「痛くない?」「性的な興奮はあるんですか?」 ベールに包まれた緊縛の世界“縛られる側の人”に色々聞いてみた
ミュージシャンの西川貴教さんらが「学ぶ」をコンセプトに「身近で当たり前の事だけど詳しく知らないモノ、事」をテーマに深掘りしていく番組「西川学園高等学校、略してN高!」。今回のテーマは「緊縛」。講師を務めるのは、緊縛師の芙羽忍(ふわしのぶ)さん。
今回は実演編として、“緊縛モデル”のつばきさんがスタジオに登場し、芙羽さんが「手錠」「後手縛り」「吊り」の三種類を土屋礼央さん、星田英利さん、ミクロマンサンライズ!!!さん、手島優さんに披露しました。
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縛られる専門の“緊縛モデル”で手錠を実演
土屋:
ここからはモデルさんに来てもらって、いくつかちょっとデモストレーションをしてもらおうと思いますので、緊縛モデルのつばきさん、お願いします。緊縛モデルということでよろしいですか。
つばき:
そうですね。
土屋:
緊縛を専門にされているんですか?
つばき:
そうですね。でも趣味でもあるんですけれども(笑)。
西川:
縛られるのが、ということですか?
つばき:
縛られるだけですね私は。
星田:
それは性的な興奮はあるんですか?
つばき:
あります。
土屋:
縛る人は男女どっちがいいとかあるんですか? 異性じゃないとだめだって言う人もいるし、同性じゃないとだめだっていう人もいると?
つばき:
私はどちらも大丈夫なんですけれども、結構に人によると思います。
星田:
それは「身動きできない! たまらん!」ってなるんですか。どういうシステムで「いい!」ってなるんですか?
つばき:
いい意味で諦めがつく。
土屋:
基本的にSMで言うとMっ気があるということですか?
つばき:
そうなるんですかね(笑)。
土屋:
今から縛ってもらいますから、その時の表情がどうなるかも含めて話をしていいらしいので。それではまず手錠からいきますか。お願いします。
西川:
全然肌とか綺麗じゃないですか。それこそずっとやっていると縛り痕じゃないけれど、全然違うんですね。
土屋:
痕がつくくらいがいいの? どのくらいがいいの?
つばき:
相手の方との信頼関係によります。
西川:
そりゃそうだよね。それは怖いよ。それは嫌やわ。
土屋:
先生は手際よくやっていますが、これはだいぶ手際がいいらしいですよ。
星田:
すごく難しいということでしょう!?
つばき:
早いし綺麗です(笑)。
星田:
今ちょっとアガってきている感じですか(笑)?
つばき:
楽しいですね。
ミクロマンサンライズ!!!:
朗らか! 楽しそう。
つばき:
完成です!
土屋:
これは動いても外れないんですか。
芙羽:
外れないようにできています。ただ緊縛の一番の醍醐味は外されたくないと思わせることなんです。
星田:
ずっとこのままでいたいと思わせること?
土屋:
どういうことをすることによって外されたくないと思わせるんですか。
芙羽:
それこそ一生懸命、相手になることです。
西川:
自分のことを向いてくれているということが信頼関係と相まって、外さないでっていう気持ちにどんどんなってくると。僕、縛るも縛られるも嫌なんですけども、この3人で何かしたいです。
一同:
(笑)
胸が美しく見える後ろ手縛りを実演。まるで芸術作品のような仕上がりに
土屋:
では次は後手縛りをやっていきますか。
手島:
後手縛りは見たことないかも。
西川:
SMって聞くと、それこそ打たれたり蔑まれたりとか、そういう主従関係みたいなのを思いがちですけれど、それってまずもって信頼関係ができていないとということなんですね。
手島:
縛られて「やめて!」みたいなイメージだったのに、こんなに朗らかな人っているんですね。イメージが変わってきましたよ。
土屋:
これは趣味で「きょう縛られに行こう」みたいなこと?
つばき:
「きょうはそういう気分だからやっておこうか」「やろう~」みたいな(笑)。
ミクロマンサンライズ!!!:
旦那に縛られたことあるみたいな人いましたよ。
つばき:
素敵。
手島:
盛り上がるんでしょうね。
星田:
スパイスみたいな。マンネリ解消に。
手島:
いい夫婦じゃないですか。
ミクロマンサンライズ!!!:
下手くそに縛られるのって嫌なもんなんですか。
つばき:
信頼関係が一番問題なので、好きな人だったらチャーシューみたいなグルグル巻きでも何でもいいです!
土屋:
一番好きな縛られ方とかあるんですか。
つばき:
そうですね、「逆エビ」っていう形があるんですけれど。
星田:
しゃちほこみたいな?
つばき:
そうですね。
星田:
吊るされるんですか。じゃなくて床に転がされてとか。
つばき:
吊るんですけれど、それが好きというよりかは一番私の体系的にハマるというのがありますね。
土屋:
縛りやすい人と縛りにくい人ってあるんですか。
芙羽:
ないですね。でもさすがに縄が届かない人はしんどいですね。でも100kg超えくらいまでなら吊れますよ。私、基本的にお断りしないことにしているので。
星田:
「私、失敗しないので」みたい(笑)。
西川:
縛りながら会話してるみたいから、ほんまに引越のサカイみたい(笑)。
一同:
(笑)
土屋:
これは普段はこうやって会話しながらやっているんですか。
芙羽:
会話しながらの時もあります。会話しない時もあります。
星田:
逆に会話してあげない時が。
芙羽:
いえいえ、言葉はいらない。
西川:
集中しちゃってるってことか。
ミクロマンサンライズ!!!:
お母さんの子宮に帰りたいみたいなそんな感じかな。
土屋:
「あんたがいないと私生きていけないの」みたいな感覚?
西川:
強くハグされる方が圧迫されていいみたいな。安心するじゃないけれど。
土屋:
頷いていますが、そういうことですか。
つばき:
そうですね。安心感があります。
星田:
逆もあるんですか。きょうは先生が調子良くないなっていうか。
つばき:
きょうはあまりノッてないなとかはわかりますね。だからそれだったらこっちがフォローじゃないですけれど……。ちょっとこっちが心を覗こうとしてみたりとか。
土屋:
これは痛いの?
つばき:
いや、全然痛くないです。
西川:
精神的なものであると言われても、モデルのつばきさんの体型の問題だと思うんですけれど、乳がね。
一同:
(笑)
土屋:
すごいね。
西川:
申し訳ないけれど、乳が気になってしょうがない。
星田:
途中からずっと見てるからな。
つばき:
縛ってもらうと胸って強調されて綺麗になる。あとから写真を見て綺麗に縛ってくれると嬉しいですよね。
土屋:
より綺麗に見えると。
西川:
確かにウエスト位置って舞台とかの衣装とかでも、ちょっとウエスト位置が上がるだけで脚長効果がすごかったりするじゃないですか?
手島:
確かにさらに足が長く見えますね。
手島:
確かに縛られることによって、おっぱいの柔らかみも伝わってきますよね。
土屋:
できました。
一同:
うわ!
西川:
芸術やな。
手島:
綺麗!
西川:
その場でパフォーマンスもしてくれて、完成したものをさらに見られるわけでしょう。これウケるのわかるな。
土屋:
先生、ポイントはどういうところなんですか。
芙羽:
気をつけないといけないことは、ここの距離より真ん中より下にかけると、よくないですね。
ここにコツンとぶつけてたらビリッとくる神経が通っているので、ここを触るとすごく嫌ですね。
星田:
ちゃんとそういうのも考えて。
芙羽:
あとはこれがしっかり外れないようくらいですね。
土屋:
そういう縛り方のことも考えてるということはお互いの信頼関係なんですね。
星田:
逆に痛いようにすると思っていました。わざときつくするとか。
芙羽:
わざとするのはこれからです。
星田:
ここまでは甘やかしておいて……。
芙羽:
先にきつくすると、緩めたらこちらが恥ずかしいというかダサいので。優しく信用してもらうところからです。
星田:
深いな。今ちょっとムズっときたわ(笑)。
一同:
(笑)