夜空の星の大きさをランキングしてみた! アルタイル、デネヴ…一度は聞いたことがある恒星の直径がケタ違いにデカすぎな件「宇宙ヤバイ」
今回紹介するのは『【宇宙ヤバイ】恒星の大きさ比較2016』という動画。
そこでは七夕の彦星として知られるアルタイルや、夏の大三角のひとつであるデネブなど、よく知られた星々たちが紹介されています。それらの大きさをWikipedia(英語版)の数値を元に比較した内容からは、にわかには信じられない壮大過ぎる宇宙のスケールが伝わってきます。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
恒星の大きさ比較シリーズの更新が長らくなかったので作成しました。
大きな恒星トップ10、有名な恒星、太陽系の仲間たちの大きさ比較動画です。
スタートは準惑星【※】に区分される天体である「冥王星」です。直径は2,371kmです。
※準惑星
太陽の周囲を公転する惑星以外の天体のうち、それ自身の重力によって球形になれるだけの質量を有するもの。
その右は、みなさんよくご存知の「月」です。大きさは3,475kmもあります。
続いては「水星」です。太陽系の中で最も小さい惑星【※】として知られてます。直径4,881km。“水”星と名がついていますが、色は水色ではありません。
※
本記事では、太陽系は水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星の8個の惑星、準惑星、それに属する衛星、小惑星、彗星などをあわせたものとしています。
「火星」は6,781km。他の太陽系天体と比較すると相当大きいことがわかります。
ここから一回りサイズが大きくなります。「金星」は「火星」の倍近い大きさの12,107km。
そして我らが「地球」。直径は12,746kmあります。序盤に登場した水星の小ささがわかりますね。
その右にはとてつもなく大きな天体が……。この天体は「海王星」。直径49,258kmと、「地球」と比較して約4倍ほどの大きさです。
「海王星」と、ほぼ同じ大きさの「天王星」。大きさは50,739km。
そしてさらに倍以上の116,497kmの大きさになるのが「土星」です。あまりの大きさに、視聴者は笑うしかないといったところでしょうか。
「土星」の右側は「木星」です。直径139,862kmと、「地球」と比較すると、ほぼ10倍の大きさです。
さて、ここからがこの動画のハイライトです。有名な恒星たちが登場します。
まず、私たち地球に住む生物にとって必要不可欠な存在、それが「太陽」。大きさは1,392,000km。
そして七夕のひこ星としてよく知られている「アルタイル」。太陽よりもかなり大きく、2,268,960kmという大きさです。
続いては「太陽を除けば地球上から見える最も明るい恒星」と言われている「シリウス」。その直径は2,381,712kmにも及びます。
「冬の大三角」のひとつでもある「プロキオン」が登場。大きさは直径2,850,816km。
そして七夕のおりひめ星として知られている「ベガ」。3,287,904kmという大きさで「夏の大三角」のひとつとしても有名です。
おや、ベガの右に何か大きな塊が見えますが……。
「ベガ」に続く巨大な恒星。それが「アルデバラン」。その直径は61,526,400kmという、とてつもない数値です。
まだまだ続きます。「カノープス」はその直径が90,480,000kmという大きさに達する恒星です。
「冬のダイヤモンド」を形成する恒星のひとつである「リゲル」。その大きさは直径108,576,000km。
さすがに、もうこれ以上の大きな恒星は登場しないだろう、と思いきや画面の右側に違和感が……。
右の大きな違和感の正体……「デネブ」の登場です。直径282,576,000kmの恒星は「夏の大三角」のひとつ。西暦10000年の前後数世紀には、北極星になると予測されています。
恒星から放出された大量の物質が星雲となって周囲を取り巻いている「イータ・カリーナ」。銀河系内でも異色の大質量星で、直径は334,080,000km。
「太陽が1年に発射するエネルギーを6秒で発射するピストル星」というコメントの通り、太陽の1000万倍のエネルギーを放つ「ピストル・スター」。大きさは425,952,000kmもあります。
ここから色が赤色に変わり、最初に登場したのは「ミラ」。その直径は556,800,000kmです。
巨大すぎる恒星の紹介はまだまだ続きます!
夏の南の空に赤く輝くことで知られる「アンタレス」は直径1,229,136,000kmもある恒星です。明るさは太陽の6.5万倍もあります。
1,440,720,000kmの直径がある「ガーネット・スター」。双眼鏡で観測できる明るい変光星で、新星や超新星以外で見て楽しむことができる数少ない変光星のひとつといわれています。
そして「冬の大三角」のひとつである「ベテルギウス」。その大きさは1,447,680,000kmです。
さあ、ここからベスト10の発表です。まず10位は「さそり座AH星」で、直径は1,964,112,000kmです。さそり座の赤色超巨星としては先述した「アンタレス」が有名ですが、「アンタレス」より遠距離にあるため、肉眼で観ることはできません。
第9位は「おおいぬ座VY星」で直径は1,976,640,000km。最終的には極超新星もしくは超新星爆発を起こし、ブラックホールになると予想されています。
第8位は「空気読め星ww」などのコメントがあった「はくちょう座KY星」。直径サイズは1,976,640,000kmです。かつては最も大きいと思われていた恒星でした。
第7位は「ケフェウス座VV星 A」。その大きさは2,088,000,000km。ケフェウス座VV星Aの性質は正確にはわかっていません。
第6位は「いて座VX星」で直径は2,115,840,000km。脈動変光星【※】のため、サイズが変化します。
※脈動変光星
膨張と収縮を繰り返すことにより星の形状が変化し、明るさが変化する変光星。
第5位は「ウェスタールンド1-26」。たくさんの星からなる超星団の恒星のひとつで直径は2,129,760,000km。現在は赤色ですが、青色に光る超高温のウォルフ・ライエ星になると考えられています。
第4位は「WOH G64」で直径は2,143,680,000km。仮に「WOH G64」が太陽の位置に存在していたら、地球はおろか、木星まで消滅してしまうサイズです。
第3位は「ケフェウス座RW星」。直径は太陽の約1500倍と推測される2,277,312,000km。明るさは太陽の約55万倍もあります。
第2位は「はくちょう座V1489星」で直径2,285,664,000km。地球から見てはくちょう座の方向に約5250光年離れた位置にある赤色超巨星で、かつてもっとも直径の大きな恒星として知られていました。
第1位は「たて座UY星」。その大きさは、なんと直径2,377,536,000kmにも及びます。
「たて座UY星」は太陽から9500光年離れた「天の川銀河」に存在しています。地球と比較すると……でかすぎる……!
日々の技術の進歩や発展により、毎年多くの新しい星が発見され、今まで不明とされていた宇宙の謎も少しずつ解明されてきています。これからも宇宙の新しい発見が楽しみですね。
視聴者コメント
大きすぎる
わぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ
やばい
一気にでかくなりすぎwww
でけえw
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