“平成”はどんな時代だと考える? 「沈滞」「動揺」が大半を占め、年代別で差が出る結果に【月例ネット世論調査2018年5月】
niconicoを利用している全ユーザーに対して一斉に行われるニコニコアンケートが5月24日(木)に行われ、その結果が同日に公開された。
今回のアンケートでは、ニコニコユーザーに対し、「あなたは、平成とはどんな時代だと考えますか」等の12個の設問が提示され、約36,000人のニコニコユーザーが回答した。
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平成は「沈滞した時代」
「天皇陛下が来年4月30日に退位されるまで1年を切りました。あなたは、平成とはどんな時代だと考えますか」という設問に対し、「沈滞した時代」28.0%が一番多く、「動揺した時代」22.4%、「進歩的な時代」13.4%、「暗い時代」11.7%、「保守的な時代」11.6%、「安定した時代」9.7%、「活気のある時代」1.7%、「明るい時代」1.6%という回答結果で、平成という時代にポジティブな印象を持つ人は多くなかった。
男女別でみると、いずれも「沈滞した時代」と回答した割合が最も多かったが、男性では「沈滞した時代」29.7%、「動揺した時代」20.3%と2つの回答の差が9.4%だったが、女性ではそれぞれの割合は25.8%と25.0%と、差がわずか0.8%しかなかった。
年代別にみると、年代があがるにつれて「沈滞した時代」「動揺した時代」という回答の割合が増える傾向が見られた。一方、10代以下でも他の年代同様に「沈滞した時代」と回答した割合が最も多かったが、その次に「進歩的な時代」17.0%、「動揺した時代」16.4%、「保守的な時代」15.3%と僅差で続き、「明るい時代」という回答は全年代の中でも最も多く5.4%だった。
他社の世論調査でも似たような傾向
朝日新聞社が3月中旬から4月下旬に行った全国世論調査でも同様の質問が設けられ、回答の割合は「動揺した時代」42%が一番多く、「沈滞した時代」29%、「進歩的な時代」25%、「保守的な時代」21%、「安定した時代」19%、「暗い時代」9%、「活気のある時代」6%、「明るい時代」5%という結果だった。(有効回答は1,949。回答は八つの選択肢から二つまで選択)
ニコニコアンケートの結果と比較すると、最も回答の割合が多かったのがニコニコアンケートでは「沈滞した時代」、朝日新聞社の全国世論調査では「動揺した時代」だった。いずれの調査でも、「活気のある時代」「明るい時代」のようなポジティブな印象を持つ人は多くなかった。
このアンケートは5月24日(木)21時20分に実施され、35,834人が参加しました。
また、5月30日(水)に、上記アンケートと、マスメディアの世論調査の結果をあわせて解説する番組を配信します。