大正ロマン溢れる廃墟、熊本県・深水発電所を探索!壮大な赤煉瓦造りの美しい建物をマルチコプターの空撮映像で巡る。「良い風情だ……!」
今回紹介するのは、天ヲタさんが投稿した『廃墟と遺構マルチコプターで眺める廃発電所【癒し系空撮】』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
熊本県八代市の球磨川沿いにある深水発電所跡を訪ねました。
~更に詳しい解説~
上流の製紙工場(跡地はくま川ワイワイパーク)に送電していました。
戦前は発電インフラが少ないため、大工場と併設して発電所を作るのが常でした。
発電所は度々経営者が変わり、九州製紙→王子製紙→西日本製紙→現在は日本製紙が所有しています。
発電所裏にはJR肥薩線が通り、運が良ければSL人吉号も見られます。
熊本県八代市の球磨川(くまがわ)沿いにある深水発電所跡をマルチコプター(無人航空機)で空から撮影していきます。
深水発電所は大正10年、近くの製紙工場に電力を供給するために竣工し、昭和63年の廃止に至るまで日本の近代化に貢献してきました。建物は、レンガ積みのおしゃれなデザインが施されています。
工場が閉鎖され取り壊される可能性がありましたが、2008年に現在の所有者である日本製紙によって屋根の葺き替えが行われ美しい姿が甦りました。
ガラス割れないように板囲いがされており、当時の姿のままに保存したいという思いが伝わってきます。
建物裏側にも道があり、そこを探索していくと車両は通行出来ず、そして道の側面には鬱蒼と草木が生えていて人の手が入ってないことを窺わせます。
建物の裏近くには、鉄骨で組まれた櫓(やぐら)があり、水圧鉄管とおぼしきパイプも見つかり、レールなどその当時使われていた残留物が多く残っていました。
発電所の近くには小さな渓流があり、それは小さな滝へと繋がっています。深水発電所は、水力発電に適した周囲の地形を利用して稼働していました。
多くの森などの緑と川という自然の恵みの中に人工建築物があるというロマン溢れる素敵な廃墟でした。
視聴者のコメント
赤が映えるな
随分頑丈な建物だなぁ
綺麗にしたらドラマの撮影に使えそう
これはまたええ景色ですな
お金かかるんだろうけど残してほしいねえ
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