日本は132位“仕事への熱意度ランキング”139ヶ国中で最低クラス ←これって「みんな嫌々仕事している割に日本は頑張ってる」って事じゃない?
仕事に厳しいというよりも、仕事をしていないように見える人に厳しい
山路:
よくヨーロッパの話を聞くと、割りと多くの人は仕事を苦役だと割り切っています。「仕事は嫌なものだから、ちゃっちゃっとやって残業せずに帰る」そういう割り切った考え方の人が多いというじゃないですか。その辺に比べるとなんか日本人って比較的、熱意がありそうな気がするんですけれども。
小飼:
あのね。仕事に厳しいというよりも、仕事をしていないように見える人に厳しい。なんかエクセルでマクロを書くと怒られるとか。そういう話ね。
山路:
エクセルでマクロを書いて、今まで手作業でやっていた仕事を素早くやるようにしたら怠けていると言われたという。
小飼:
そうそう。
山路:
冗談かと思ったら本当にあるんですね。
小飼:
本当にあるんですよ。
山路:
なんか結局、労働者同士の足の引っ張り合いみたいなものが過酷な労働環境を生んでいるとも言えちゃうということなんですか。
小飼:
実は、色々なところに波及していると思うよ。満員電車の問題だってそれじゃないんですかね?
山路:
みんながオフィスにいなきゃ、人からなんとなく後ろ指を指されると思うから、みんな行っちゃうというわけで。
小飼:
だったら定時にオフィスにいなきゃいけないわけだから、それはそれで良しとしましょう。もっとすごいのは遅延証明書というものを出すじゃないですか。あれって耐え忍んで行っていることの証左じゃないですかね。
山路:
わざわざ遅刻してペナルティがある、みたいな。
小飼:
嫌々行っているけれども、行ってやったんだぞと。俺はちゃんと苦行に耐えてオフィスに来ようとしたんだぞ、と。
山路:
なるほど、そんな見方もできるわけか。
小飼:
遅延証明書まで出す国というのは僕も知らないわ。もしどうしても必要であれば、ググればいい話でしょ?
山路:
確かに。そういう鉄道の情報は出ているわけですもんね。確かに、なんで出さなきゃいけないんだろうという感じはありますよね。