日本では見ることのできない「コヨーテ」ってどんな動物? 北米の都市部まで進出しているイヌ属の生態を解説してみた
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今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『ひとくち動物図鑑#63 コヨーテ [VOICEROID解説]』というムカデさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
今回ニコニコ用とYouTube用を作った時期に差がある為、内容が結構違います

北アメリカに広く分布するイヌ科の動物「コヨーテ」について、投稿者のムカデさんが解説します。体長およそ1メートルから1.3メートルと、中型犬としては大きめ、大型犬と呼ぶには小さい、といったサイズだそうです。

オオカミやイヌとは近縁な関係なため交配が可能。繁殖力のある子どもが生まれることもあり、コヨーテ(coyote)とオオカミ(wolf)の間に生まれるのはコイウルフ(coywolf)、犬との間に生まれるのはコイドッグ(coydog)と呼ばれます。

例えば五大湖を中心によく見られるイースタンコヨーテはオオカミの血が入っていて、さらにアメリカアカオオカミやイヌの血も加わっているとのこと。遺伝の割合としてはコヨーテが6~7割、オオカミが2~3割、あと1割がイヌやアメリカアカオオカミが入っていたり入ってなかったりするそうです。イヌ属の盛り合わせみたいな存在だとか。

そんなオオカミに近いコヨーテですが大きさの比較はこんな感じです。かなりの体格差がありますね。

耳やマズルの形状も異なっています。
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