アイドルオタ“入店禁止騒動”について吉田豪らがコメント「怒る気持ちもわかるけど、そのテンションで困る人がいるのは間違いない」
横浜赤レンガ倉庫にて7月7日、8日の2日間にわたって行われた「アイドル横丁夏まつり!!〜2018〜」にて、イベント参加者がTwitterにて赤レンガ倉庫入口の“館内立入禁止”の張り紙の画像とともに、「オタク人権なし」とコメントを添えて投稿したことが話題になっています。
久田将義氏と吉田豪氏がパーソナリティをつとめるニコニコ生放送「タブーなワイドショー」にて、ゲストの掟ポルシェ氏と共にこの話題に言及。吉田氏は「アイドルオタ差別だと怒る気持ちもわかる」と前置きしつつも、「そのテンションで店に入ってくると困るという人がいるのは間違いない」と語り、掟氏は張り紙について「それなりに理由はある」と語りました。
オタク人権なし pic.twitter.com/dDPTXqEFKx
— かもめ (@kamo_tes) July 8, 2018
テントの中で酒盛りも!? 昔は自由だったアイドルフェス
吉田:
どうですか。アイドル事情に詳しい掟ポルシェさん。
掟:
今、アイドル事情はまったくわかりませんけれどね。こういうイベントにも本当に行ってないしね。ハロプロをずっと見続けた俺も、突然、飲酒禁止になったことも。
吉田:
なったね。
掟:
それは関西の有名なオタの人がいて、その人が酔っ払って揉め事を起こすわけですよね。
吉田:
当時はハロプロは酒OKで、酔っ払って会場で飲んでいる人間が山ほどいたんだけれど。
掟:
俺も飲んでいましたね。
吉田:
2階席から落ちた人がいたんだよね、酔っ払って。
掟:
人間スターダスト【※】だ。
※人間スターダスト
アイドルファンが使う用語の一つ。サイリウムを落としてしまうことを「スターダスト」と呼ぶことに対して「自分自身が落ちること」を指す。
吉田:
知らないよ(笑)。
掟:
サイリウムが落ちるみたいな感じで。
吉田:
そういうことがあって、なんとか死ななかったんだけれど、それでやばいということになって、酒が禁止になって。この前、東京アイドルフェスティバルの元プロデューサーの人と配信の時にそういう話をしたんだけれど、やっぱりまずやめたのが飲酒。飲酒禁止をまず作った。
掟:
東京アイドルフェスティバルもだめ。
吉田:
そうそう。
掟:
前はちゃんとビールが売っているところがあってね。
吉田:
そもそもロックフェスとかって酒じゃん、メインは。ただロックフェスで酔っ払って何かやらかすのと、アイドルフェスだとやっぱり違うんだろうね。相手が女の子だしっていうか。
掟:
接触もあるしね。
吉田:
物販とかでやらかす人間が出る可能性は持っているから。
掟:
どうなんでしょうね。物販だるいから行かないとかね。
吉田:
暑いし行列だし。
掟:
とりあえずその場所に行くというのが祭りごとだから。酒飲んでだらだらしていられるからいいという人は、まだ東京アイドルフェスティバルがお酒が飲めた頃は、友達とかとテントを張ってテントの中でずっとワインを飲んでいて、アイドルを見ていなかったという人がいましたけれどね(笑)。
吉田:
前は自由に動けていたのが、だんだんいろいろ厳しくなってきたんだよね。横から見られないようにしたりとか。フェス感が前はあった。
久田:
横から見られないとかあるんですね。
ジャンプ禁止、うちわはアゴの位置まで、暴れてもOK……。多種多様なアイドル現場
久田:
僕もたまに行くじゃないですか、AKB48グループとか。行きはじめの頃って、後ろから興奮したファンが蹴ったりするんですね。
吉田:
単純に暴れてガツガツ当たるということですか? 意識的にやっているわけじゃない……。
久田:
ではなくて。「ちょっと待て」というのはやっていましたね。それははじめの頃です。
吉田:
後ろが関係者席じゃないということですよね。
久田:
じゃないです。「ちょっと待て」って髪の毛を掴んだりして。
吉田:
えぇ(笑)!?
久田:
それが8年くらい前。
吉田:
厄介ですよ(笑)。その場はみんながはしゃいでいる場なんだから、イスにちょっと足が当たろうが、みんなはワーってなっているんだから。
久田:
それは僕、だめなんで。今はよくなって、この間、指原莉乃プロデュースの=LOVEのライブに行ったんですよ。
関係者席ってど真ん中なんですけれど、めちゃめちゃ当たるんですよ、光が。明らかに関係者じゃない10人くらいの男の子がすごい暴れているので。それは別に大丈夫でしたよ。ソニーミュージックの人に「君、違うよね」って言われて、どこかに行っちゃったんですけれど。
吉田:
ちゃんとしていますね。久田さんに胸ぐら掴まれたオタの気持ちがちょっとね。
久田:
頭です。
吉田:
かわいそう(笑)。
久田:
「痛えだろ」って言って(笑)。
吉田:
かわいそうですよ(笑)。
掟:
でも度を越えて邪魔なのとかはありますよ。よくあるのは「マサイ」って言って。高く跳んでアイドルに自分をアピールするっていうやつ。
久田:
あれはだめなんですか。
掟:
だめというか、やっちゃだめと決められていることではないですよ。
久田:
注意されないんですか。
吉田:
されないですね。でもジャンパーNGとかの現場もいろいろあって、やっていると、かつての東京アイドルフェスティバルのプロデューサーの神原孝さんとかはブチギレて「お前、跳んだだろう」で音止めてって。
掟:
現場によってはだめ。
久田:
そうなんですか?
掟:
跳んでいるやつだけは、本当にでかいハサミで切ってやりたい(笑)。
一同:
(笑)
掟:
あれだけは嫌だね。あとはいいや。だってジャニーズさんなんかはいろいろ決まりがあって、ファンも後ろの人にも見えるように、邪魔にならないように応援をしなきゃいけないんですよ。うちわはアゴの位置までしか上げちゃいけないという決まりがあって。だからうちわを上げてアピールしちゃいけないよということですね。そういうのがちゃんと浸透している。
久田:
タオルもそうなんですか。
掟:
たぶん応援グッズはここまでしか上げちゃいけないみたいなルールがあったと思う。
久田:
横とかもたぶんだめなんでしょうね。
掟:
ああいうのがジャニーズのちゃんとしているところだなって。男のアイドル現場にはなかなかそういうのが浸透しづらくて。暴れられるところを求めて行く人もいるし。ここはいくらでも暴れていいよっていうのを提供したから、たとえばBiSみたいなグループはすごく大きくなったりとかしてますよね。