DAISOの「ソーラー充電モバイルバッテリー」って実際どうなの!? 記載通りの容量か、ソーラーパネルの性能など気になるところを徹底検証してみた
今回紹介したいのは、さいちょうさんが投稿した『【検証】DAISOの1000円商品「ソーラーパネル付きモバイルバッテリー」ってどうなの?|ずんだもんと学ぶ「激安商品」の実態㉗』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
今回は視聴者様からのリクエストも多かった、DAISOの1000円モバイルバッテリー(ソーラーパネル付き)の実力を調査していきます。
様々な激安商品の実態について調査を行っている投稿者のさいちょうさん。今回はダイソーの1000円商品である「ソーラー充電モバイルバッテリー」について調査します。
ダイソーには同じ1000円で10000mAhのモバイルバッテリーもありますが、こちらはソーラーパネルがついている代わりに容量は5000mAh。一般的なスマホの充電1回分程度の容量です。
まずは開封。ソーラーパネルをアピールした外箱のデザインです。
中身はコンパクトな本体に激安商品特有の短い充電用のmicroUSBケーブル、怪しくない日本語の説明書の3点でした。
約8cmの四角いモバイルバッテリーは重さ135gと持ち運びしやすそうな軽さです。
ソーラーパネル部のサイズは1辺6cmでした。
側面には出力用のUSBが2ポートと真ん中に入力用のタイプC、両端には懐中電灯として使えるLEDがあります。
別の面にはmicroUSBポートと残量確認&発電確認のためのLEDが。LED部分は懐中電灯用のスイッチにもなっていて長押しすると……
2つのLEDが点灯しました。
外箱にはモバイルバッテリーの性能について色々記載があるのですが、ここで説明書との相違を発見したさいちょうさん。
外箱にはUSB-Cポートからの出力が可能な前提での説明がありましたが、説明書にはCポートは入力用との記載が。そこで検証したところUSB-Cポートからの出力はできませんでした。入力専用です。
次はバッテリーの容量がちゃんと5000mAhあるかを検証。満充電状態のバッテリーをソーラーパネルを伏せた状態で置き、USBチェッカーを経由してUSB抵抗器を接続して計測します。
放電が終わるまでにかかった時間は1時間17分。その間流れた電力量は12986mWhでした。実質的な容量は約3510mAhで、3.7Vから5Vへの昇圧でのロスを考慮すれば問題ない範囲です。
充電の速さについては、充電切れのiPhone Xsを99%まで充電して検証。結果は1時間52分で、特段早くも遅くもありません。問題なしです。
最後はソーラーパネルの性能の検証。日陰にならない場所で南向きに8時間置いておきます。
快晴のこの日の発電量は1024mWh。バッテリーの電圧3.7Vで割ると約277mAhでした。つまり同じ条件で充電した場合、満充電にするには18日間かかることになります。
ちなみに外箱にも「ソーラー充電はあくまでも補助機能」の注意書きがありました。ソーラーパネルの実用性は相当に微妙と言えそうです。
そして2週間使ってみた感想は「特に問題なし」になりました。モバイルバッテリーとして使っていて気になることは特にないとのことです。
ただ、コスパは悪くないもののダイソーには同じ1000円で容量が倍のモバイルバッテリー2種があることを考えると、この商品を選ぶメリットはあまりないという結論になりました。「ライバルが強すぎる」とさいちょうさん。
検証の詳細に興味を持たれた方は動画をどうぞ。また、その他激安商品についての調査は『ずんだもんと学ぶ「激安商品」の実態』というシリーズにまとめられています。
視聴者のコメント
・気になってたやつだありがとう
・夢とロマンはあるけど実用に耐えん奴やw
・問題は熱したくないバッテリーを日向に置かなければならないジレンマ
・充電されててびっくり
・前に取り上げてたバッテリーなくて、これしかおいてなかったうちの田舎
・屋上に18個並べて、毎日日替わりで使おう!
▼動画はこちらから視聴できます▼
『【検証】DAISOの1000円商品「ソーラーパネル付きモバイルバッテリー」ってどうなの?|ずんだもんと学ぶ「激安商品」の実態㉗』
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