神社は世界中にあるって知ってた? ハワイ、ブラジル、ヨーロッパetc……“海を渡った日本の神社”をまとめて紹介!
今回紹介する、大河チャンネルさんが投稿した『外国にある神社~海を越えた八百万の神々~』という動画では、音声読み上げソフトを使用して、海外にある神社について紹介していきます。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
動画内でアメリカ椿大神社の所在をアメリカの首都ワシントンしていますが、正確には「ワシントン州」です。申し訳ありません。指摘してくださった方ありがとうございます。
海外でも参拝できる世界の神社
魔理沙:
外国にある現存している神社を解説していく。霊夢:
外国に神社!? 想像つかないわね。魔理沙:
まずはこちら。ハワイにあるヒロ大神宮。祭神は天照大神。
ヒロ大神宮は外国にある神社で最も歴史が深く、1898年、明治31年に創建された。昔、多くの日本人がハワイに移住し、故郷への思いを胸に生活していた。そのとの思いの現れとも言えるのが、この神社だ。かつては海沿いのヒロ新町という日本人街にあったそうだが、津波の被害に遭い、今の場所に移ったそう。
現在でも七五三や初詣などの行事があり、日系人が多く参拝に来られるそう。ハワイには多くの日本人が移り住んだ。だからヒロ大神宮以外にもハワイにはいくつか神社があるんだ。
ここはハワイ出雲大社。出雲大社の分社だそう。祭神は大国主命、ハワイ産土神。産土神は土地の守護神だ。
霊夢:
ということは、ハワイの守護神なのね。外国で新しい神様が生まれることもあるのね。移民がいたからっていうなら、ブラジルにもたくさん神社がありそうね。魔理沙:
ブラジルにもあるぞ。ブラジルで一番歴史があるのが、神乃家厳戸神社ブラジル大神宮だ。長いからブラジル大神宮と呼ばせていただきます。祭神は造化三神や天照大神など日本の神様が数柱の他、ピラホーやアパレシーダの聖母といった現地で信仰を集める存在も祀られている。
そしてブラジルの神社には開拓者が祀られているパラナ州開拓神社がある。ここは北海道の開拓神社を参考に社殿が造られ、日本人の移民導入に尽力した者や通訳者が祀られている。
そして開拓に欠かすことのできなかったクワや鎌など、五つの農機具が五種の神具として奉納されている。
霊夢:
海外の神社って、日系人が多くいる国にできていくものなのね。魔理沙:
たしかに数だけで言えばそうなんだが、別に移民が少ないから神社がないというわけでもない。ここはサンマリノ共和国にあるサンマリノ神社。サンマリノ共和国はイタリア半島にある世界で5番目に小さな国だ。ここはヨーロッパ初の神社本庁が承認した神社で、東日本大震災の犠牲者を追悼するために2014年に創建された。
祭神は天照大神。宮司さんは日本で神職の資格を所得したサンマリノの方だ。
霊夢:
外国人も神職に就けるのね。それにしてもヨーロッパにもあるだなんて、神社って結構ワールドワイドな存在なのね。魔理沙:
そんな海を越えた神社たちの中でも、個人的にかなりワールドワイドな神社がこちら。アメリカ椿大神社。
椿大神社の分社でワシントン州にある。アメリカの神社って、ほとんどがハワイにあって、唯一本土にあるのがここなんだ。あとはサイパンに2ヶ所らしい。祭神は猿田彦など、日本の神様の他、アメリカ国土国魂神、そして合気道の神として天之村雲九鬼さむはら竜王が祀られている。合気道の神がいるのは、宮司さんがアメリカ人の合気道家だからだろう。
ここは初詣や七五三などの行事はもちろん、日本文化の発信に力を入れていて、新道のセミナーをしたり、地元の祭りにも積極的に参加している。決して膨大な数ではないものの、一つひとつの場所に日本の思いや生活、文化が息づいていてとても興味深いな。
日本だけではなく、海を越えた先でも神様との縁を感じて生活できるのは素敵ですね。解説をノーカットで楽しみたい方はぜひ動画を視聴してみてください。