知られざる『マリオ』誕生の秘密を解説「ポパイの代わりに作られた」「昔はジャンプマンと呼ばれていた」
今回ご紹介するのは、肥後マリオ(肥後)さんが投稿した『マリオ初心者向け講座 第1回「マリオ誕生秘話」』という動画です。
ゲーム界を代表するキャラクター・マリオ。1981年に誕生した、立派なおヒゲにM印の帽子、青いオーバーオールがトレードマークの任天堂の看板キャラクターですが、そもそも彼はどのようにして生まれたのか。
本記事では、マリオが誕生したきっかけや、トレードマークとなった容姿などを解説した動画の内容をまとめてお届けします。
マリオは『ポパイ』の代わりとして誕生した
ゲームにあまり詳しくない人でも「マリオ」という名は誰でも聞いたことがあると思います。しかし、その生い立ちを知ってる人はどれくらいいるのでしょうか?
当時、任天堂はポパイを題材にしたアーケードゲームを開発していました。ところが、版権の都合でポパイを使うことが出来なくなってしまいました。
そのため、新たなオリジナルのキャラクターで作る必要が出てきました。その新たなオリジナルのキャラクターというのが……。
「マリオ」と初代「ドンキーコング」です。彼らは任天堂の宮本茂氏によって誕生し、アーケードゲーム『ドンキーコング』でデビューを飾りました。
しかし、当時は「マリオ」ではなく「ジャンプマン」と呼ばれておりました。彼はなぜ、「ジャンプマン」と呼ばれていたのでしょうか。
この「マリオ」がデビューした『ドンキーコング』というアーケードゲームは、採用された筐体にボタンとスティックが一つずつ付いていたのですが、当初はスティックのみでの操作になる予定だったのです。
しかし、このゲームでは目の前からタルが転がってきます。なので、前から転がってくるタルを飛び越えるために、試しにジャンプをさせてみたら、これがとてもよかったので、後から「ジャンプ」が追加されました。これにより、余っていた筐体のボタンも使えたので、まさに一石二鳥でした。
そこで、仮に「ジャンプをさせる」という発想がなかったり、筐体にボタンが付いていなかったら、マリオはジャンプしなかったかもしれない、ということです。