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私たちの住む“銀河系”の直径は10万光年!? 2000億個の星が集まる壮大すぎる“銀河”のなりたちをザックリ解説してみた

 今回紹介する、こきづちさんが投稿した『宇宙が生んだ神秘「銀河」を基礎から徹底解説!【ゆっくり解説】』という動画では、音声読み上げソフトを使用して、同人ゲーム『東方Project』の霧雨魔理沙(きりさめ まりさ)博麗霊夢(はくれい れいむ)のふたりのキャラクターが、神秘的な「銀河」の基礎を解説していきます。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

ゆっくりの立ち絵?を自作してみました。
ドット絵は簡単にかわいく作れて良いですねぇ


銀河とは何か

霊夢:
 魔理沙は、銀河が何で出来てるか知っていますか?

魔理沙:
 そりゃもちろん! 星ですよね?

霊夢:
 その通り。銀河はたくさんの星が集まった巨大な集団を指します。そして私たちの住む太陽系も、ある銀河の中に含まれています。

魔理沙:
 そうなんですか? 太陽系だけポツンとあるのかと思っていました。

霊夢:
 私たちの銀河には、太陽と同じように輝く「恒星」が、なんと2000億個以上もあると言われています!

魔理沙:
 に、2000億?

霊夢:
 さらに、それぞれに惑星がたくさん集まってると考えると……。

魔理沙:
 えげつない量になりますね。

霊夢:
 そうです。私たちはたくさんの星に囲まれて暮らしているんです。他にも、ガスやちり、ダークマターやブラックホールなど、様々な要素が集まって銀河は形成されています。そして、直径はなんと10万光年にもなります!

魔理沙:
 いきなり10万光年なんて言われてもピンと来ないです……。

霊夢:
 そうですね。分かりやすく言うと、新幹線で3500億年、ジェット機で1300億年、ボルトで2.5兆年かかります。

魔理沙:
 なぜボルトで例えた。全然ピンときませんね。

霊夢:
 とにかく銀河はデカイというのを認識してもらえたらいいです。ちなみに、私たちが住むこの銀河のことを、特別に「銀河系」と呼ぶので覚えておいてください。

魔理沙:
 「銀河系」ですね。

霊夢:
 それでは次に銀河系の構造について詳しく見ていきましょう。銀河系は「棒渦巻銀河」と呼ばれる種類の銀河で、中心に伸びた棒状の構造と、台風のように渦巻いた構造を併せ持っているのが特徴です。

魔理沙:
 これは、実際まわっているんですか?

霊夢:
 はい。それこそ台風みたいにぐるぐる渦巻いています。ちなみに、太陽系は銀河系を一周2億年ほどかけて回っているそうです。

 銀河系とは何か、銀河系の構造とは、そして銀河系の大きさに「最近の観測では100万光年じゃないかと報告がある」「宇宙人いるよなあ」との声が寄せられました。

銀河系とは?

霊夢:
 それでは次に、地球から見た銀河系について見ていきましょう。太陽系は銀河系のここら辺に位置しています。

魔理沙:
 ずいぶんと端っこですね。

霊夢:
 確かにそうですね。銀河系は中心の方が星が多いから、太陽系から中心を見ると星がたくさん見えるんです。

魔理沙:
 そして、逆方向にはあまり星が見えないわけですね。

霊夢:
 そういうことです。そして銀河系は平べったい円盤の形をしているので、私たちからは細長く帯のように見えます。そう! 天の川ですね!

魔理沙:
 なるほど、天の川と呼んでた星の集まりは、銀河系の中心を横から見たやつだったってことですね。

霊夢:
 そういうことです。

魔理沙:
 なんだか、銀河の中にいるっていう感覚が分かってきました。

銀河系の詳細

霊夢:
 続いては銀河内の天体について解説していきます。まず太陽系の周りから見ていきます。太陽と一番近い恒星はこの、ケンタウルス座プロキシマ星です。しかし、一番近いとされるこの星でさえ、光の速さで4.2年もかかるほど早く離れています。

魔理沙:
 ロケットだと何千年もかかりそうですね……。

霊夢:
 もっと技術が進めば移住計画とか立ち上がるからも知れないですね。そしてもっと周りを見渡すと、バーナード星やシリウスなど多くの恒星が出てきて、バラバラながらもたくさんの星に囲まれている事が分かります。

 でも、さっき言った通り太陽系は銀河系の端っこなので、これでも比較的恒星が少ない方なんです。

魔理沙:
 中心部はどうなっているんですか?

霊夢:
 それでは銀河系の中心部の様子を見ていきましょう。見てもらえれば分かるように、ここにはおびただしい量の星が集まっていて、この星の集まりを、膨らみという意味のバルジと呼びます。

 このバルジは直径2万光年ほどで、特に年老いた星が集まっている領域です。

魔理沙:
 年老いた星?

霊夢:
 そうです。誕生してから時間が経った星のことです。

魔理沙:
 星にも寿命があるんですね。

霊夢:
 とりあえず、赤っぽくなっているのが古い星だと覚えておいてください。

魔理沙:
 分かりました。

霊夢:
 そして、バルジの中心をよく見てみると……。

魔理沙:
 なんか黒いモヤみたいなのがあります。

霊夢:
 これは光を通さないガスやちりです。

魔理沙:
 なるほど、じゃあそのガスの奥がどうなっているのか見えないんですね。

霊夢:
 可視光で見えなければ、別の光を使えばいいという訳でX線で見てみるとこんな感じに。

魔理沙:
 なんか中心が輝いていますね。

霊夢:
 ここにはガスや星がひしめき合っていて、その中心には超大質量ブラックホールがあります。これは太陽の300万倍もの質量をもつ巨大なブラックホールで、周りにはガスや星が超高速で渦巻いています。

魔理沙:
 なんか急に地獄のような世界ですね。

霊夢:
 この辺の夜空がどうなっているか見てみたいですね。それじゃあバルジの外側も見てみましょう。

魔理沙:
 バルジの周りには、薄い円盤がありますね。

霊夢:
 ここにも星やガスが集まっています。特に、この星が集結している渦巻きの部分を、腕と呼びます。そしてここには、比較的若い星の集まりが多いです。青っぽい星が若い星です。

魔理沙:
 確かに銀河系のふちに青い点々が見えますね。

霊夢:
 そう、それが若い星の集団です。また若い星の集団は不規則な形をしている事が多く、散開星団と呼ばれます。有名なのはプレアデス星団ですかね。

魔理沙:
 古い星が中心で、その周りを若い星が回っているんですね。

霊夢:
 そして銀河系の周りには、「球状星団」と呼ばれる丸い星の集まりがポツポツと見られ、更にその外側には、「ハロー」と呼ばれる層に、うっすらとガスや球状星団が漂っています。

魔理沙:
 つまりまとめると、中心からバルジ、円盤と散開星団、ハロー、そしてバラバラに球状星団がある感じですね。

 星にも年老いた星と若い星や銀河系の中で様々な分類があることの他に、星や層が重なりとなって銀河系が形成されていることが分かりました。二人の解説をノーカットで楽しみたい方はぜひ動画をご視聴ください。


▼動画をノーカットで楽しみたい方は
こちらから視聴できます▼

宇宙が生んだ神秘「銀河」を基礎から徹底解説!【ゆっくり解説】

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