炭酸水+メントス=噴き出す…では“メントスが入った水”に炭酸を入れたらどうなる? 実験してみた!
今回紹介したいのは、xjoo92さんが投稿した『【逆で検証】メントスが入った水に炭酸をいれてみた【ゆっくり実況』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
炭酸が入った水にメントスを入れると泡が吹き出す…ではその逆は? メントスが入った水に炭酸を入れる遊意義な動画です!気液平衡への理解がちょっとだけ良くなるかも…(あまり期待しないでください)
※ソーダストリームの利用方法として正しくない利用をしています。真似しないでください。
炭酸水にメントスを入れると、炭酸が一気に抜けて吹きこぼれます。
では逆に、メントス入りの水に炭酸を入たらどうなるのでしょうか。投稿者のxjoo92さんが検証します。
炭酸を入れるには、ソーダストリームを使います。専用のボトルに水を入れてボタンを押せば、水があっという間に炭酸水になる装置です。
あとはメントスグレープとワイヤーで作ったメントスホルダーを用意。
メントスホルダーにメントスを挟むと、ボトルの中でのメントスが観察しやすくなります。
メントス入りの水ができたところで、ソーダストリームをスイッチオン。水に炭酸を入れていきます。
※これはソーダストリームの正しい使い方ではありません。くれぐれも真似しないようお願い致します。
機械を止めたところ、メントス入りの水に特に変化は見られませんでした。
炭酸を足しても何も起きないのでボトルを外します。
すると、めっちゃシュワシュワしている!
今回は水なので泡が残りにくく吹きこぼれたりはしませんが、泡立ちやすい液体ならこぼれていたかもしれない勢いです。
この泡は、開封したあとのコーラがシュワシュワしているのと同じ原理によるもの。
開封前は液体に溶け込んだ炭酸が出て行こうとする力と二酸化炭素が炭酸になって溶け込もうとする力が同じくらいの関係、つまり平衡状態になっています。
しかし蓋を開けるとガスが抜けて、出て行こうとする力のほうが相対的に強くなります。そうなると二酸化炭素として炭酸が抜けていく方向の変化が起き、泡となって二酸化炭素が現れるのです。
今回の実験では、ソーダストリームを使っているときは徐々にガスが充填されて内部の圧力が上がり、二酸化炭素が溶け込んでいきました。
そしてボトルを装置から外すことで中のガスが抜けて圧力が下がり、泡が発生。このとき、多孔質であるメントスは気泡が生じやすいので、メントスの周辺で泡が沢山発生したというわけです。メントスを溶かさず、そのまま入れたのはこのためだったのですね。
メントスコーラ現象にはまだ解明しきれていない部分もあるので、通論と違う結果が出れば面白いと思い試みた今回の実験。ソーダストリームで作ったメントス入りの水に炭酸を入れたものは、ほんのりグレープ風味で甘くなくて美味しくない、という結果が得られました。
視聴者のコメント
・うぽつ
・溶かすとかそういうわけではないのね……
・ん~バブ
▼動画はこちらから視聴できます▼
『【逆で検証】メントスが入った水に炭酸をいれてみた【ゆっくり実況』
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