無駄づくりYouTuber藤原麻里菜の珍発明“スタバ風メッセージをカップに書いてくれるマシーン”を『空想科学読本』著者が絶賛「技術的にはすごく難しい」
発明品は3D CADで作成。使用ソフトはFusion
吉田:
会場にいらっしゃる方で質問がある方はどうぞ。
男性:
3Dプリンターを使うということは、結構お金がかかるじゃないですか。設計もご自身でされているんですか。
藤原:
はい。3D CADです。
男性:
NX【※】か何かですか。
※NX
CAD/CAM/CAEのソフトウェアパッケージのこと。
藤原:
Fusion【※】です。
※Fusion
3D CAD/CAMソフトウェアのこと。
男性:
では、カップのテーパー【※1】を測って、それで3Dデータを作って、ブーリアン【※2】して、その入れ子を作るんですね?
※1テーパー
taper.細長い構造物の径・幅・厚みなどが、先細りになっていること。
※2ブーリアン
ブーリアン演算。3次元コンピュータグラフィックスやCAD等の形状モデリングにおいて、体積を持った形状(3次元の場合)を集合とみなし、複数の形状を和、差、積といった集合演算により組み合わせ、合成された形状を作る演算。
藤原:
そうです。
中村:
君、誰なの!?
男性:
あ、わたくし航空機とか自動車の設計をしている者です。
藤原:
すごい方だった(笑)。
男性:
では、アイデアを実際に出力するデータも作っておられるということなんですよね。
藤原:
そうです。
男性:
素晴らしいですね!
藤原:
ありがとうございます。
吉田:
科学ってすげえな!
これで両思いに!? 自動で“恋のおまじない消しゴム”を使い切ってくれるマシーン
藤原:
こちらは、「恋のおまじないをチートするマシン」です。小学生のときに、消しゴムに好きな人の名前を書いて使い切ると両思いになるというおまじないが流行ったと思うのですが、全部使い切るのって難しいじゃないですか。でもこれを使えば、私が手を動かさずに、このマシンが勝手に消しゴムを使い切ってくれるんです。
中村:
それは夢があるのかな(笑)。
藤原:
セットされている消しゴムに松坂桃李【※】と書かれています。
※松坂桃李
俳優。1988年生まれ、神奈川県茅ヶ崎市出身。『侍戦隊シンケンジャー』のシンケンレッド役で俳優デビュー。2011年公開の映画『アントキノイノチ』、『僕たちは世界を変えることができない。But,we wanna build a school in Cambodia.』で第85回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞受賞。
一同:
(笑)
中村:
使い切れたら両思いになれちゃうじゃないですか(笑)。
藤原:
では電源をオンにしますね。
中村:
消しゴムの下のほうに何か見えるんですが……。
藤原:
これは大根おろしを作るときに使う“おろし器”です。
中村:
すりおろしてますよね(笑)。これはセコくはないんですか。
藤原:
全然、こういうことをしないと恋愛は進まないですから。
中村:
痛みを伴うんですね(笑)。これは両思いになるまでどのくらいの時間がかかるんですか。
藤原:
3日くらいですね。
一同:
(爆笑)
柳田:
この方法はすごいと思います。消しゴムって往復運動させて文字を消しますよね。人間の場合は往復運動がすごく得意なんです。しかしモーターは、基本できることが回転なんです。人間がやる往復運動をモーターにやらせるとしたら、この方法が最善ですね。もう少しスピードをあげれば、原始人の火おこしができちゃいますよ。
中村:
恋の炎がついちゃうぞ、みたいな。
一同:
(笑)
柳田:
これはモーターの重さで消しゴムを押さえつけているんですね。
藤原:
そうです。モーターが重いので下に押しつけられるようになっています。
柳田:
常に一定の力をかけられるというメリットがありますね。バネとかだとできません。
藤原:
本当は小さいモーターにしようと思ったのですが、消しゴムが動かなくなったりしたので、強いモーターを使っています。回転力ではなく、重さ、トルクという強さです。
吉田:
何用のモーターですか。
藤原:
大きめのラジコンですかね。
吉田:
電圧で回転数をコントロールできますよね。
田所:
もっと早くできるんじゃないですか。もっと早く恋が叶うかもしれない。
藤原:
じわじわとやったほうが恋は盛り上がるじゃないですか。
中村:
熱しやすく冷めやすいのはよくないですもんね(笑)。
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