糖尿病=「尿に糖が出る病気」ではない? 高血糖が血管にダメージを与える仕組みを薬剤師が解説
今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『【解説】 『糖尿病って結局どんな病気なの?』 【糖尿病治療薬 徹底解説 #1】』といういわし@超ビビリさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
今回は糖尿病の治療薬を徹底的に解説していきます。 過去の解説動画で紹介したことのあるお薬ばっかりですけど… いいねを押すとプチお薬解説を見ることができます。

薬剤師として様々な薬の解説を行ってきた投稿者のいわし@超ビビリさん。治療薬の解説の前に、「糖尿病」という病気についての基礎知識を動画にまとめました。まず、糖尿病とは、名前通りの「尿に糖が出る病気」ではないとのことです。

糖尿病は、「尿に糖が出るくらい血糖値が高い病気」という表現が近いのだそう。通常は、尿中に糖はほとんど検出されないのだとか。

最初は腎臓で起きていることの解説です。血液をろ過して尿を作る腎臓ですが、最初に作られる尿には糖が含まれています。

ろ過されてできた尿は、膀胱に集まってくる間に水の99%は血液中に戻され、残り1%が膀胱にたまります。そして糖も膀胱に到達する前にほとんどが血液中に戻されるとのこと。

しかし血糖値が高すぎてろ過された尿の中にも大量の糖が含まれている場合、血液中への再吸収が間に合わなくなります。そうして尿中に糖が出てくるのが、「糖尿病」の名前の由来なのだそうです。

ただし、尿に糖が出ないから糖尿病ではない、というわけではありません。そのため、「糖尿病」という呼称を変えた方がいいのでは、という意見もあるのだとか。

では、血糖値が高いとなぜ体に悪いかというと、濃度の高い糖分は血管を傷つけるからだといわし@超ビビリさん。

特にダメージを受けやすいのは細い血管のある場所。具体的には手先足先の末梢、目、そして腎臓です。そのため、末梢神経障害、網膜症、糖尿病性腎症が糖尿病の3大合併症と呼ばれています。どのような症状か知りたいという方は動画でご確認ください。2分20秒からが該当箇所です。他には、動脈硬化による心筋梗塞のリスクにも関わるそうです。

透析の原因第1位の糖尿病ですが、腎機能が目に見えて悪くなりはじめたら手遅れなことが多いのだそう。このラインを超えるともう戻らないという地点を、ポイントオブノーリターンと言います。そこを超えるまでに血糖値をしっかり下げないといけないけれど、自覚症状が出にくいので意識を高めるのが難しいとのことでした。

続いては、なぜ血糖値が高くなるのかについて。いわし@超ビビリさんによると、人間の体には血糖値を上げるシステムはいくつも備わっているそう。

しかし、血糖値を下げるシステムは、「インスリン」というホルモン1つしかありません。

インスリンは血糖値の上昇を確認すると膵臓で分泌され、各臓器の細胞内に糖を取り込むのを促進して、血液中の糖を減らします。これも糖の利用を促すことが主目的で、血糖値が下がるのはあくまで結果なのだそう。

糖尿病においてキーとなるインスリン。このインスリンの働きが不十分になると血糖値が下げきれなくなります。このインスリンの作用不足の原因は、インスリンが十分に分泌されない「インスリンの分泌不全」と、インスリンは十分に分泌されているけれど効き目が落ちている「インスリンの効果不足(インスリン抵抗性)」の2つです。体脂肪は2つめのインスリン抵抗性を増加させると言われています。

これらを踏まえ、糖尿病は1型糖尿病と2型糖尿病に分かれるのだそうです。

そして、糖尿病の治療法は大きく分類して4種類です。具体的な薬の解説については、シリーズ「糖尿病治療薬 徹底解説」にまとめられています。興味を持たれた方はぜひ動画をご覧ください。
視聴者のコメント
・インスリンに依存してるなぁ
・電設とか総務が全部のIT責任者させられる古い会社みたいだあ
・生物としては飢えへのマージン確保が最優先だからこうなったのかな?
・どっちも遺伝絡むのかよ!
・だから太っちゃダメなのか・・
・人体が適応するのはいつだろうか
▼動画はこちらから視聴できます▼
『【解説】 『糖尿病って結局どんな病気なの?』 【糖尿病治療薬 徹底解説 #1】』
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