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不自然な間取りの激ヤバ心霊ビルに行ってみた。ビルから存在が抹消された“謎の地下空間”に迫る

隠された地下の監禁部屋? 脳裏に椅子に縛られた少女の姿が

匠平:
 次の写真にいきましょう。

 これもすすきのの近くにあるビルですね。みんな「サン◯ビル」と呼んでいるんですけども、ここもすごい古いビルです。カラオケボックスのある部屋で人が亡くなっている事故物件と言われているんですけれど、死んだという話以上のことは僕は聞いたことはないです。次お願いします。

 これもすすきのの、とあるビルです。僕の行きつけの居酒屋さんが入っているビルなんですよ。ちょっと次の写真もまた出してもらえますか?

 僕が指をさしているあの細い廊下を歩いていくと、その先に僕の行きつけの居酒屋さんがあるんですけれど、友達とかを連れて行くとたまに廊下に入る手前ぐらいで「こっから先入れないわ」って言われることがすごく多くて。

 なんで? と聞いてみたら、下を指さして「地下がやばい」って言うんですよ。ただこのビルは地下がないんですよ。なのに「地下がやばい」と言うんです。「お前が気持ち悪いっていうんだったら、入らないでおこうか」と言ったんですけれど、右手側に立ち食いそば屋が当時ありまして、僕はそこでよくそばを食っていたんですよ。

 ある日、僕がひとりで来て、そばをひとつたのんで、すすり終わってお会計した後に急にお店にいたおっちゃんが、「さっき変なババアが来た」って言い出して、「このビルは地下が怖いわね」「この向こう側の居酒屋さんって、すぐに潰れるでしょう」「そういうことよ」って言って、その女の人はいなくなったんですって。

 怖いなって思ったわけですけれども、そこで僕も好奇心があったもんですからいろいろ調べた結果、僕がよくご飯を食べている居酒屋ができる前、内装工事の段階で床を剥いでいったら、床にものすごくでかい鉄製の扉が出てきたんですって。

松原:
 床に扉が?

匠平:
 扉には取っ手がついていて開けてみたら、階段がずっと続いていて、何十年も開けていないようなカビ臭いニオイがしてんだそうです。でも、そこで仕事をやっているもんですから、下を確認しないとだめじゃないですか? でも、しばらく開けていないだろうから、今入ると酸欠になってしまうかもしれないと。だから一日放置して次の日に4人で階段を降りて行ったんですって。

 階段を降りて懐中電灯で照らしてみたら、天井から壁から床まで全部梵字がぎっしりなんですって。

松原:
 梵字?

匠平:
 それがぎっしりで……それだけでも怖いじゃないですか。その奥にさらに扉が一枚あるんです。開けてみたら、その部屋も変わらず壁一面、天井、床も全部梵字がぎっしりだったわけなんですけれども、その部屋には椅子が一脚だけ置いてあったんですって。

 でもこれを見た瞬間に、みんなその部屋から飛び出して階段駆け上がってすぐに扉を閉めて「これはなかったことにしよう」と報告もしなかったらしいんです。何が怖かったのか僕が改めて聞いてみたところ、椅子を見た瞬間だ、と。椅子を見た瞬間に、みんなの脳裏に、その椅子に女の子が縛りつけられていて、服がパッパッと切り替わるにつれて女の子がどんどん年を重ねていって老いて死ぬ姿が見えたんですって。

松原:
 イメージで?

匠平:
 イメージで。これが4人全員一斉に浮かんだらしいんですよ。それが浮かんだから逃げているんですって。だからたぶん、その部屋で監禁されたような子がいたんじゃないかっていう。僕の友達で不動産をやっている奴がいまして、そいつにも「ビルのことを調べて欲しいんだけれど」と言って調べてもらって資料を出してもらったら、「地下室はない」とこのビルは言っているけれど、その資料では地下室があるんですよ。

 その地下室というのを、どこの企業さんが借りていましたよという履歴みたいなのがずっと残っているらしいんですよね。ところが、20年以上何の記述もないところがあるんですって。

松原:
 20年間の空白……。

匠平:
 その前には違う企業が借りていたというのがあって、そこから空白があり、 また違う企業があって、そこから「埋め立てましたよ」という記述に切り替わっています。

一同:
 はあ~……。

匠平:
 それでは、その20年間には何があったのか? と。

松原:
 すごい話やな。

BBゴロー:
 これはテナントビルなんですか?

匠平:
 テナントビルです。次の写真を見ていただくと、右手側にカーペットみたいなのが敷いてあるところがあるじゃないですか。

 そこが、僕がよく行く居酒屋なんですけれど。次の写真ですね。

 地下に降りているんですけれど、さっきのビルの地下じゃないんですよ。さっきのビルに隣接しているビルの地下を降りているんです。

 通路はすごく暗いんですよ。次お願いします。

 この壁の向こう側が、さっきのビルの地下にあたるところなんですけれど、急に壁の質感が変わるんですよ。

松原:
 コンクリートっぽいですけれど、うすいベニヤみたいな感じでしたよね?

匠平:
 そうですね。実際叩いてみたら、うすいベニヤに柄モノを貼っているだけ。ずっと叩いていくと、途中で音が変わる場所があって、もしかしたらですけれど隣のビルからは地下に入れるようになっていたのかもしれないです。ここらへんに扉があったのかな? という反響するポイントがあったもんですから。

松原:
 この話って、都市伝説みたいな話じゃないですか?

BBゴロー:
 怖いけど面白い。

匠平:
 不思議ですよね。ここはタニシさんと一緒に見に行ったんですけれど、金色のピカピカした壁の隣に扉がひとつあって、そこにもテナントが入っているんですよ。次の扉までの距離感があからさまに不自然じゃないですか? そんなに広いテナントじゃないんで……。

BBゴロー:
 動物とか入れたら変な反応とかするんですかね。

匠平:
 カナリアみたいな?

BBゴロー:
 そうそう。パタっと倒れちゃったり。

匠平:
 入れたことがないからわからないですけれども、タニシさんが階段を降りている最中に「ひとつ目の事故物件に入った感じがする」と言っていました。

松原:
 僕、霊感はないんですけれど発動しましたね。よくよく聞いたら本当に変な話やったから、めっちゃ怖かったです。あ、ちょうどこれがわかりやすいですよ。

匠平:
 トイレの下のところ、ポコっと何も書いていないところがあるじゃないですか。あそこが地下空間になっているんですけれども、奥のほうに扉がついていたじゃないですか。でも、テナントが何もないんですよ。

松原:
 ここが監禁部屋の可能性があるということですね。ありがとうございました。いかがでしたでしょうか。みなさん、どうですか。(コメントを読む)「怖かった」。

匠平:
 (コメントを読む)「すっげえ面白かった」「さすがです」。ありがとうございます。

松原:
 てるさん、どうでしたか。

大島てる:
 都市伝説みたいだという話がありましたけれど、東京の地下鉄が実はそうだっていう話が昔出ましたね。

松原:
 梵字が張り巡らされて?

大島てる:
 そうではないんですけれど、大江戸線のルートが大昔からできていて、ある日使われるようになったという伝説がありますね。ですから地下鉄を作るのに大金がいると言って予算を取るんですけれど、もともと実は戦前からあったと。そういう伝説はありますね。

松原:
 てるさんも、都市伝説とか好きなんですね。

大島てる:
 実際地図で見ると、浅草線と大江戸線のカーブ具合がおかしいという感じのところが……。東京の話ですけれども思い出しました。

匠平:
 世界大戦の時とかだったんですかね?

大島てる:
 軍用の地下鉄としてもともとあったという。それが突然、石原都知事の時代にできたという都市伝説ですよね。

BBゴロー:
 首相官邸から富士演習場の地下も実はつながっている道路があるとか。

大島てる:
 間取りの図がまさにそれを連想させるようでした。


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▼記事化の箇所は2:06:35から視聴できます▼

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