲームが多かったですね。
名越:
あとはコントローラーのボタンの押し心地のちょっとイケてなさとか(笑)。
椿:
本当ですか? 私は逆にあれがよかったけれど。
名越:
しばらくして違うバージョンとかが出たりしましたけど。当時は僕、業務用をやっていまして、家庭用ゲームを作る機会がその後あるかどうかとか、そんなことは考えずに一人のユーザーとして、やっぱり「任天堂すげーな」っていうのを噛み締めながら見ていた(笑)。
しかも当時CD-ROMのゲームが出だした頃で、デザインだけ丸かった、みたいなね。丸いところにカセットを挿すみたいな、アナーキーなデザインというか(笑)。
椿:
まぁまぁ、斬新なね(笑)。
名越:
そういう記憶しかない(笑)。
椿:
ぱっと見、ディスクっぽいですよね。
名越:
パカっと開くのかなと思ったら、ガン! って挿すっていう(笑)。
トレンド入りした「メガドライブ ミニ」に乗じて他ハードのミニにも期待!
椿:
でもメガドライブで育った方も多いでしょうし、海外でもジェネシスと言って、たくさんの方に愛されましたよね。
名越:
そうですよね。アメリカを中心に、キーワードとしては席巻しましたよね。
椿:
本当にそうですね。
名越:
任天堂に勝っちゃうんじゃねぇかって(笑)。
椿:
そうそう(笑)。
名越:
でもみなさんは知らないでしょうね。「そんなことあったの?」みたいな感じじゃないかな。それがどうなったの? って言ったら、もう当然やっていないわけですからね(笑)。それが答えっていう。
椿:
でもミニがこうやって出るということで。ずっとTwitterのトレンドにも入っていましたし、だからメガドライブミニでみんな盛り上がりすぎて、いろいろなハードのミニがこれから期待! みたいになっていましたね。
名越:
そう考えたら、なくなったハードも含めてたくさんありますもんね。PCエンジンなんかもあればいいのにね。
椿:
だから「PCエンジンミニも期待」なんて言って、常に一緒にトレンド入りもしていましたね。セガではないですけれど(笑)。
名越:
自分らはもう発表したから他所を煽るっていう(笑)。
椿:
でも盛り上がるのは嬉しいことですよね。
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