関東の「雪予報」がよく外れるのはどうして? 大雪への備えの情報と共に解説
今回紹介したいのは、ゆっくり防災インフォさんが投稿した『【ゆっくり解説】大雪に備える~なぜ外れる?関東の雪予報~』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
関東地方の雪予報は非常に難しいと言われますが、なぜでしょう? また、タイヤチェーンや冬用タイヤはどう選べばいいのでしょうか 今回は、関東地方の雪予報のカギとなる低気圧のコースや、タイヤチェーンの選び方、雪に備える気象情報について説明します
防災情報や気象情報、天気予報の見方などについてゆっくり解説を投稿しているゆっくり防災インフォさん。今回は関東の雪予報がどうして外れるのか、また大雪への備えについてまとめてくれました。
まずは関東の雪予報の難しさについて。関東地方に大雪をもたらす主な原因は日本の南側を東に進む南岸低気圧ですが、この南岸低気圧のコースのわずかな変化で雨になるか雪になるかが変わるそうです。
低気圧の北側には冷たい空気があり、南側には温かい空気があります。その中心には上昇気流があり、この上昇気流により大気の状態が不安定になり雨や雪が降りやすくなります。そして気温が低いと雪、気温が高いと雨になるので、雪が降るには上昇気流と冷たい空気の両方が必要です。
しかしわずかなコースの違いで関東地方の大気の状態は変わり、それにより雨や雪や曇りと天気も変わってくるので予想が難しいとのこと。
また、気温や湿度のわずかな違いで雨や雪になるかが変わるのも予想を難しくしているのだそうです。
次は大雪への対処について。まず、雪に慣れていない地域ではケガをしないよう注意して歩くようにすること。なるべく滑りづらい靴を履き、歩幅を小さくして慎重に歩きます。
また、普段雪が降らない地域では、自転車や自動車の利用をなるべく控えるようにします。
もしも自動車に乗る場合には冬用タイヤかチェーンを装着します。
雪道でのノーマルタイヤでの走行は非常に危険です。通常より停止までの距離が増す上に、タイヤがスリップするとハンドルを動かしても車が曲がらず周りの車や構造物に衝突する危険もあります。
ノーマルタイヤは積雪した場所で発進、停止、ハンドル操作が全く思ったようにできないそうです。動画の概要欄にはJAFによる雪道でのノーマルタイヤの走行動画へのリンクがありますので、興味を持たれた方はそちらをご覧ください。
タイヤチェーンには画像のような種類があります。個人的なオススメは非金属製だそうです。そして冬用タイヤ規制の区間をスプレー式の滑り止めでは走れません。また、冬用タイヤでもかなりの大雪が見込まれると、一部の道ではチェーンの装着が必要になります。
そのタイヤにはノーマルタイヤ、オールシーズンタイヤ、スタッドレスタイヤがあります。オールシーズンタイヤは凍結した路面は走行できないものの積雪した路面でもある程度のグリップ力を発揮でき、価格は少々高いがタイヤ交換の必要がなくなるので、たまに雪が降る地域では選択するのはアリだそうです。
このように大雪での移動は様々な準備が必要ですし、危険を伴うので、可能ならば移動自体を避けるのがベストです。
しかし会社や学校などのため移動を避けることは難しい場合もあります。それでも、備蓄という形で備えることは可能です。食料をあらかじめ備蓄しておけば、雪の中で買い物に行く必要が無くなります。会社に食料を備えておくことで帰宅しない、という選択肢も生まれます。
先に挙げた冬用タイヤやチェーンも備蓄の一種です。リスクを回避するための選択肢を自分で増やしておくことも重要ですね。
最後は雪に備える情報について解説しています。シーズン初めての雪や交通機関への影響が見込まれる場合には、気象庁から「雪(大雪)に関する気象情報」が発表されるそうです。また、テレビやラジオのニュースでも放送されるので、「雪に注意」と聞いたら備えができているかを確認してほしいと語るゆっくり防災インフォさんでした。
関東の雪の予報が何故難しいかの話から始まり、雪への備えを丁寧に説明しています。興味を持たれた方はぜひ動画で詳細をご覧ください。情報面については、気象庁とウェザーニューズなど民間の気象会社の予報の違いや都道府県の情報についても解説されています。
視聴者のコメント
・なるほどなぁ
・こんなんあるのかー
・為になる
・初めて知ったわ
・いつもわかり易く情報纏めて頂き感謝です!!
・食料等は盲点でした、参考になります
▼動画はこちらから視聴できます▼
『【ゆっくり解説】大雪に備える~なぜ外れる?関東の雪予報~』
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