バイクスタントゲーム『Trials Rising』の激ムズステージを駆け抜ける世界最速のRTA。クリア率0.02%という地獄のコースも走破するプレイに「人間卒業」の声
ゲームとしての難易度が全体的に高く、強敵に挑んでは倒されるプレイを繰り返す“死に覚えゲー”。
死にゲーとも呼ばれ、フロム・ソフトウェアの『DARK SOULS』シリーズなどに代表されるこのジャンルは、何度も挑んだ末の達成感が大きな魅力であり、実況界隈でも高い人気を誇る。
さて、昨今ではフロム作品を思い浮かべやすい同ジャンルだが、実はレースゲームにも死にゲーと称される作品が存在するのをご存じだろうか。
今回紹介するのはそんなレースジャンルならがら圧倒的なリトライ回数を要する「Trials」シリーズに関連する動画。kamekichiさん投稿の『【WR】 Trials Rising Ninja% RTA 15:49.80』だ。
この動画はアクセル・ブレーキ・体重移動を駆使して急こう配などが連続するコースを走破していくレースアクションゲーム『Trials Rising』でRTAに挑戦するというもの。
バイクでのスタントアクションを楽しむ『Trials Rising』でも特に難しいコースを世界最速でクリアした凄腕プレイをご紹介する。
―あわせて読みたい―
・『地球防衛軍5』いきなりINF&レンジャー縛りプレイ! 新規データで最高難易度をプレイし、4年以上も続く過酷なチャレンジが完結間近
めちゃくちゃなコースをシンプル操作で駆け抜ける「Trials」
シリーズ最新作の『Trials Rising』でRTAに挑戦した本動画を紹介する前に、レースジャンルのゲームに普段触れない方ではあまり聞き馴染みがないかもしれない「Trials」というゲームについて触れておこう。
同シリーズはモト・トライアルという競技を元にしたレースアクションゲームだ。
この競技はオフロードバイクを用いてライディング・テクニックを競うもので、高低差のある岩場や傾斜のきついコースをバイクに乗り続けながら走破する。
「Trials」では、先にも軽く触れている通り、アクセル・ブレーキと体重移動というシンプルな操作を組み合わせることで、大穴を飛び越えたり急こう配を上ったりとコース走破を目指すのだが……。
ゲーム内のコースには現実ではありえないような、ほぼ垂直の斜面や爆発するドラム缶といったゲームならではの要素が加えられている。
シンプル操作ながらアクションには繊細な操作が要求されるほか、先のようなリトライ前提のコース作りとなっているため“死にゲー”とも称されるわけだ。
やり込みユーザー向けの難関コースを駆け抜けるRTA
さて、今回紹介するのはシンプルな操作と繊細なアクションでコースを駆け抜ける「Trials」シリーズ最新作『Trials Rising』のRTAに挑戦した動画だ。
本RTAは『Trials Rising』をやり込むことで開放される高難易度のニンジャコースを全て走破するまでのタイムを競うというもの。
やり込み要素ということでニンジャコース自体の難易度は非常に高く、最も簡単なものでも通常コースの最難関よりも難しいという。
実際コースを見てみると足場のほうが少ないレベルで穴が開いているし、垂直どころか反ってる壁も多く最初のコースですらクリアできる気がしない。
特に最後のコースは一般ユーザーから見れば異次元のプレイを披露し続けるkamekichiさんですらクリアまでに1年半を要したレベルの難易度で、クリア率は公式コースながら動画投稿時点で0.02%という驚異の低さであるという。
動画では見ているこちらも息が詰まるような難関コースも、圧倒的なテクニックで駆け抜け見事走破。前世界記録から21秒を更新する快走で、世界1位の記録となった。
『Trials Rising』のやり込み要素である難関コースを駆け抜けた本RTA。kamekichiさんは本動画以外にも複数のRTAに挑戦しているため、そちらも併せて異次元のプレイをチェックしてみてほしい。
文/富士脇 水面
【WR】 Trials Rising Ninja% RTA 15:49.80
―あわせて読みたい―
・『地球防衛軍5』いきなりINF&レンジャー縛りプレイ! 新規データで最高難易度をプレイし、4年以上も続く過酷なチャレンジが完結間近