『鬼滅の刃』竈門炭治郎を“仏師が”彫ってみた! 仏像を作る技術で完成したヒノカミ神楽の呼吸に「すごい…」の声集まる
今回紹介したいのは、仏師KOZ「仏像彫るよ!」さんが投稿した『【鬼滅の刃】ニコ超仏師が【竈門炭治郎】をガチで彫ってみた。』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
【鬼滅の刃】竈門炭治郎をニコ超仏師KOZがガチで彫るシリーズの最終回完成動画です。 シリーズを応援してくださった皆様本当にありがとうございます!たくさんのコメントやご質問、常連さまのおかげで楽しく完成させることができました!最後の動画、ご質問にはあまりお答えできませんでしたが、またの動画でお答えできたらと思います!次回作もご視聴お願いいたします! 完成動画、炭治郎の勇姿を楽しんでいただければ幸いです!!
普段は仏像の制作・修復をしているという投稿者の仏師KOZさんが、『鬼滅の刃』の竈門炭治郎を木で彫ります。
漫画やアニメでは資料が足りないので、まずは大まかに粘土で原型を作りました。
序盤は粘土原型をもとにノコギリやノミで粗彫り。材料は国産木曽檜を使います。
この段階ではマインクラフトのような状態ですね。
彫刻刀に持ち替えて中彫りです。各所の細かな形を出していきます。
漫画やフィギュアを参考に作業を進める仏師KOZさん。手汗で汚れないように左手は軍手をしています。
両腕は別パーツです。竹串を削ってダボを作りました。古い仏像も竹釘を使っているそうです。竹はしなやかで強度がある万能アイテムですが、刃物を炒めやすいのでそこに注意が必要だとか。
鞘も別パーツです。鉋をかけて厚さを均一に仕上げます。
続いて日輪刀とヒノカミ神楽の炎を彫ります。木材は赤みのある紅松です。
帯鋸盤で大まかに削り、糸鋸盤で細かく炎を切り出します。
電動ノミで粗彫りをしたら、彫刻刀に持ち替え炭治郎の手に収まるように仕上げていきます。
日輪刀の細部も丁寧に彫り込み。
パーツができたら炭治郎本体の仕上げです。顔が一番難しい箇所ですが、一番楽しい箇所でもあるそうです。表情がつくとまさに命が宿ります。
木彫で一番難儀なのは木の繊維の向きに逆らうとガサガサで全く綺麗に仕上がらないこと。そんなときは刃物を滑らせたり回転させながら彫るそうです。
目を彫り終え、耳飾りを仕上げたら炭治郎の彫りは終わりです。
瞳は彩色師である奥さんが入れます。緊張の一瞬です。
各所のパーツを組み立てて……
炭治郎の完成です!
十二鬼月・下弦の伍の累との戦いで見せたヒノカミ神楽の呼吸。仏像を作る技術により立体化したその姿には惹きつけられる迫力があります。
制作過程に興味を持たれた方はぜひ動画をご視聴ください。投稿者さんによる木彫や仏像の話、鬼滅の刃についてのトークも楽しい動画となっています。
視聴者のコメント
・おお、かっこいい
・耳飾りもいくんですか…すごい!!
・はぁ…すごぉいぃ…
・素晴らしい
・おぉ…すげぇ…
・すごかった
▼動画はこちらから視聴できます▼
『【鬼滅の刃】ニコ超仏師が【竈門炭治郎】をガチで彫ってみた。』
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