とある”混浴温泉”潜入レポート 女性の背中を勝手に洗う「ボイラーおじさん」の正体とは
潜入ライターとして活躍するニポポ氏が、5月28日放送の「ニポポのニコ論壇時評」にて、埼玉県比企郡吉見町にある混浴温泉「百穴温泉」に潜入したレポートを公開しました。
潜入アイドルのみづきあかり氏とともに、目的地の温泉にたどり着いたニポポ氏は、温泉に潜む妖怪「ボイラーさん」の話を耳にすることに。その妖怪は、なんと利用女性客の背中を流しに来るという。
本記事では、“謎の混浴温泉”潜入シリーズの【前編】として、百穴温泉の様子や、泉内に出没する妖怪ボイラーさんの生態について、ニポポ氏が体験したエピソードをお届けします。
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謎の混浴温泉「百穴温泉」とは
ニポポ:
それでは、「百穴温泉 春奈」のご紹介をしましょうか。
はい。こんな感じですね。
みづき:
7年前ぐらいですかね。
ニポポ:
ここ、営業許可はちゃんと取られてますけれども、これが実は曲者であって。
現状、「男女が全裸で一緒に入れるっていう混浴の温泉を作ろう」と言おうものなら、通常は許可が降りないんですよ。じゃあ、現状を維持していくしかないと。ということになるんですけれども、現状の維持をするには、どうするか。
例えばですけれども、ボイラーがある。風呂桶がある。屋根がある。これ、どうしなきゃいけないでしょうか?
みづき:
温泉やらなきゃいけないじゃないですか?
ニポポ:
そう。だから、整備しなきゃいけない。これ、建て替えもリフォームもできません。
ちょっと前に問題になったけれども、大宮の風俗街が全部建て替えができなくて、しかも、消防法に引っかかるような建物ばかりなんだけれども、それも改築できない。そこで大火事が発生して、人が亡くなるということがありました。で、火事になってどうなるかと言ったら、それ、取り壊すしかないんですよね。
みづき:
うん。再築できないということですもんね。
ニポポ:
そう。再建築不可。なので、同じように、混浴温泉も、今あるもののみ。で、あとは、増やすことができないので、維持管理がギリギリやっていけるものが、なんとか運営し続けていられるっていうような状況にあるわけです。
みづき:
ピンチ。
ニポポ:
ピンチでございますよ。という中で、百穴温泉がどのぐらいのクオリティを保っているのか? 次の画像に行ってみましょうか。
はい。いい写真ですね。
みづき:
(笑)
ニポポ:
廃校になった小学校の体育館みたいなところが温泉になっています。これが、そこに向かうための唯一の廊下ですね。で、この画面をご覧になっていただくと、コカ・コーラの自販機がありますね。
みづき:
自販機。
ニポポ:
この自販機を超えた右手に入口がございますけれども、ここを入ったところに、5メートルから7メートルぐらいの廊下がありまして。そして、脱衣所があって、その奥が、いわゆる温泉になっているということでございます。
みづき:
はい。
荒れ放題な中庭
ニポポ:
で、これが中庭、かな (笑)?
みづき:
(笑)。廃墟ですけどね。完全に。
ニポポ:
完全に廃墟。そして、あの廊下に流しがありましたよね。その流しの上の窓をガラガラって開けたら、見える景色がこれです。
みづき:
(笑)。別に見なくてもいい感じのクオリティの庭ですけどね。
ニポポ:
で、この左手奥に、スプレーでぐにゃぐにゃと描かれた窓ガラスがある。
これによって、中が覗けないようになっている。要は、この中が温泉なんでございます。雑ですよね。
みづき:
(笑)。ムラもめちゃめちゃありますからね。
ニポポ:
そして、この入り口に入って、右手のちょっと上の方。ここが、いわゆるボイラー室。ここに、この百穴温泉の“妖怪”が住んでいると。