3Dプリンター×LEDで「ペンライトアート」に挑戦! 光源をヘッドに取り付けてカメラのシャッターを開いたまま撮影してみた
今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『3Dプリンタならペンライトアートくらい余裕w【Benchy描いてみた】』というモノニウムさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
3Dプリンター(Bambu A1 mini)のフィラメントを押し出す部分にLEDを取り付けました。
そして、暗闇の中で怪しく光る赤いLED…
動き出す3Dプリンター…
シャッター開けっ放しのGH5…
そしてGH5に写ったものとは…!
3Dプリンターのプリントヘッドを使って光を動かし、まるで絵を描くかのように撮影する――。そんな実験的なペンライトアート制作に挑戦した動画が投稿されています。

動画では、まず「ペンライトアート」の原理について説明します。真っ暗な部屋で光源を動かし、カメラのシャッターを開けたまま撮影すると、文字や形を描くことができます。
3Dプリンターはヘッドを動かして印刷を行うため、「ヘッドに光源をつければ、3Dプリントされたものと同じ絵が描けるのでは?」と投稿者は考えました。

さっそくプリンターヘッドにLEDを貼り付けて実験します。印刷する物は、Benchy(3Dプリンターの印刷品質を検証するために使われる小さなボートのモデル)です。

ここで発光面が大きすぎると感じた投稿者は、黒いテープを使って遮光します。部屋を暗くして確認すると、まだかなり光が漏れていました。そこで黒いマジックを塗って対処し、小さな1点で発光するようにしました。

いよいよ印刷してみると、Benchyらしき形の絵が描けていました。しかし、上の方の絵が切れています。もう一度しっかり遮光してトライしましたが、解像度は上がったものの、上の方が切れる問題は解決できませんでした。

「印刷スピードが速すぎて、LEDが接触不良を起こしているのでは?」と考えた投稿者は、リード線を半田付けし、ブレが少なくなるようにしました。再度印刷してみると、解像度はさらに良くなったものの、やはり上の方は切れていました。

ここであることに気がつきます。使用しているカメラの仕様でシャッターを開けておける時間が最長30分までだと判明します。印刷には38分ほどかかっていたため、それで上部が切れていたのでした。
