福岡周辺の不吉すぎる事故物件5選――焼身、首吊り…自殺が連続発生する訳ありマンションを大島てるが解説
殺人、自殺……様々な理由により、いわくつきとなってしまった事故物件を徹底的に語り尽くすニコニコ生放送番組「事故物件ラボ」。番組にはMCとして事故物件公示サイト「大島てる」管理人の大島てる氏と、事故物件住みます芸人の松原タニシ氏のふたりが出演。ゲストには生主歴10年以上の悠遠かなた氏が登場しました。
番組コーナーでは「事故物件アワード2018」に輝いた北九州の物件がある、福岡を特集。大手不動産会社に隠蔽された事故物件、表札のフォントとドアが一部屋だけ違う物件など、さまざまな事故物件を大島てる氏が紹介しました。
※本記事はニコニコ生放送での出演者の発言を書き起こしたものであり、公開にあたり最低限の編集をしています。
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事故物件の見分け方「表札のフォントを見てみると……」
大島てる:
実はこの番組で以前ご紹介したのですが、この3枚のドアの写真をご覧頂きたいです。
この3部屋のうち、赤くなっているのは夕日かなと思うんですけれども、205号室のドア、そして504号室のドアは同じなんですよ。
ドアも同じですし、部屋番号の数字のフォントも同じ。
でもこの部屋だけドアが全然違ううえにフォントも違うということですね。ちなみに503が事故の部屋ということでした。一部屋だけ綺麗になっていますから部屋番号のフォントを見るまでもなく、ドア自体が溝がないですから違うということです。この部屋に違いないと決めつけているわけではなくて、火事の直後に行っていますから、この部屋が火元だということははじめからわかっています。しばらく経って改めて訪れたら、こういうふうにリノベーション、リフォームが終わっていたというわけです。
あちこちにある事故物件の見分け方のひとつとして、ドアが一部屋だけ違うということを例として挙げています。しかし、この場合の色は同じじゃないかと、でも溝の部分が違いますし、加えてこの物件に関しては部屋番号のフォントも違うんですよ。
フォントの名前は知らないですけれど、隣の部屋番号はもうちょっとはっきりしているフォントじゃないですか?
もうひとつの部屋の205でも……。
これでみなさん気付いてくださいということです。
松原タニシ:
なんで違うフォントにしたんやろう? 一緒にしたらいいやん。フォントは揃えたらよかったんちゃうん? ドアはもうなかったんだろうなって思いますけど。フォントってなくなるんですか? 大家はフォントを揃えようねっていう話ですね。
悠遠かなた:
通常こういうのに使われるのはゴシックかメイリオですよね。
大島てる:
おそらく気にしていなかったんだろうと思います。
松原タニシ:
まさか大島てるにここを何回も突かれると思ってなかったでしょうね。
大島てる:
ここは大家さんがお金をかけてリフォーム、リノベーションをしています。もちろんドアだけではなくて、部屋の中もガラッと変わっています。当然、次に住む人は正直に告知してもらっていますし……正直に告知してもらってなくてもあからさまに綺麗なので気付くんですよ。
松原タニシ:
見分け方としては、部屋番号のフォントとドアの形はわかりやすく事故物件を表すということになりますよという話ですね。
福岡IT講師殺害事件の現場となった元小学校
大島てる:
ここは酒井法子さんの母校の小学校なんですけれども、繁華街にあります。
少子化の影響で廃校になりまして、中心部にあって立地条件もいいということで、すぐにマンションにするわけではなくてセミナーが開催されていたりするわけです。そこでHagexさんという有名なブロガーが、ネットストーカーにトイレで刺し殺されてしまった事件【※】が起きました。
※
福岡IT講師殺害事件。2018年6月24日に福岡県福岡市中央区大名の官民協働型施設にて発生した殺人事件。被害者は著名なブロガーであり、加害者が起こしたネット上のトラブルに被害者が巻き込まれた事件と見られている。
殺人事件なんかよくあるじゃないか、ということなんでしょうけれども、私にとっては他人事とは思えないんです。被害者も犯人も40代なので、私とドンピシャなんですね。いろいろな意味で怖いと思いまして、福岡に行った時は迷わず行って写真も撮りましたし、手も合わせました。
悠遠かなた:
襲撃って怖いですね。僕もリスナーと揉めたことがあって……その人がうちに乗り込んでくるっていうね。家を公表していたんですよ。
松原タニシ:
あ~、怖いな……。
悠遠かなた:
「文句があるなら来い」って感じでやっていたんです。引っ越した先の住所を公開していたんですけども、口論のあとに生配信中に家にペンキをかけられるっていうね、赤ペンキがバシャー! ってかけられてたんです。
トイレに行ったらシンナーっぽい匂いがして何? と思ったら、ドアポストから赤いペンキがタラーって垂れていて……外見てみたらペンキがかけられていたんです。表現活動をネットでやっているとやっぱりそういうことがあったりするので、住所は公開しないほうがいいです。
松原タニシ:
みんな気をつけましょう。僕も怖さはわかります、殺人犯が家に来たりとかしていましたから(過去放送記事参照)。
自殺が連続した分譲マンション。一度目は焼身自殺、二度目は……
大島てる:
これはある意味、事故物件の聖地のひとつなんですけれども……。福岡県内の北九州市です。
同じ部屋で2回自殺があったマンションをお見せしています。
松原タニシ:
かなたさんの地元ですね。まさか青いネットが張ってあるあそこ?
大島てる:
その部屋とは違いますよ。
悠遠かなた:
際立っていますもんね……。
大島てる:
この写真だと、手前の三角形の屋根でちょうど見切れちゃっている部屋です。3階と4階の真ん中の部屋ですから。今、3階と4階と申し上げましたけれども、これです。
実は、図面自体は初めてお見せします。コメントにも「ぶち抜いたやつ」とありますけど、かなたさんのためにもう一度おさらいしますと、「302号+402号」と一番上のところに書いてありますけれども、まず302号室で自殺があって、上の402号室の方が自分の下の部屋が事故物件になったということで、安く売りに出ていたならということで買ったわけです。
この図面にも書いてありますけれど、床をくりぬいて階段を作ったのが図面上明らかです。すると、つなげたらもう1回自殺が起きてしまった。1回目の自殺は焼身自殺、自分で火をつけたんですね。2回目は階段部分で首吊り自殺、つまり手すりを使ったんじゃないかなと。
松原タニシ:
飛び降りではない?
大島てる:
飛び降りではないです。つまり2回目の自殺も階段は下のフロアにあるわけですから、やっぱり302号のほうだったのかなということになるわけですね。ここから先はあまり普段はお話しないんですけれど、302を買って402とくっつけた人が自殺して、その物件もまた空室になっちゃったわけですから、こういうふうに「302+402」という形でセットで売りに出ていたんですよ。
松原タニシ:
これは賃貸じゃないんですか?
大島てる:
分譲マンションの中古ですね。302が売りに出たら402の人が買って、302につなげて自殺したあと、またこういうふうにセットで中古で売りに出てると。ちなみにこの広告上は自殺のことは何も書いていないです。ただネット上の広告にまで自殺が2回ありましたということを書く義務があるわけじゃないので。それは判子を押す前に言えばいい。
この業者さんがずるいということではなくて、二度手間になっちゃうかもしれないですよね。聞かれたら言わなきゃいけないですよ。ただこれは広告の説明だけですから。