『森脇健児』が芸能界から干された理由がツライ。12本あったレギュラーが突然0本に……
昨今バラエティ番組などで再ブレイク中のタレントの森脇健児さんが9月13日に放送された『ニコラジ』に登場しました。
若くして大ブレイク、レギュラー番組を12本も抱えていた売れっ子でしたが、突如すべての仕事がなくなりどん底生活へ。しかしその期間もずっと継続していたマラソンで再ブレイクを果たしたという経験を持つ森脇さん。
番組MCのやまだひさしさんとアシスタントで声優の佐々木未来さんが、その濃すぎる芸能人生についてお話を伺いました。
目指すは連覇! 『オールスター感謝祭』赤坂5丁目ミニマラソン
森脇:
今の若い子は僕のことをバラエティ番組の『しくじり先生 俺みたいになるな!!(以下、しくじり先生)』で知った子が多いでしょう。
僕は2003年にTBSの『オールスター感謝祭』のマラソンに、初めて出場してそれで優勝したんです。そこから春秋と毎回出てるねんけど、2017年に優勝するまでずっと、14年間も優勝がなかった。
それで2017年にやっと優勝できたんです。毎日練習してたら優勝できた。これは執念もありますよ、意地もありますよ。
森脇:
実はこれで『情熱大陸』から取材が来ると思ってたんやけど、実際に来た仕事は『しくじり先生』(笑)。
やまだ:
だって『情熱大陸』も今まで取材してないから、急に言われてもできないですよ(笑)。
森脇:
やまだの言うとおり(笑)。
僕、仕事がないからずっと朝昼晩走ってるねん(笑)。
佐々木:
1日でどれくらい走るんですか。
森脇:
10キロを週5で走ってます。でも今はオールスター感謝祭前だから調整中です。春に優勝できたので、秋の連覇を目指しています。
やまだ:
いまだかつて、連覇した芸能人はいましたっけ(笑)。
森脇:
芸能人ではいないけれど、エリック・ワイナイナ【※】は連覇してるよ。でも彼はオリンピックのメダリストやで(笑)。
※エリック・ワイナイナ
ケニアの男子陸上長距離選手。オリンピック銀メダリスト。『オールスター感謝祭』の赤坂5丁目ミニマラソンには2006年から出場。
ここで連覇することによってまた注目されるんです。僕、50歳なんですが、ライバルはサッカーの三浦知良さん。芸能人でライバルなんかおらんもん(笑)。
レギュラー12本の売れっ子が突如仕事がゼロに
森脇:
さあ、きょうはなんでも聞いてもらってええよ。
佐々木:
仕事が激減されたという話を聞いたのですが、なにが理由で干されたのですか。
森脇:
干されたって、それどころじゃないわね。レギュラー番組が12本あったのが、一斉になくなった。
事件を起こしたとか、スキャンダルがあったとかで仕事を休むならまだわかる。けれど、そうじゃない。別になにもしていないのに仕事が激減した。
なぜかと言うと、自分が面白くないのがバレたんだよね。雰囲気だけでスポーツキャスターとか、ドラマとかの仕事をやっていた。
森脇:
僕はそれだけで3年もっただけでもすごいと思う。だんだん、4年目5年目になったときに「こいつは、なにができるねん」という雰囲気になってくる。
番組でプロボクシングの免許を取りにいった。次は鳥人間コンテスト選手権大会に出た。これは2秒で地獄を見ました(笑)。飛べるわけあらへんもんな(笑)。
そうしていると「結局あいつなにができるねん」という空気になってくるんです。僕はもうできることがなかった。
やまだ:
でも正直、すごいものが抜きん出ていたり、秀でているタレントさんが残っているわけではないですよね。実際、「お前はなにができるねん」みたいな人で売れている人もいます。そういう世界なんですよ。
森脇:
そう。芸能界を生きていこうと思ったら、「面白い」とかじゃなくて、「強いもの」がいると思う。
人生って負けるねん。けれども「ギブアップ」って言うたらあかんねん。「コツコツが勝つコツ」。
実力以上に仕事をするとバブルはくるんだけど、あるときにバブルがなくなる。僕の場合は30歳でなくなったから、関西に帰ってまた一からやり直そうと思った。
でも関西には関西で頑張っているタレントがいるからマイナスからのスタート。戻っても仕事はなかった。
やまだ:
でも東京であれだけ有名になって、仕事がなくなって周りからもいろいろと言われませんでしたか。
森脇:
大阪のおばちゃんなんかは「あんた最近見んな」って言ってきますよ。
やまだ:
そういうときどうするんですか。
森脇:
「そう、仕事ないねん」って言います。
やまだ:
辛くなかったですか。
森脇:
そんなん気にしてたらあかん。だってこのコメント全部読んでみ。めげるで(笑)。
一同:
(笑)
やまだ:
森脇さんでもさすがに(笑)。
森脇:
でも悪口書かれてることがすべてやね。それがええねん。コメントがなくなったら……。
やまだ:
相手にされないよりは全然ね。
森脇:
そういう期間が15年あってんけどね(笑)。