戦艦大和を3Dプリンターで建造してみた! 最新の考証に基づいて細部までこだわって制作 7隻も試作してようやく完成した一品をご覧あれ
今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『3Dプリンターで究極の戦艦大和をつくってみた2』という、宮間めさの『テイコク立体』さんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
3Dプリンターで大和をつくる!
投稿者の宮間めさの『テイコク立体』さんは、旧日本軍の戦艦や戦闘機などミリタリーに関する動画を投稿しています。
今回の動画では、以前制作した戦艦大和の3Dデータを最新の考証に基づいて改良し、3Dプリンター立体物を制作するようです。
以前制作した3Dデータをグレードアップさせます。
細部までこだわってモデリングしています。
しかし、史実の戦艦大和を再現するだけでは3Dプリンターで出力するデータとしては上手くいかないそうです。
実際に出力してみると、細い部分がしなしなになってしまったり、あるはずのディテールが消えてしまいました。
綺麗に造形できるように調整を繰り返しながら試行錯誤。最終的に、戦艦大和が7隻建造されたそうです。
3Dプリンターで出力する場合、細すぎるパーツは作れないとのことで各部を地道に太くしていきます。
さらに木甲板のディテールなど立体物としての見栄えもグレードアップしていきます。
出来上がったデータですが、このままでは大きすぎて印刷できないため3分割します。
各部のパーツにサポート材を付けて、ようやく印刷用のデータができました。
3Dプリンターで出力して、パーツの出来を確認します。
綺麗に印刷できているように見えますが……
硬化しきる前の材料が垂れて形が崩れている部分があります。
対策として、パーツを傾けて印刷することで、垂れる方向を調整して仕上がりを良くするようです。
ただ、斜めになったことで造形できない部分が現れてしまったので、ここにはサポート材を追加して対応します。
材料が垂れてしまう以外にも、薄い部分がよれてしまっているのも見つかりました。
こちらは本番用の材料で印刷したところ綺麗にできたそうです。
また、反りにも悩まされたそうです。
3Dプリンターを使いこなすには難しい部分もあるようです。
しかし、上手く出力できたものは非常に細やかな仕上がりです。
出力に成功したモデルを使い、いよいよ組み立てを始めます。
まずはサポート材を取って、表面をやすりで仕上げます。
3分割したパーツは穴にピンを入れて繋ぐことで合体させます。
ですが8か所の穴でピンの位置を合わせるのは難しかったようです。
最新版では穴は2つにしたそうです。
ここでは連結に使う穴を減らして何とか組み立てました。
大きな隙間ができてしまっています。
隙間はパテで埋めて成形します。
最後にエアブラシと筆で塗装して完成です。
完成品がこちら。
細部までこだわった造形で迫力のある出来栄えになっています。
投稿者の宮間めさの『テイコク立体』さんは、こちらの3Dデータの販売も行っているそうです。
興味がわいた方は、ぜひ下記のリンクから動画でもお楽しみください。
▼動画はこちらから視聴できます▼
『3Dプリンターで究極の戦艦大和をつくってみた2』
https://www.nicovideo.jp/watch/so44430810
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